AdvancedCopy Managerでは、以下の単位でLVM配下のボリュームをバックアップ/レプリケーションすることができます。
ボリュームグループ
ボリュームグループを構成する物理ディスク
LVM配下のボリュームのバックアップ運用については、「4.8 LVMボリュームの運用」を、LVM配下のボリュームのレプリケーション運用については、「7.8 LVMボリュームの運用」を参照してください。
論理ボリュームが存在するボリュームグループが管理単位になります。
AdvancedCopy Managerは、ボリュームグループを構成する物理ディスク単位にコピー処理を行います。
論理ボリューム単位で運用可能なLVMボリュームは、以下の条件を満足する必要があります。
1ボリュームグループ内に1物理ディスクであること、および、1物理ディスク= n論理ボリュームとなるように論理ボリュームが作成されていること。
図1.5 サポート可能な構成
LVM では、物理ディスク(LU:Logical Unit) 内に複数の論理ボリュームを定義することが可能であり、また、論理ボリュームの境界は、物理ディスクの境界とは全く無関係に定義することができます。
1つのボリュームグループに複数の論理ボリュームがある場合もサポートされますが、運用の際は以下の点に留意してください。
ファイルシステムが構築されている論理ボリュームの場合は、アンマウント/マウントはバックアップの前後、レプリケーションの前後で実施する必要があります。
論理ボリュームが存在するボリュームグループを構成する物理ディスクを管理単位とします。
ボリュームグループが、ボリュームグループ単位の運用でサポートされない構成の場合は、この運用を行います。
注意
クラスタ構成で運用する場合、クラスタを構成する全てのサーバにおいて、ボリュームグループを構成する物理ディスクのデバイス名(/dev/(r)hdisk#)が同じであり、デバイス名が指すETERNUSのディスクも同じである必要があります。
図1.6 ボリュームグループ単位の運用でサポートされない構成
バックアップやレプリケーションを行う際には、ボリュームグループ全体の整合性を保ってコピーを行う必要があります。