各種設定情報(Storageサーバ構成情報、デバイス情報、バックアップポリシー)の変更、または、資源整合コマンド(-xオプション指定)は以下の手順で実施してください。
ロググループを移動元ノード(初期配置ノード)に移動します。
移動元Storageサーバのバックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルをStorageサーバ単位でバックアップします。
[実行例]
Storageサーバ単位でバックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルをバックアップする場合は資源バックアップコマンドに退避先ディレクトリ名のみを指定します(-lgオプションは不要です)。
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresback /ACM-1/backdir swstresback completed #
最新のバックアップ管理簿、リカバリ制御ファイルをロググループ単位でリストアします。対象ロググループが複数存在する場合は、対象ロググループ全てに対して、リストア処理を行ってください。
[実行例]
ロググループ単位でバックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルをリストアする場合は資源リストアコマンドに-lgオプションを指定します。
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresrst /acm-bk/LG1 -lg LG1/RDB1 swstresrst completed # /opt/FJSVswsts/bin/swstresrst /acm-bk/LG2 -lg LG2/RDB1 swstresrst completed #
3の処理が全て正常に完了した場合は、2で採取した退避データは不要ですので、破棄してください。3の処理が不測の事態(作業中のシステムダウン等)で失敗した場合は、2で採取した退避データをリストアした後、3の作業を再実施してください。
[実行例]
Storageサーバ単位でバックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルをリストアする場合は資源リストアコマンドに退避先ディレクトリ名のみを指定します(-lgオプションは不要です)。
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresrst /ACM-1/backdir swstresrst completed #
設定情報の変更、または、資源整合コマンド(-xオプション指定)を実施します。
「5.2.4.11 バックアップ管理簿の配置(退避)」を再度実施します。