Suspend/Resume機能を使用した同期型高速バックアップを行う場合は、同期処理を開始し、業務ボリュームとバックアップボリュームのコピー状態が等価性維持状態になった後で、10.2.2.1 バックアップ実行コマンド(swstbackup)をサスペンド指定で実行します。
同期型高速バックアップ運用で、サスペンド指定を行わずにバックアップを実行すると、ECセションは解除されます。サスペンド指定のバックアップを実行した場合はECセションは解除されず、一時停止(Suspend)されます。
通常のバックアップとサスペンド指定のバックアップの動作を以下に示します。
図6.5 通常のバックアップとサスペンド指定のバックアップの動作