バックアップ管理の環境定義系コマンドについて説明します。
注意
環境定義系のすべてのコマンドは、テープサーバおよびそのデーモンが起動されている必要があります。起動されていない場合は、メッセージを出力しエラー終了します。
Storageサーバの構成情報を設定します。本コマンドを実施する事で、コマンドを実施したStorageサーバが、バックアップ運用を行うサーバである旨の宣言を行います。
また、テープサーバを指定することでStorageサーバとテープサーバの対応付けを設定します。テープへのバックアップ管理は、このコマンドで指定されたテープサーバが行います。テープサーバと対応付けを行っていないStorageサーバは、テープバックアップ機能を使用できません。
また、テープサーバのサーバ名、またはIPアドレス、またはポート番号の変更を行った場合も、再度コマンドを実行してStorageサーバとテープサーバの対応付けを行う必要があります。
Symfowareデータベースをバックアップ/リカバリする場合は、バックアップ時に作成されるリカバリ制御ファイルの格納先(リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリ)と、リストア時にデータベースのリカバリ作業を行うための作業ディレクトリ(作業ディレクトリ)を登録します。
リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリ、あるいは作業ディレクトリを変更する場合は、変更するディレクトリ名を指定して、再度コマンドを実行してください。
リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリを変更した場合、変更前のディレクトリ内にあるリカバリ制御ファイルは、新しいディレクトリに移動します。空き容量不足などで移動が失敗した場合は、リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリは変更されません。この場合、変更前のディレクトリに存在していたリカバリ制御ファイルは保証されます。
指定方法
[Solaris/Linuxの場合]
/opt/FJSVswstc/bin/acmsvrset [-c RecCtrlFile-Directory] [-w Work-Directory] [-t Tape-Server] |
[HP-UX/AIXの場合]
/opt/FJSVswstc/bin/acmsvrset [-t Tape-Server] |
[Windowsの場合]
プログラムディレクトリ¥bin¥acmsvrset [-t Tape-Server] |
オプションの説明
オプション | 説明 |
---|---|
-c | リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリ名を指定します。
更新時に省略した場合は、既に設定してある値をそのまま引き継ぎます。 |
-w | 作業ディレクトリ名を指定します。
更新時に省略した場合は、既に設定してある値をそのまま引き継ぎます。 |
-t | 対応付けを行うテープサーバ名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
Storageサーバの構成情報の設定およびテープサーバ(tpserver1)との対応付けを行います。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmsvrset -t tpserver1 acmsvrset completed #
SymfowareがインストールされているStorageサーバの構成情報を設定します。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmsvrset -c /etc/opt/FJSVswsts/SymfoWARE/Recovery -w /var/opt/FJSVswsts/SymfoWARE swstsvrset completed #
SymfowareがインストールされているStorageサーバの構成情報の設定およびテープサーバ(tpserver1)との対応付けを行います。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmsvrset -c /etc/opt/FJSVswsts/SymfoWARE/Recovery -w /var/opt/FJSVswsts/SymfoWARE -t tpserver1 acmsvrset completed #
注意
クラスタ運用時は、-c オプションで指定するリカバリ制御ファイル出力先ディレクトリとして、共有ディスク上のディレクトリを指定する必要があります。
注意
次のような場合、Storageサーバ構成情報を設定することができません。
Symfowareがインストールされていない状態で、-w オプションもしくは -c オプションを指定したとき。
-w オプションに指定したディレクトリが存在しないとき。
-c オプションに指定したディレクトリが存在しないとき。
-w、-c オプションに各国語文字を含むディレクトリ名を指定したとき。
初回実行時で、-tオプションが省略されたとき。
-tオプションを指定した場合で、既にStorageサーバ構成情報が設定されている場合、テープバックアップポリシーが設定されている業務ボリュームが存在するとき。
指定したテープサーバが、Storage管理サーバにサーバ登録されていないとき。
注意
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
バックアップポリシー設定コマンド(swstbkpolset)
バックアップポリシー削除コマンド(swstbkpoldel)
バックアップ実行コマンド(swstbackup)
リストア実行コマンド(swstrestore)
リストアキャンセルコマンド(swstcancelrest)
バックアップ同期処理開始コマンド(swststartsync)
バックアップ同期処理キャンセルコマンド(swstcancelsync)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
履歴情報削除コマンド(swsthistdel)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
注意
StorageサーバおよびStorage管理サーバに、後からテープサーバ機能を導入した場合、そのサーバはテープサーバとして認識されていません。テープサーバとして認識させるためには14.3.5 サーバ情報変更コマンド(stgxfwcmmodsrv)を実行する必要があります。
14.2.1.1 Storageサーバ構成情報設定コマンド(acmsvrset)で設定したStorageサーバ構成情報を表示します。
指定方法
[Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合]
/opt/FJSVswstc/bin/acmsvrdisp |
[Windowsの場合]
プログラムディレクトリ¥bin¥acmsvrdisp |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
Storageサーバ(srv1)の構成情報を表示します。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmsvrdisp Storage-Server = srv1 Tape-Server = tpserver1(10.10.10.10:1226) #
SymfowareがインストールされているStorageサーバ(srv2)の構成情報を表示します。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmsvrdisp Storage-Server = srv2 RecCtrlFile-Dir = /etc/opt/FJSVswsts/SymfoWARE/Recovery/ Work-Dir = /var/opt/FJSVswsts/SymfoWARE/ Tape-Server = tpserver1(10.10.10.10:1226) #
表示する内容は、次に示すとおりです。
タイトル | 説明 |
---|---|
Storage-Server | Storageサーバ名を表示します。 |
RecCtrlFile-Dir | リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリ名を表示します。 |
Work-Dir | 作業ディレクトリ名を表示します。 |
Tape-Server | テープサーバ名を表示します。括弧内に、テープサーバと通信するためのIPアドレスとポート番号“:”で区切って表示します。 |
注意
リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリ名と作業ディレクトリ名は、Symfowareがインストールされていないときは表示されません。
ETERNUS ディスクアレイに割り当てられたボリュームを、業務ボリューム、またはバックアップボリュームとして設定します。
業務ボリュームとは、バックアップ元となる業務データが格納されたボリュームのことを表します。
バックアップボリュームとは、その業務データのバックアップを保管するためのボリュームのことを表します。
Windowsにおいて業務ボリュームおよびバックアップボリュームとして登録できるデバイスについては、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「各種コマンド」の「デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)」を参照してください。
指定方法
[Solaris/Linuxの場合]
/opt/FJSVswstc/bin/acmdevinfoset { -t [-Xlu] | -b | -o } Device-Name |
[HP-UX/AIXの場合]
/opt/FJSVswstc/bin/acmdevinfoset -t | -b | -o Device-Name |
[Windowsの場合]
プログラムディレクトリ¥bin¥acmdevinfoset { -t [-Xlu] | -b | -o } Device-Name |
オプションの説明
オプション | 説明 |
---|---|
-t | 指定したデバイスを業務ボリュームとして登録します。 |
-b | 指定したデバイスをバックアップボリュームとして登録します。 |
-o | 指定したデバイスが業務ボリューム、もしくはバックアップボリュームと登録されていた場合、それらを登録から削除します。 |
-Xlu | LU(ディスク)を業務ボリュームへ設定する場合に指定します。本オプションを指定しない場合、LU(ディスク)を業務ボリュームに設定することはできません。 本オプションは、LU(ディスク)以外のボリュームに指定することはできません。指定された場合は、エラーとなります。 |
オペランドの説明
オペランド | 説明 |
---|---|
Device-Name | StorageサーバがSolaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、業務ボリュームのブロックデバイス名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
パーティション(スライス)単位の場合
デバイス(/dev/dsk/c1t0d0s6)を業務ボリュームとして設定します。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmdevinfoset -t /dev/dsk/c1t0d0s6 acmdevinfoset completed #
デバイス(/dev/dsk/c1t0d2s6)をバックアップボリュームとして設定します。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmdevinfoset -b /dev/dsk/c1t0d2s6 acmdevinfoset completed #
業務ボリュームとして設定したデバイス(/dev/dsk/c1t0d0s6)を設定から削除します。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmdevinfoset -o /dev/dsk/c1t0d0s6 acmdevinfoset completed #
LU(ディスク)の場合
SolarisのLU(ディスク)のデバイス(/dev/dsk/c1t1d0s2)を業務ボリュームとして設定します。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmdevinfoset -t -Xlu /dev/dsk/c1t1d0s2
LinuxのLU(ディスク)のデバイス(/dev/sde)を業務ボリュームとして設定します。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmdevinfoset -t -Xlu /dev/sde
WindowsのLU(ディスク)のデバイス(g1d173)を業務ボリュームとして設定します。
C:¥>C:¥Win32app¥AdvancedCopyManager¥bin¥acmdevinfoset -t -Xlu g1d173
注意
次のような場合は、業務ボリュームとして設定することができません。
同じ筐体情報(筐体識別子、OLU、EXTENT開始位置、EXTENTサイズ)のデバイスが既に業務ボリュームとして設定されているとき。
設定しようとしているデバイスの領域が、既に設定されている業務ボリューム、またはバックアップボリュームの領域と重複しているとき。
注意
次のような場合は、バックアップボリュームとして設定することができません。
同じ筐体情報(筐体識別子、OLU、EXTENT開始位置、EXTENTサイズ)のデバイスが既にバックアップボリュームとして設定されているとき。
設定しようとしているデバイスの領域が、既に設定されている業務ボリューム、またはバックアップボリュームの領域と重複しているとき。
設定しようとしているデバイスに、Symfowareのデータベーススペースが構築されているとき。
設定しようとしているデバイスがマウントされているとき。
SDXオブジェクトのスライスを指定したとき。
設定しようとしているデバイスが、レプリケーション管理の複製先ボリュームとして登録されているとき。
設定しようとしているデバイスが、レプリケーション管理の双方向コピー可能な複製ボリューム情報の複製元ボリュームとして登録されているとき。
注意
次の変更を行うには、関連するバックアップ履歴情報を削除してからでないと実施できません。
バックアップボリュームから業務ボリュームに変更する場合
バックアップボリュームの設定を解除する場合
注意
次の変更を行うには、業務ボリュームに設定されているバックアップポリシーを削除してからでないと実施できません。
業務ボリュームからバックアップボリュームに変更する場合
業務ボリュームの設定を解除する場合
注意
次の変更を行うには、関連する同期処理(OPCセション)をキャンセルしてからでないと実施できません。
トラッキング中の業務ボリュームの設定を変更する場合
トラッキング中のバックアップボリュームの設定を変更する場合
注意
次の変更を行うには、関連する同期処理(ECセション)をキャンセルしてからでないと実施できません。
サスペンド中の業務ボリュームの設定を変更する場合
サスペンド中のバックアップボリュームの設定を変更する場合
注意
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
バックアップポリシー設定コマンド(swstbkpolset)
バックアップポリシー削除コマンド(swstbkpoldel)
バックアップ実行コマンド(swstbackup)
リストア実行コマンド(swstrestore)
リストアキャンセルコマンド(swstcancelrest)
バックアップ同期処理開始コマンド(swststartsync)
バックアップ同期処理キャンセルコマンド(swstcancelsync)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
履歴情報削除コマンド(swsthistdel)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
注意
GDSのSDXオブジェクトを運用する場合、「5.7.2.1 運用できないSDXオブジェクトの構成や条件」、「16.1.5 SDXオブジェクト運用の注意」を参照してください。
14.2.1.3 デバイス情報設定コマンド(acmdevinfoset)で設定した業務ボリューム、バックアップボリューム、およびそれ以外の設定可能なデバイスの情報を表示します。
指定方法
[Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合]
/opt/FJSVswstc/bin/acmdevdisp [-t] [-b [-u]] [-o] [Device-Name] |
[Windowsの場合]
プログラムディレクトリ¥bin¥acmdevdisp [-t] [-b [-u]] [-o] [Device-Name] |
オプションの説明
オプション | 説明 |
---|---|
-t | 業務ボリュームとして設定されているデバイスの情報を表示します。 |
-b | バックアップボリュームとして設定されているデバイスを表示します。 |
-u | 履歴削除されたサスペンド状態またはトラッキング状態のバックアップボリュームのDevice-Mode欄の表示形式(通常“Backup(used)”と表示される)を変更します |
-o | 業務ボリュームとバックアップボリュームに設定されているデバイス以外を表示します。 |
t、b、oのすべてのオプションが省略された場合は、業務ボリュームとして設定されているデバイスの情報を表示します。
オペランドの説明
オペランド | 説明 |
---|---|
Device-Name | Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、ブロックデバイス名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
業務ボリュームおよびバックアップボリュームとして設定されたデバイスの使用状況を表示します。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmdevdisp -tb Server Device Size Device-Mode Mount-Point (Method) Backup-Engine srv2 /dev/dsk/c1t0d0s6 1.0 Gbyte Transaction /mnt/tran1 (ufs) AdvancedCopy srv2 /dev/dsk/c1t1d0s6 1.0 Gbyte Transaction ---- (----) AdvancedCopy srv2 /dev/dsk/c1t0d5s6 2.0 Gbyte Transaction DB1.DBS6/LOG01/RDB01 (SymfoWARE) AdvancedCopy srv2 /dev/dsk/c1t0d5s3 2.0 Gbyte Transaction DB1.DBS2/LOG02/RDB01 (SymfoWARE) AdvancedCopy srv2 /dev/dsk/c1t0d2s6 1.0 Gbyte Backup (used) ---- (----) AdvancedCopy srv2 /dev/dsk/c1t0d2s3 1.0 Gbyte Backup (free) ---- (----) AdvancedCopy srv2 /dev/dsk/c1t0d7s6 2.0 Gbyte Backup (free) ---- (----) AdvancedCopy srv2 /dev/dsk/c1t0d7s3 2.0 Gbyte Backup (free) ---- (----) AdvancedCopy : #
表示する内容は、次に示すとおりです。
タイトル | 説明 |
---|---|
Server | Storageサーバ名を表示します。 |
Device | Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、デバイス名を表示します。 |
Size | デバイスに割り当てられたパーティションサイズを表示します。 |
Device-Mode | デバイスの区別する文字列を表示します。 |
Mount-Point (Method) | Solaris/Linux/HP-UXの場合、デバイスのマウントポイント名を表示し、括弧内にそのマウントポイントのファイルシステムタイプを表示します。 |
Backup-Engine | 常に次の表示をします。 |
Symfoware用の業務ボリュームの場合、“Mount-Point (Method)”欄には以下の形式で表示します。
DB-Name DBS-Name / LogGroup / RDB-Name (SymfoWARE) (1) (2) (3) (4) (5) (1) データベース名を表示します。 (2) データベーススペース名を表示します。 (3) ロググループ名を表示します。 (4) RDBシステム名を表示します。RDBシステム名がない時は、"-"と表示します。 (5) Symfowareであることを表します。
保存世代数、間隔日数などのディスクバックアップポリシーを設定します。
保存世代数とは、バックアップを行ったデータを何世代残しておくかを意味します。間隔日数とは、バックアップを実行してから次のバックアップを行うまでの日数の目安を意味します。
バックアップ先媒体にディスクを使用しない場合は、この設定は必要ありません。
注意
間隔日数を指定しても、AdvancedCopy Managerは自動的にバックアップを取得することは行いません。
注意
設定の際には、指定されたディスクバックアップポリシーに従って運用するために必要な数のバックアップボリュームが設定されている必要があります。通常業務ボリュームのバックアップ運用を行う場合のバックアップボリュームの数については、StorageサーバのOSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』の「バックアップボリュームの準備」を参照してください。
注意
ロググループを指定して本コマンドを実行すると、そのロググループに含まれるすべての業務ボリュームに対して同じディスクバックアップポリシーが設定されます。ロググループに含まれる業務ボリュームを個別に指定してディスクバックアップポリシーを設定することはできません。
指定方法
[Solaris/Linuxの場合]
業務ボリューム指定の場合 |
[HP-UX/AIXの場合]
/opt/FJSVswstc/bin/acmbkpolset [-i Interval-Days] [-s Save-Number][Device-Name] |
[Windowsの場合]
プログラムディレクトリ¥bin¥acmbkpolset [-i Interval-Days] [-s Save-Number][Device-Name] |
オプションの説明
オプション | 説明 |
---|---|
-i | 間隔日数を指定します。設定できる範囲は1~366までで、初回登録時に省略した場合は30を設定します。 |
-s | 保存世代数を指定します。設定できる範囲は1~31までで、初回登録時に省略した場合は2を設定します。 |
-n | ロググループによる設定を行うことを指定します。このオプションを指定した場合は、オペランドにロググループ名を指定します。 |
オペランドの説明
オペランド | 説明 |
---|---|
Device-Name | Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、デバイス名を指定します。指定するデバイスについては、「1.6 AdvancedCopy Managerテープバックアップにおけるサポートデバイスについて」を参照してください。 |
Log-Group-Name | ロググループ名を指定します。 |
RDB-Name | RDBシステム名を、ロググループ名の後に“/”を区切り文字として指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
ロググループ(LOG01/RDB1)の保存世代数を3世代で、ディスクバックアップポリシーを設定します。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmbkpolset -n -s 3 LOG01/RDB1 /dev/dsk/c1t0d5s3 acmbkpolset completed /dev/dsk/c1t0d5s4 acmbkpolset completed : LOG01/RDB1 acmbkpolset completed #
注意
業務ボリューム名を省略して本コマンドを実行した場合、すべての業務ボリュームにディスクバックアップポリシーが設定されます。
注意
保存世代数の変更は、「その時点での履歴情報数」≦「設定する保存世代数」であれば実行可能です。
注意
通常業務ボリュームは、通常バックアップボリュームをバックアップ先とします。
注意
次のような場合、ディスクバックアップポリシーを設定できません。
指定された保存世代数分のバックアップボリュームが存在しないとき。
ロググループに含まれる業務ボリュームを個別に指定したとき。
保存世代数の指定できる範囲を超えてオプションを指定したとき。
間隔日数の指定できる範囲を超えてオプションを指定したとき。
注意
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
注意
GDSのSDXオブジェクトを運用する場合、「5.7.2.1 運用できないSDXオブジェクトの構成や条件」、「16.1.5 SDXオブジェクト運用の注意」を参照してください。
設定されているディスクバックアップポリシーを表示します。
指定方法
[Solaris/Linuxの場合]
業務ボリューム指定の場合 |
[HP-UX/AIXの場合]
/opt/FJSVswstc/bin/acmbkpoldisp [Device-Name] |
[Windowsの場合]
プログラムディレクトリ¥bin¥acmbkpoldisp [Device-Name] |
オプションの説明
オプション | 説明 |
---|---|
-n | ロググループによる表示を行うことを指定します。このオプションを指定した場合は、オペランドにロググループ名を指定します。 |
オペランドの説明
オペランド | 説明 |
---|---|
Device-Name | Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、ブロックデバイス名を指定します。 |
Log-Group-Name | ロググループ名を指定します。 |
RDB-Name | RDBシステム名を、ロググループ名の後に“/”を区切り文字として指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
ロググループ(LOG01/RDB1)のディスクバックアップポリシーを表示します。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmbkpoldisp -n LOG01/RDB1 Server Device Interval-Days Save-Number Mount-Point (Method) srv2 /dev/dsk/c1t0d5s3 30 2 DB1.DBS6/L0G01/RDB1 (SymfoWARE) srv2 /dev/dsk/c1t0d5s4 30 2 DB2.DBS2/L0G01/RDB1 (SymfoWARE) : #
表示する内容は、次に示すとおりです。
タイトル | 説明 |
---|---|
Server | Storageサーバ名を表示します。 |
Device | Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、デバイス名を表示します。 |
Interval-Days | 間隔日数を表示します。 |
Save-Number | 保存世代数を表示します。 |
Mount-Point (Method) | Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、Deviceのマウントポイント名を表示し、括弧内にそのマウントポイントのファイルシステムタイプを表示します。 |
設定されているディスクバックアップポリシーを削除します。
削除する業務ボリュームにバックアップ履歴情報が存在する場合は、バックアップ履歴情報を削除した後、本コマンドを実行してください。
ロググループを指定してディスクバックアップポリシーを削除すると、そのロググループに含まれるすべての業務ボリュームのディスクバックアップポリシーが削除されます。
指定方法
[Solaris/Linuxの場合]
業務ボリューム指定の場合 |
[HP-UX/AIXの場合]
/opt/FJSVswstc/bin/acmbkpoldel Device-Name |
[Windowsの場合]
プログラムディレクトリ¥bin¥acmbkpoldel Device-Name |
オプションの説明
オプション | 説明 |
---|---|
-n | ロググループによる削除を行うことを指定します。このオプションを指定した場合は、オペランドにロググループ名を指定します。 |
オペランドの説明
オペランド | 説明 |
---|---|
Device-Name | Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、ブロックデバイス名を指定します。 |
Log-Group-Name | ロググループ名を指定します。 |
RDB-Name | RDBシステム名を、ロググループ名の後に“/”を区切り文字として指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
ロググループ(LOG01/RDB1)のディスクバックアップポリシーを削除します。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmbkpoldel -n LOG01/RDB1 /dev/dsk/c1t0d5s3 acmbkpoldel completed /dev/dsk/c1t0d5s4 acmbkpoldel completed : LOG01/RDB1 acmbkpoldel completed #
注意
次のような場合、ディスクバックアップポリシーを削除できません。
削除する業務ボリュームにバックアップ履歴情報が存在するとき。
削除する業務ボリュームがバックアップ同期処理を開始しているとき。
注意
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
業務ボリュームおよびロググループに対してテープバックアップポリシーを設定します。
テープバックアップ運用を行うには、テープバックアップポリシーの設定が必須です。
注意
間隔日数を指定しても、AdvancedCopy Managerテープバックアップは自動的にバックアップを取得することは行いません。
注意
テープバックアップポリシーを設定する場合は、事前に、ポリシー設定を行うStorageサーバにテープバックアップ管理クラスを作成してください。テープバックアップ管理クラスが存在しない状態では、テープバックアップポリシーを設定できません。
テープバックアップ管理クラスの作成については、「14.2.1.11 テープバックアップ管理クラス設定コマンド(acmtpmgmtclassset)」を参照してください。
注意
ロググループを指定して本コマンドを実行した場合、そのロググループに含まれるすべての業務ボリュームに対してテープバックアップポリシーを設定します。
ロググループに含まれる業務ボリュームを個別に指定してテープバックアップポリシーを設定することはできません。
指定方法
[Solaris/Linuxの場合]
業務ボリューム指定の場合 |
[HP-UX/AIXの場合]
/opt/FJSVswstc/bin/acmtpbkpolset [-i backup-interval-days] [-d archive-interval-days] [-c Management-Class-Name] Device-Name |
[Windowsの場合]
プログラムディレクトリ¥bin¥acmtpbkpolset [-i backup-interval-days] [-d archive-interval-days] [-c Management-Class-Name] Device-Name |
オプションの説明
オプション | 説明 |
---|---|
-i | 世代管理バックアップの間隔日数を指定します。 |
-d | 日数管理バックアップの間隔日数を指定します。 |
-n | ロググループによる設定を行うことを指定します。 |
-c | テープバックアップ管理クラス名を指定します。 |
オペランドの説明
オペランド | 説明 |
---|---|
Device-Name | Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、デバイス名を指定します。指定するデバイスについては、「1.6 AdvancedCopy Managerテープバックアップにおけるサポートデバイスについて」を参照してください。 |
Log-Group-Name | ロググループ名を指定します。 |
RDB-Name | RDBシステム名を、ロググループ名の後に“/”を区切り文字として指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
ロググループ(LOG01/RDB1)をテープバックアップ管理クラス“ACM_CLASS2”、間隔日数(世代管理)に10日間を指定してテープバックアップポリシー設定をします。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmtpbkpolset -n -i 10 -c ACM_CLASS2 L0G01/RDB1 /dev/dsk/c1t0d5s3 acmtpbkpolset completed /dev/dsk/c1t0d5s4 acmtpbkpolset completed : LOG01/RDB1 acmtpbkpolset completed #
注意
次のような場合、テープバックアップポリシーを設定できません。
ロググループに含まれる業務ボリュームを個別に指定したとき。
間隔日数の指定できる範囲を超えてオプションを指定したとき。
初回実行時で、-cオプションを省略したとき。
指定したバックアップ管理クラスが、Storageサーバで作成されていないとき。
注意
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
設定されているテープバックアップポリシーを表示します。
指定方法
[Solaris/Linuxの場合]
業務ボリューム指定の場合 |
[HP-UX/AIXの場合]
/opt/FJSVswstc/bin/acmtpbkpoldisp [Device-Name] |
[Windowsの場合]
プログラムディレクトリ¥bin¥acmtpbkpoldisp [Device-Name] |
オプションの説明
オプション | 説明 |
---|---|
-n | ロググループによる表示を行うことを指定します。このオプションを指定した場合は、オペランドにロググループ名を指定します。 |
オペランドの説明
オペランド | 説明 |
---|---|
Device-Name | Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、ブロックデバイス名を指定します。 |
Log-Group-Name | ロググループ名を指定します。 |
RDB-Name | RDBシステム名を、ロググループ名の後に“/”を区切り文字として指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
ロググループ(LOG01/RDB1)のテープバックアップポリシーを表示します。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmtpbkpoldisp -n LOG01/RDB1 Server Device Backup-Interval-Days Archive-Interval-Days ManagementClassName Mount-Point (Method) srv2 /dev/dsk/c1t0d5s3 30 2 ACM-CLASS1 DB1.DBS6/L0G01/RDB1 (SymfoWARE) srv2 /dev/dsk/c1t0d5s4 30 2 ACM-CLASS1 DB2.DBS2/L0G01/RDB1 (SymfoWARE) : #
表示する内容は、次に示すとおりです。
タイトル | 説明 |
---|---|
Server | Storageサーバ名を表示します。 |
Device | Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、デバイス名を表示します。 |
Backup-Interval-Days | 世代管理用の間隔日数を表示します。 |
Archive-Interval-Days | 日数管理用の間隔日数を表示します。 |
ManagementClassName | テープバックアップ管理クラス名を表示します。 |
Mount-Point (Method) | Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、Deviceのマウントポイント名を表示し、括弧内にそのマウントポイントのファイルシステムタイプを表示します。 |
設定されているテープバックアップポリシーを削除します。
削除する業務ボリュームにバックアップ履歴情報が存在する場合は、バックアップ履歴情報を削除した後、本コマンドを実行してください。
ロググループを指定してテープバックアップポリシーを削除する場合、そのロググループに含まれるすべての業務ボリュームのテープバックアップポリシーが削除されます。
ロググループに含まれる業務ボリュームを個別に指定してのテープバックアップポリシーの削除を行うことができます。
指定方法
[Solaris/Linuxの場合]
業務ボリューム指定の場合 |
[HP-UX/AIXの場合]
/opt/FJSVswstc/bin/acmtpbkpoldel Device-Name |
[Windowsの場合]
プログラムディレクトリ¥bin¥acmtpbkpoldel Device-Name |
オプションの説明
オプション | 説明 |
---|---|
-n | ロググループによる削除を行うことを指定します。このオプションを指定した場合は、オペランドにロググループ名を指定します。 |
オペランドの説明
オペランド | 説明 |
---|---|
Device-Name | Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、ブロックデバイス名を指定します。 |
Log-Group-Name | ロググループ名を指定します。 |
RDB-Name | RDBシステム名を、ロググループ名の後に“/”を区切り文字として指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
ロググループ(LOG01/RDB1)のテープバックアップポリシーを削除します。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmtpbkpoldel -n LOG01/RDB1 /dev/dsk/c1t0d5s3 acmtpbkpoldel completed /dev/dsk/c1t0d5s4 acmtpbkpoldel completed : LOG01/RDB1 acmtpbkpoldel completed #
注意
次のような場合、テープバックアップポリシーを削除できません。
削除する業務ボリュームにテープのバックアップ履歴情報が存在するとき。
削除する業務ボリュームに実行中処理が存在するとき。
注意
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
テープバックアップ管理クラスを設定します。
注意
バックアップ先に指定するストレージ・プールは、TSMにて事前に作成しておく必要があります。
指定方法
[Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合]
/opt/FJSVswstc/bin/acmtpmgmtclassset [-g gen_pool] [-d day_pool] [-s save-number] [-t limit-day] Management-Class-Name |
[Windowsの場合]
プログラムディレクトリ¥bin¥acmtpmgmtclassset [-g gen_pool] [-d day_pool] [-s save-number] [-t limit-day] Management-Class-Name |
オプションの説明
オプション | 説明 |
---|---|
-g | 「世代管理用バックアップ先」をgen_poolに指定します。 |
-d | 「日数管理用バックアップ先」をday_poolに指定します。 |
-s | 「保存世代数」をsave-numberに指定します。 |
-t | 「保持日数」をlimit-dayに指定します。 |
オペランドの説明
オペランド | 説明 |
---|---|
Management-Class-Name | テープバックアップ管理クラス名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
世代管理のバックアップを“ACMPOOL1”に“5”世代取得し、日数管理のバックアップを“ARCPOOL”に“30”日間保持する、テープバックアップ管理クラス“ACM_CLASS1”を新規に設定します。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmtpmgmtclassset -g ACMPOOL1 -d ARCPOOL -s 5 -t 30 ACM_CLASS1 ACM_CLASS1 acmtpmgmtclassset completed #
注意
ストレージ・プールを作成する際に、TSMのコマンドでストレージ・プール名として小文字を指定しても、TSMでは全て大文字として管理されます。acmtpmgmtclasssetで指定するストレージ・プール名は、実際にTSMで管理されている名前を指定してください。英小文字は指定することはできません。
注意
世代管理、または日数管理のどちらか一方のみのバックアップを行う場合でも、使用しない他方のバックアップ先を指定する必要があります。この場合、「世代管理用バックアップ先」と「日数管理用バックアップ先」に同一のストレージ・プールを設定してください。
注意
保存世代数および保持日数を超えた場合に、自動的に超過した世代を削除するためには、TSMのサーバオプションファイルに定義する必要があります。この定義をすると一定の間隔で、「保存世代数および保持日数の超過を調べて、超過した履歴があれば古い履歴を消す処理」がテープサーバ上で動作します。詳細については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書』の「サーバオプションファイルの設定」を参照してください。
また、TSMのコマンドexpireを実行すると、現時点で超過している世代を削除できます。
コマンドの詳細については、TSMのマニュアル『Tivoli Storage Manager for Solaris 管理者解説書』を参照してください。
tsm> expire inventory wait=<yes/no>
waitに「yes」を指定すると、フォアグラウンドで、「no」を指定するとバックグラウンドで実行します。デフォルトは「no」です。
注意
次のような場合、テープバックアップ管理クラスを設定することができません。
初回登録時に、世代管理用バックアップ先、日数管理用バックアップ先が設定されていないとき。
指定されたバックアップ先が、TSMのストレージ・プールとして作成されていないとき。
保存世代数、保持日数の指定できる範囲を超えてオプションを指定したとき。
テープバックアップ管理クラスに不当な文字や31文字以上の文字列を指定したとき。
注意
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
設定されているテープバックアップ管理クラスを表示します。
指定方法
[Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合]
/opt/FJSVswstc/bin/acmtpmgmtclassdisp [Management-Class-Name] |
[Windowsの場合]
プログラムディレクトリ¥bin¥acmtpmgmtclassdisp [Management-Class-Name] |
オペランドの説明
オペランド | 説明 |
---|---|
Management-Class-Name | テープバックアップ管理クラス名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
設定されているすべてのテープバックアップ管理クラスを表示します。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmtpmgmtclassdisp Server PolicyDomain PolicySet ManagementClass BackupCopyGroup ArchiveCopyGroup BackupPool Save-Number ArchivePool Limit-Day server01 ACM_DOMAIN ACM_111102AA2C6_POLICY ACM_CLASS1 standard standard ACMPOOL1 7 ARCHPOOL1 300 server01 ACM_DOMAIN ACM_111102AA2C6_POLICY ACM_CLASS2 standard standard ACMPOOL2 5 ARCHPOOL2 7 #
表示する内容は次に示すとおりです。
タイトル | 説明 |
---|---|
Server | Storageサーバ名を表示します。 |
PolicyDomain | 「テープバックアップ専用ポリシー・ドメイン名」を表示します。常に、“ACM_DOMAIN”が表示されます。 |
PolicySet | テープバックアップ管理クラスを設定している「テープバックアップ専用ポリシー・セット」を表示します。これは、テープバックアップ管理クラス設定時に、Storageサーバ間で一意になるように自動的に割り振られるものです。 |
ManagementClass | 「テープバックアップ管理クラス名」を表示します。 |
BackupCopyGroup | 「バックアップ・コピーグループ名」を表示します。 |
ArchiveCopyGroup | 「アーカイブ・コピーグループ名」を表示します。 |
BackupPool | 「世代管理用バックアップ先」のTSM1次ストレージ・プールを表示します。 |
Save-Number | 「保存世代数」を表示します。単位は世代。 |
ArchivePool | 「日数管理用バックアップ先」のTSM1次ストレージ・プール名を表示します。 |
Limit-Day | 「保持日数」を表示します。単位は日数。 |
設定されているテープバックアップ管理クラスを削除します。
削除するテープバックアップ管理クラスが、業務ボリュームのテープバックアップポリシーで設定されている場合は、削除できません。
テープバックアップ専用ポリシー・ドメインに登録されている、最後のテープバックアップ管理クラスを削除した際には、自動的にテープバックアップ専用ポリシー・ドメインおよび、テープバックアップ専用ポリシー・セットが同時に削除されます。
指定方法
[Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合]
/opt/FJSVswstc/bin/acmtpmgmtclassdel Management-Class-Name |
[Windowsの場合]
プログラムディレクトリ¥bin¥acmtpmgmtclassdel Management-Class-Name |
オペランドの説明
オペランド | 説明 |
---|---|
Management-Class-Name | テープバックアップ管理クラス名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
テープバックアップ管理クラス(ACM_CLASS1)を削除します。
# /opt/FJSVswstc/bin/acmtpmgmtclassdel ACM_CLASS1 ACM_CLASS1 acmtpmgmtclassdel completed #
注意
次のような場合、テープバックアップ管理クラスを削除できません。
削除するテープバックアップ管理クラスが、テープバックアップポリシーに設定されているとき。
注意
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)