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ETERNUS SFAdvancedCopy Manager 13.4 運用手引書

8.4.7 グループの作成

8.4.7.1 グループを構成する複製ボリューム情報の条件

グループを構成する複製ボリューム情報(複製元ボリューム/複製先ボリュームのペア)は以下の条件を満たしている必要があります

  1. 複製元サーバ、複製先サーバがすべて一致している必要があります。

  2. 操作サーバ、コピー方向がすべて一致している必要があります。
    操作サーバ、コピー方向の値は、10.4.1.2 複製ボリューム情報表示コマンド(swsrpvolinfo)のOp-Server欄、Copy欄で確認できます。

  3. 登録しようとする複製ボリューム情報は他グループに登録しないでください。

  4. グループ内で複製元ボリューム、複製先ボリュームの重複をしないでください。

  5. GDS論理ボリュームが含まれていてはいけません。

  6. Logical Unit(ディスク)を指定する場合、Logical Unit(ディスク)に含まれるパーティション(スライス)の複製ボリューム情報を他グループに登録しないでください。

  7. Logical Unit(ディスク)を指定する場合、Logical Unit(ディスク)に含まれるパーティション(スライス)の複製ボリューム情報を同一内グループに登録しないでください。

図8.16 条件1について

図8.17 条件3について

図8.18 条件4について

図8.19 条件5について

8.4.7.2 グループの作成方法

グループの作成は、10.4.1.1 複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)で行います。

また、作成したグループの情報は、10.4.1.2 複製ボリューム情報表示コマンド(swsrpvolinfo)で参照することができます。

[実行例]

2組の複製元ボリューム/複製先ボリュームからなるグループ:GRP1を作成します。

# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpsetvol -Xgroup GRP1 /dev/dsk/c1t1d1s4@SRC /dev/dsk/c1t1d11s4@TARG-1
swsrpsetvol completed
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpsetvol -Xgroup GRP1 /dev/dsk/c1t1d2s4@SRC /dev/dsk/c1t1d12s4@TARG-1
swsrpsetvol completed
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpvolinfo -L
Server Original-Volume       Size     Replica-Volume            Size     Copy         Op-Server Group
SRC    /dev/dsk/c1t1d1s4@SRC 4.0Gbyte /dev/dsk/c1t1d11s4@TARG-1 4.0Gbyte bi-direction both      GRP1
SRC    /dev/dsk/c1t1d2s4@SRC 4.0Gbyte /dev/dsk/c1t1d12s4@TARG-1 4.0Gbyte bi-direction both      GRP1
#