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付録H Apcoordinator開発環境

H.5 検証

Apcoordinator開発環境では、Apcoordinator関係定義バリデータを利用して、Apcoordinatorプロジェクトの入出力ページ、ページマップ、コマンドマップの内容についてチェックを行います。
チェックした結果、問題がある場合は、Problemsビューに結果が表示されます。

Apcoordinator関係定義バリデータはデフォルトで有効なValidatorに設定され、ビルド時に関係定義チェックが行われます。

チェックした結果、以下のように問題ビューに表示します。

■チェック内容

チェックを行う項目を以下に示します。

エラー一覧

以下に、表示されるエラーメッセージの一覧を示します。

メッセージ

対処

コマンドマップに定義されていません

  • UJIタグ、またはINPUTタグで定義されているコマンドとデータBeanの組み合わせが、コマンドマップ、またはコマンドマップに定義されているコマンドスクリプティングに定義されているか確認してください。
  • uji:formタグ、またはFORMタグの外に配置され、formアトリビュートが省略されたuji:anchorタグについて、以下の組み合わせがコマンドマップ、またはコマンドマップに定義されているコマンドスクリプティングに定義されているか確認してください。
    • uji:anchorタグのbeanIdアトリビュートで指定されたデータBeanと、verbアトリビュートに指定されているコマンドの組合せ
    • uji:anchorタグのbeanClsアトリビュートで指定されたデータBeanと、verbアトリビュートに指定されているコマンドの組合せ
    • uji:anchorタグのbeanIdアトリビュート、beanClsアトリビュートの両方が省略されている場合、データBeanなし、verbアトリビュートに指定されているコマンドの組合せ

uji.verbで使用しているコマンドがコマンドマップに定義されていません

UJIタグ、またはINPUTタグのコマンドがuji.verbリクエストパラメタの場合、valueアトリビュートに指定されているコマンドがコマンドマップに指定されているか確認してください。

構文エラー

  • ページマップファイルの構文が、“データBeanクラス;コマンド=JSPファイル”の形式か確認してください。
  • コマンドマップファイルの構文が、“データBeanクラス;コマンド=ビジネスクラス.メソッド”の形式か確認してください。

プロジェクトフォルダにファイルがありません

指定されているJSPファイル、データBeanファイル、およびビジネスクラスファイルがプロジェクトに含まれているか確認してください。

パッケージ定義に相違があります

  • ページマップファイルに定義されているデータBeanのパッケージ名と、データBeanファイルのパッケージ名が同一か確認してください。
  • コマンドマップファイルに定義されているビジネスクラスのパッケージ名と、ビジネスクラスファイルのパッケージ名が同一か確認してください。
  • コマンドマップファイルに定義されているデータBeanのパッケージ名と、データBeanファイルのパッケージ名が同一か確認してください。
  • コマンドスクリプティングで定義されているデータBeanのパッケージ名と、データBeanファイルのパッケージ名が同一か確認してください。

ファイルがありません

  • ページマップファイルに定義されているデータBeanファイルが存在するか確認してください。
  • コマンドマップファイルに定義されているビジネスクラスファイル、およびデータBeanファイルが存在するか確認してください。

コマンドマップに定義されているメソッドがビジネスクラスに定義されていません

コマンドマップファイルに定義されているメソッドがビジネスクラスのウィザード情報に定義されているか確認してください。

このファイルは拡張コマンドマップではありません。ファイル内容を確認してください

拡張コマンドマップファイルのルート要素が“<commandMap>”になっているか確認してください。

拡張コマンドマップの解析に失敗しました。ファイル内容が正しいか確認してください

拡張コマンドマップファイルが正しいXMLファイルになっているか確認してください。

インクルード指定されているコマンドマップファイルがありません

インクルード指定されているコマンドマップファイルが存在するか確認してください。

インクルード指定されているコマンドマップファイルが再帰しています

インクルード指定されているコマンドマップファイルの内容を確認してください。

警告一覧

以下に、表示される警告メッセージの一覧を示します。

メッセージ

対処

uji:formタグのverbsアトリビュートまたはuji.verbsリクエストパラメタに定義されているコマンドを使用するinputタグ、uji:inputタグ、uji:treeViewタグ、uji:tableViewタグ、またはuji:anchorタグ、uji:pushButtonタグがありません

  • uji:formタグのverbsアトリビュートまたはuji.verbsリクエストパラメタに記述したコマンドが、以下のどれかのタグで使用されているか確認してください。
    • INPUTタグまたはuji:inputタグ
      コマンドはnameアトリビュートで指定します。
    • uji:anchorタグ
      コマンドはverbアトリビュートで指定します。
    • uji:pushButtonタグ
      typeアトリビュートを省略、または"submit"を指定した場合、コマンドはnameアトリビュートで指定します。
      typeアトリビュートに"scrollTable"を指定した場合、コマンドはuji.showbackを指定します。
    • uji:tableViewタグ
      pageSizeアトリビュートを指定した場合、コマンドはuji.showbackを指定します。
      headerアトリビュート、またはfirstDataColumnアトリビュートにlink:xxx、またはverb:xxxを指定した場合、コマンドはxxxの部分で指定します。
      dataCellTypeアトリビュートにlink:xxx、またはbutton:xxxを指定した場合、コマンドはxxxの部分で指定します。
    • uji:treeViewタグ
      firstDataColumnアトリビュートにverb:xxxを指定した場合、コマンドはxxxの部分で指定します。
      dataCellTypeアトリビュートにlink:xxx、またはbutton:xxxを指定した場合、コマンドはxxxの部分で指定します。
      headerアトリビュートにlink:xxx、またはverb:xxxを指定した場合、コマンドはxxxの部分で指定します。
  • formアトリビュートが指定されたuji:anchorタグ(フォーム指定モード)のverbアトリビュートに指定したコマンドが、formアトリビュートで指定されたフォームのverbsアトリビュート、またはuji.verbsリクエストパラメタに記述されているか確認してください。

FORMタグのコンテントにフォーム内モードのuji:anchorタグが存在します

uji:anchorタグのアトリビュートの記述が正しいか確認してください。
フォーム内モードのuji:anchorタグを使用する場合には、uji:formタグのコンテントで記述してください。

情報一覧

以下に、表示される情報メッセージの一覧を示します。

メッセージ

対処

使用するデータBean定義がみつからないため、コマンドマップのチェックは省略します

入出力ページ(JSPファイル)で、uji:useBeanタグのclsアトリビュート、uji:formタグのbeanClsアトリビュート、またはuji.beanリクエストパラメタによってデータBeanのクラス名が定義されていない場合に表示します。

ビジネスクラスはウィザード情報を含んでいないためメソッド存在チェックは省略します

ビジネスクラスファイルに、ウィザードを使用して作成した際に定義されるウィザード情報が含まれていない場合に表示します。

■注意事項

uji:tableViewタグの分割表示を使用した場合で、スクロールボタンを作成し、uji:formタグのverbsアトリビュートまたはuji.verbsリクエストパラメタにuji.showbackを記述した場合、以下の警告が表示される場合がありますが、アプリケーションの実行に問題はありません。

uji:formタグのverbsアトリビュートまたはuji.verbsリクエストパラメタに定義されている
コマンドを使用するinputタグ、uji:inputタグ、uji:treeViewタグ、uji:tableViewタグ、
またはuji:anchorタグがありません(uji.showback)

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