Ajaxフレームワーク ユーザーズガイド
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用語集


 

Ajax(Asynchronous JavaScript + XML)

JavaScriptのXMLHttpRequestオブジェクトを利用して非同期にサーバと通信し、ページ全体を読み込まずにページの必要な部分だけを書き換えるWebアプリケーションの開発技術です。


 

Ajaxフレームワーク環境定義ファイル

Ajaxフレームワークの通信フレームワークの動作環境を設定するXML形式のファイルです。


 

Ajaxページエディタ

Ajaxフレームワークアプリケーションで利用する画面をGUIベースで編集するツールです。
Eclipseのプラグインとして動作します。


 

Apcoordinator

Java(TM) 2 Platform, Enterprise Edition(J2EE)に従ったアプリケーションの構築を支援するアプリケーションフレームワーク製品です。


 

Apcoordinator連携機能

Webブラウザ上のJavaScriptアプリケーションから、Apcoordinatorを利用する機能です。


 

Eclipse

オープンソースとして公開されている統合開発環境(IDE)です。
Eclipseのプラグイン機能を使用することで、開発環境を拡張することが可能です。


 

HTTPリクエスト

WebブラウザからWebサーバに対して処理や動作を要求する送信です。HTTPプロトコルに従って送信されます。


 

HTTPレスポンス

Webサーバからブラウザに送られるリクエストの処理結果です。


 

Interstage

富士通の提供するアプリケーションサーバ製品のファミリー名です。


 

Interstage Application Server

富士通の提供するアプリケーションサーバ製品です。


 

Interstage Studio

Ajaxフレームワークアプリケーション(Ajaxフレームワークを利用したWebアプリケーション)を開発するときに利用する、コンポーネント指向のJava統合開発環境です。アプリケーションを効率的に開発するための各種デザインツール、開発支援ツール、コンポーネント部品が組み込まれています。


 

JSON(JavaScript Object Notation)

JavaScriptから派生した、データ交換を行うためのデータ記述形式の1つで、テキストベースのデータフォーマットです。


 

JSP(JavaServer Pages)

Javaによる動的Webページです。JSPタグやJSPスクリプトレット記述により、サーバでの動作を記述します。


 

J2EE(Java 2 Enterprise Edition)

Sun Microsystems社のプログラミング言語“Java 2”の機能セットの1つで、企業の業務システムや電子商取引などで使われるサーバに必要な機能をまとめたものです。標準機能セットのJava 2 Standard Edition(J2SE)に、サーバ用のAPIや諸機能を付加したものといえます。


 

REST(Representational State Transfer)

HTTPプロトコルのGETやPOSTメソッドによるリクエストに対して、XMLで応答を返すようなシステムです。
Webサービスのうち、REST形式で動作するサービスをRESTサービスと呼びます。


 

RIA(Rich Internet Application)

Javaアプレット、Ajaxなどを用いたユーザインタフェースによって、単純なHTMLで記述されたページに比べて操作性や表現力に優れたWebアプリケーションのことをいいます。


 

SSL(Secure Sockets Layer)

Netscape Communications社が提唱した、インターネット上で情報をのぞき見されないようにするためのネットワークセキュリティ方式です。Webサーバへの接続時に、まず相手の認証や使用する暗号などを確認し、相互に認証したあとで送受信を行うという2階層になっています。


 

UI部品

クライアントで使用するAjaxフレームワークの部品群の総称です。UI部品には、以下の3種類があります。


 

Webアプリケーション

HTMLファイル、イメージファイル、サーブレット、JSPファイルなどのWebリソースと、Webアプリケーション環境定義ファイルから構築します。機能を、1つのWebアプリケーションのパッケージ単位として開発できます。


 

Webサービス

HTTPなどのインターネット関連技術を応用して、Web上で公開されているサービスです。


 

WYSIWYG(What You See Is What You Get)

出力イメージ(文書や画面)を確認しながら編集できるという概念を表します。


 

XHTML(Extensible HyperText Markup Language)

HTMLをXMLの文法で定義し直したマークアップ言語です。


 

XML(Extensible Markup Language)

文書、データの意味や構造を記述するための汎用的なマークアップ言語です。


 

XSL(Extensible Stylesheet Language)

XMLのスタイルシートを記述する言語です。


 

XSLT(XML Stylesheet Language Transform)

XMLの構造を別の形式に変形するための変換ルールを記述するものです。


 

XSLTプロセッサ

XSLTの定義に従って、XML形式のデータをHTML形式やほかのドキュメント形式へと変換するものです。
スクレイピングツールで利用しています。


 

アクションイベント

画面部品が操作されたときに発生するイベントです。


 

アクセスログ機能

ブラウザ上のJavaScriptアプリケーションからWebサービスへのアクセスログを収集し、出力する機能です。


 

アダプタ

様々なWebサービスとのアクセスを制御する部品の総称です。マッシュアップフレームワークでは、RESTサービスやHTMLサービスのためのアダプタを提供しています。


 

アプリケーションサーバ

アプリケーションの実行環境と運用の管理機能を提供するソフトウェアです。


 

イベント

画面上の操作に対して発生する通知のことです。ユーザが画面部品に対して操作したときに発生するイベントと、画面そのものに対して操作したときに発生するイベント(グローバルイベント)の2種類があります。


 

イベントオブジェクト

イベントが発生してリスナが呼ばれた場合、リスナ関数の引数に渡されるものです。主なイベントオブジェクトに、アクションイベントとプロパティチェンジイベントがあります。


 

イベントハンドリング機能

画面に対するイベントリスナを管理し、イベントの発生時に適切なユーザロジックを呼び出す機能です。クライアントフレームワークの機能の1つです。


 

イベントリスナ

イベントの受信を行うためのメソッドが定義されたインタフェースです。


 

イベントログ機能

通信フレームワークのクライアント側のJavaScriptから、サーバ側のログを出力する機能です。


 

画面部品

入力フィールド、チェックボックス、テーブルなど、画面に表示される機能を提供する部品です。


 

簡易通信方式

サーブレット連携機能において、アプリケーションを容易に構築するために利便性を重視した通信の方式です。アプリケーションは、JavaScriptアプリケーションとビジネスロジック間の通信にサーブレット連携機能のAPIを使用します。JavaScriptのオブジェクトとビジネスロジックのJavaBeanは、サーブレット連携機能の中で相互変換されます。


 

機能付加部品

入力フィールドへの入力時に文字列を補完するオートコンプリーション機能、フォーカス制御機能など、画面部品に対して機能を付加する部品です。


 

機能部品

データモデルを定義するなど、画面内部に機能をもつ部品です。


 

クライアント通信API

ブラウザ上のJavaScriptアプリケーションから、Webサービスを呼び出す機能です。


 

クライアントフレームワーク

Webブラウザ上のJavaScriptで動作するAjaxフレームワークの機能です。クライアントフレームワークには、以下の4つの機能があります。


 

クロスドメイン制約

JavaScriptのXMLHttpRequestオブジェクトを利用してサーバと通信する場合、セキュリティを確保するため、JavaScriptを読み込んだページがあるサーバ以外にはアクセスできません。この制約をクロスドメイン制約と呼びます。


 

グローバルイベント

ファンクションキーを押した場合など、画面そのものに対して操作したときに発生するイベントのことです。


 

グローバルイベント制御機能

画面そのものに対して操作したときに発生するイベントを制御する機能です。F1〜F12までのファンクションキーに対して、keydown、keypress、およびkeyupのイベントを検出することが可能です。クライアントフレームワークの機能の1つです。


 

サービス管理機能

ブラウザ上のJavaScriptアプリケーションからアクセスするWebサービスを管理する機能です。


 

サービス認証機能

Webサービスにアクセスする際に、認証情報を付加する機能です。


 

サーブレット

Webサーバ上で動作するJavaアプリケーションです。ダイナミックな処理結果を返却するアプリケーションの開発に適しています。


 

サーブレット連携機能

ブラウザ上のJavaScriptアプリケーションから、サーブレットを利用する機能です。


 

サロゲートペア

従来のUnicode(UTF-16)では未使用だった0xD800〜0xDBFF(1024通り)を上位サロゲート、0xDC00〜0xDFFF(1024通り)を下位サロゲートと規定し、上位サロゲート+下位サロゲートの32ビットで1文字を表現する方法です。


 

自動脱出機能

最大文字数を超えて文字列が入力されたときに、次の画面部品に自動的にフォーカスが移動する機能です。
自動脱出機能を利用するには、対象部品に最大入力文字数、およびフォーカスの移動先を指定しておく必要があります。


 

スクレイピング機能

各サービスから取得したデータのうち、実際に必要なデータだけを切り出す機能です。


 

スクレイピングツール

Ajaxフレームワークアプリケーションで利用するWebアプリケーションをGUIベースでスクレイピングし、XSLファイルを作成するツールです。


 

セキュリティ機能

リクエストの正当性を確認する機能です。


 

セキュリティロール

Interstage管理コンソールを使用するユーザに割り当てられた権限です。
セキュリティロールによって、ユーザをグループ分けすることができます。


 

セション

サーバとクライアントとの接続を表します。クライアントごとに1つのセションが作成されます。


 

遅延読込み

画面の一部分を別に用意しておき、ユーザが画面を操作している間に、裏で画面情報を読み込むことをいいます。


 

通信フレームワーク

Webブラウザで動作するJavaScriptアプリケーションとJ2EEサーバ間の通信を支援するAjaxフレームワークの機能です。通信フレームワークには、以下の機能があります。


 

データBean

クライアントとビジネスクラスの間のデータ受渡しを行うJavaBeans形式のクラスです。


 

データBean共有

AjaxフレームワークアプリケーションとApcoordinatorアプリケーションとで、データBeanを共有するための機能です。データBeanを共有することにより、Apcoordinatorアプリケーションで利用するデータBeanの情報を、Ajaxフレームワークアプリケーションで更新することができます。


 

データ型変換機能

クライアントのJavaScriptとサーバのJava間での双方向オブジェクト変換機能です。通信フレームワークでは、メソッド実行前後に、データ型変換機能を利用してオブジェクト変換を行います。


 

データ形式変換機能

アダプタから受け取ったXML情報をクライアントのJavaScriptで使えるように、JSON形式に変換する機能です。


 

汎用通信方式

サーブレット連携機能において、アプリケーションの自由度を重視した通信の方式です。アプリケーションは、JavaScriptのオブジェクトとビジネスロジックのJavaBeanとの変換にサーブレット連携機能のAPIを使用します。JavaScriptアプリケーションとビジネスロジック間の通信は、WebブラウザとWebサーバの機能を使用して実装します。


 

ビジネスクラス

ビジネスロジックを記述するJavaのクラスをビジネスクラスと呼びます。


 

ビジネスメソッド

ビジネスクラス内に記述されたメソッドで、クライアントから送信されたデータを処理します。


 

ビジネスロジック

アプリケーションが実現する業務処理そのものをビジネスロジックと呼びます。


 

非同期通信

送信側と受信側とでデータ送出のタイミングを合わせる必要がなく、任意のタイミングでデータを送信する通信方式です。


 

プロパティチェンジイベント

モデルの値が変更されたときに発生するイベントです。


 

マッシュアップ

複数の異なるWebサービスやアプリケーションを組み合わせて、1つの新しいサービスを形作ることです。


 

マッシュアップ定義ファイル

マッシュアップフレームワークの動作環境を設定するXML形式のファイルです。


 

マッシュアップフレームワーク

WebブラウザとWebサービスの通信を中継するAjaxフレームワークの機能です。複数のWebサービスを組み合わせたWebアプリケーションの作成が可能となります。
マッシュアップフレームワークには、以下の機能があります。


 

マッシュアッププロキシ

クライアント通信APIからの呼出しに応じて、様々なWebサービスから情報を取得する機能です。
マッシュアッププロキシでは、Webサービスを呼び出すために以下の機能を提供します。


 

モデルオブジェクト

ユーザアプリケーションが利用するデータを定義したものです。モデルオブジェクトはモデル定義部品で定義します。


 

モデルバインディング機能

画面部品から入力されたデータをモデルオブジェクトに反映したり、モデルオブジェクト内のデータが更新されたときに画面部品に値を反映したりする機能です。クライアントフレームワークの機能の1つです。


 

ユーザ認証

ユーザを、ユーザID/パスワードや証明書により判定し確認する処理です。


 

ユーザロジック

サーバとの通信量を最適化するためにJavaScriptで実装したアプリケーションです。


 

ログ出力レベル

ログのレベルは、ログの詳細度を表します。レベルには、高い順から、TRACE、INFO、WARN、ERRORの4種類があります。特定のレベル以下のログだけを出力するように設定して、不要なログを抑止することができます。


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