AdvancedCopy Managerは、運用情報として各種リポジトリや管理情報を保持しています。それらを総称しこの章ではデータベースと呼びます。データベースは大切な情報であり、長期運用によるリポジトリの容量が不足した場合、運用状況が導入当初と大幅に異なってきた際にリポジトリの容量が不足した場合、および不慮の事故に備え定期的なデータベースのバックアップの実施をお勧めします。(Oracleのデータベースなどの業務に利用されるデータベースとは異なります。)
以下に種別と取得タイミングについて記述します。
種類 | 契機 | 取得方法 | 容量 |
---|---|---|---|
データベース | Storageサーバの追加やデバイス情報の取り込みなど構成情報に変化が生じた時、あるいは、バックアップ管理やレプリケーション管理の運用情報に変化が生じた時 | 9.1.1.3.1 データベースの退避方法を参照してください。 | |
認証管理簿 | 認証の設定後 | 9.1.1.4.1 認証管理簿のバックアップを参照してください。 | |
レジストリ | Storage管理サーバでDBセットアップ(クラスタの場合はStorage管理サーバ業務構築)後やStorage管理サーバのサーバ情報(サーバ名、IPアドレス、ポート番号)を変更した場合 | 9.1.1.5.1 レジストリのバックアップを参照してください。 |
種類 | 契機 | 取得方法 | 容量 |
---|---|---|---|
レジストリ | Storageサーバの追加やStorage管理サーバのサーバ情報(サーバ名、IPアドレス、ポート番号)を変更した場合 | 9.1.1.5.1 レジストリのバックアップを参照してくたさい。 | |
バックアップ管理簿 | バックアップ業務終了後 | 9.1.1.1.1 バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルのバックアップ | 9.1.1.1.1 バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルのバックアップを参照してください。 |
バックアップ管理の前後処理スクリプト | 前後処理スクリプトを変更したとき | copyコマンドで個別にバックアップ | バックアップ管理の前後処理スクリプトファイルのサイズを確認してください。 |
テープコピーの前後処理スクリプト | 前後処理スクリプトを変更したとき | copyコマンドで個別にバックアップ | テープコピーの前後処理スクリプトファイルのサイズを確認してください。 |
レプリケーション管理簿 | レプリケーション業務終了後 | 9.1.1.2.1 レプリケーション管理簿のバックアップを参照してください。 | |
レプリケーション管理の前後処理スクリプト | 前後処理スクリプトを変更したとき | copyコマンドで個別にバックアップ | レプリケーション管理の前後処理スクリプトファイルのサイズを確認してください。 |
管理情報一括バックアップのポリシーファイル | ポリシーファイルを変更したとき | copyコマンドで個別にバックアップ | 管理情報一括バックアップのポリシーファイルのサイズを確認してください。 |
種類 | 契機 | 取得方法 | 容量 |
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レジストリ | テープサーバの追加やStorage管理サーバのサーバ情報(サーバ名、IPアドレス、ポート番号)を変更した場合 | 9.1.1.5.1 レジストリのバックアップを参照してくたさい。 | |
テープ管理情報 | テープバックアップ業務終了後 | テープ管理情報バックアップコマンド | 『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 テープバックアップ連携編』の「テープ管理情報のバックアップ」を参照してくたさい。 |
ポイント
データベースをバックアップする場合、それぞれ個別にバックアップする方法と、すべてのデータベースを一括してバックアップする方法があります。
StorageサーバがStorage管理サーバを兼ねている場合は、Storage管理サーバのデータベースとStorageサーバのデータベースの両方が存在しています。