同期型高速バックアップを行うには、10.2.2.8 バックアップ同期処理開始コマンド(swststartsync)で同期処理を開始します。
同期処理開始時に、サスペンド中のバックアップボリュームが存在する場合は、以下のデバイスを優先的に選択して、ECを再開(差分コピーを開始、Resume)します。
世代溢れ。または、
履歴のないサスペンド状態のバックアップボリューム。
サスペンド中のバックアップボリュームが存在しない場合は、ECが開始(全面コピーを開始)されます。
同期処理開始時のバックアップボリューム選択を以下に示します。
図6.4 同期処理開始時のバックアップボリューム選択
注意
デバイスマップ指定で同期処理を開始する場合、他の業務ボリュームとサスペンド中のバックアップボリュームをバックアップ先として使用することはできません。バックアップボリュームがどの業務ボリュームとサスペンド中なのかを調べるには、10.2.2.10 バックアップ同期処理実行状況表示コマンド(swstsyncstat)を使用して確認することができます。