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ETERNUS SFAdvancedCopy Manager 13.4 運用手引書

B.3.2 サンプルスクリプトの適用

B.3.2.1 サンプルスクリプトの更新

サンプルスクリプトを実際の運用に合うように更新します。

注意

このサンプルスクリプトはインスタンスが2つのドライブに分かれて物理ファイルが格納されていた場合を想定して記述されています。「B.3.1.1 DB情報の収集」にて参照したインスタンスの情報が1つのドライブのみであった場合は以下の行で囲まれた二箇所を削除してください。また、2つより多数のドライブで構成されている場合は3つめ以降のドライブの分をコピーしてそれぞれ修正してください。

//[[[ Second Drive  - START - ]]]
          XXXXXXX
          XXXXXXX
//[[[ Second Drive  - END - ]]]

Oracle9i以降の場合は、svrmgrlコマンドをsqlplusコマンド(/nologオプション指定)に変更してください。

なお、本スクリプトは、AdvancedCopy ManagerのStorageサーバでのみ動作します。

B.3.2.2 ボリュームロック動作指定ファイルの作成

B.3.2.1 サンプルスクリプトの更新」にて更新したサンプルスクリプト中(swst_or_bk_as.js)では、12.2.2.1 バックアップ実行コマンド(swstbackup)を実行しています。バックアップ実行コマンドは通常、バックアップ実行中のファイル更新を防ぐためにバックアップ対象のボリュームをロックします。

しかし、バックアップ実行中もOracleデータベースは稼動中で、バックアップ宣言して更新されることのないデータファイルもオープンしています。そのため、「B.3.2.1 サンプルスクリプトの更新」にて指定したOracleデータベースのバックアップ対象ボリュームがバックアップ実行コマンドに指定され実行された場合、バックアップ対象のボリュームをロックせず、ファイルシステムバッファのフラッシュのみを実施する必要があります。よって、バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイルで前後処理の動作を変更してください。設定例を以下に示します。また、swstbackupコマンドにXflushオプションを指定することによって前後処理の動作を変更することも可能です。