ETERNUS ディスクアレイのOPC機能を用いて、業務ボリュームから未使用のバックアップボリュームにコピーします。
スナップショット型高速バックアップは、次のように処理が行われます。
10.2.2.1 バックアップ実行コマンド(swstbackup)を実行(図の1)すると次の処理が行われます。
世代管理しているバックアップボリュームが全世代あれば、もっとも古いバックアップボリュームを未使用のバックアップボリュームとします。
未使用のバックアップボリュームを未使用バックアップボリューム管理領域より獲得します。
獲得した未使用のバックアップボリュームに業務ボリュームの内容をコピーします。(図の2~4)
バックアップ履歴情報を設定します。
図4.2 スナップショット型高速バックアップの処理方法
スナップショット型高速バックアップはバックアップ実行コマンドを実行した時点で完了します。実際のデータのコピー処理はETERNUS ディスクアレイのOPC機能によって内部的に行われます。
なお、スナップショット型高速バックアップでは、QuickOPC機能を使用することで、前回のバックアップ時点からの差分データのみを物理コピーすることによって、より高速なスナップショット型バックアップ運用が可能です。
QuickOPC機能については、「第7章 QuickOPC機能によるバックアップ運用」を参照してください。
注意
すべてのバックアップボリュームが世代管理されており、未使用バックアップボリューム管理領域よりバックアップボリュームを獲得できなければ、バックアップを行うことができません。
ROPCを使用したバックアップ機能は、同一Storageサーバ内のROPCに対応したETERNUS ディスクアレイに限ります。