Storage管理サーバを運用するためには、以下のポート番号が必要となります。
そのため、Storage管理サーバで使用するポート番号を用意し、/etc/servicesファイルに記述する必要があります。
以下に、/etc/servicesファイルに設定する内容を示します。
また、表3.3 ポート番号の使用目的にそれぞれのポート番号の使用目的を示します。ポートフィルタリングの設定が必要な場合には、使用目的欄に記載した内容からポートへ接続する対象を確認した上で設定を行ってください。
#サービス名 ポート番号/プロトコル名 stgxfws 1226/tcp rdaswstf 2004/tcp rmiswstf 9851/tcp semswstf 9852/tcp smaclmgr 4660/tcp
なお、設定したポート番号がすでに設置システムで使用されている場合は、空いているポート番号を割り当ててください。
注意
Solaris版
ポート番号の設定が誤っている場合、以下のメッセージが出力されます。設定を確認してください。
component start : sh /opt/FJSVswstf/bin/stgdbcom start
SymfoWARE/RDB for AdvancedCopy Manager has been successfully started !!
RDA-SV for AdvancedCopy Manager failed to start !!
サービス名 | 受信ポート | 使用目的 |
---|---|---|
stgxfws | 1226/tcp | 管理するStorageサーバとの通信で使用します。 |
rdaswstf | 2004/tcp | ローカルマシン内での通信だけで使用します。 |
rmiswstf | 9851/tcp | GUIクライアントを利用するクライアントマシンとの通信で使用します。 |
semswstf | 9852/tcp | GUIクライアントを利用するクライアントマシンとの通信で使用します。 |
smaclmgr | 4660/tcp | ローカルマシン内での通信だけで使用します。 |
stgxfws_論理ノード名 (*1) | 任意/tcp | Storage管理サーバ業務の場合は、管理するStorageサーバの通信で使用します。 Storageサーバ業務の場合は、Storage管理サーバおよびサーバ間レプリケーション運用を行う相手のStorageサーバとの通信で使用します。 |
*1 :クラスタシステムとして運用する場合に、クラスタセットアップで作成した業務分必要となります。論理ノード名はクラスタセットアップで指定した名前であり、受信ポートはその業務用に設定した任意のポート番号です。
注意
/etc/servicesファイルの設定内容で記述されたポート番号とは別のポート番号を/etc/servicesファイルに設定した場合は、表3.3 ポート番号の使用目的中の受信ポートに記述したポート番号を設定したポート番号に読み替えてください。