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ETERNUS SFAdvancedCopy Manager 13.4 運用手引書テープバックアップ連携編

14.4.14 テープサーババージョンアップ設定コマンド(tboactmplbext)

本コマンドはSoftek AdvancedCopy ManagerからのバージョンアップおよびETERNUS SF AdvancedCopy Managerからのレベルアップを行う場合に実行するコマンドです。本コマンドでは、テープサーバで以下の設定を行います。

  1. 指定方法

    /opt/FJSVswstm/bin/tboactmplbext

  2. 終了ステータス

    =0:正常終了
    >0:異常終了

  3. 実行例

    バージョンアップ前と同じアクセスパスの構成でGRマルチパスドライバを使用したバージョンアップを行うよう設定します。

    # /opt/FJSVswstm/bin/tboactmplbext
    /etc/opt/FJSVswstm/conf/mplb_ext_active was created.
    #

注意

次のような場合は、設定が失敗します。

  • 既に/etc/opt/FJSVswstm/conf/mplb_ext_activeファイルが存在する。

  • /etc/opt/FJSVswstm/confディレクトリが存在しない。

  • /etc/opt/FJSVswstm/confディレクトリ配下に空き領域がない。

  • コマンド実行ユーザーがスーパーユーザーでない。

  • ETERNUS2000/ETERNUS3000/ETERNUS4000情報取得コマンド(tbogetoluinfo)で、情報取得を実行している。

注意

テープサーバのバージョンアップ以外で本コマンドを実行する必要はありません。本コマンドを誤って実行してしまった場合、以下の対処を行ってください。以下の対処を行わなかった場合、バックアップが正常に動作しない場合があります。

  1. 以下のコマンドを実行し、テープサーババージョンアップ用設定ファイルを削除します。

    # rm -i /etc/opt/FJSVswstm/conf/mplb_ext_active
  2. テープサーバのバージョンアップ手順を再度実行してください。(『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書』の「テープサーバのバージョンアップ」を参照。)