運用管理サーバが、仮想化スイッチを管理するために必要な情報と、冗長構成を組む仮想化スイッチの情報を設定します。情報の設定は、vscefieldsetコマンドで実行します。
設定する各情報の考え方について説明します。
仮想化スイッチ番号
運用管理サーバが管理する仮想化スイッチの番号を入力します。この番号は、運用管理サーバの管理範囲で一意の番号としてください。
入力した数値(1~128)は、“vsce”に数値が付加され、通信ホスト名が決定します。例えば、“1”を入力すると通信ホスト名は“vsce1”になります。
仮想化スイッチの共有ID
冗長構成を組む仮想化スイッチを1つのグループと見なし、そのグループ内の識別子を付けます。
例えば、2台の仮想化スイッチで冗長構成を組む場合、自身に“1”を設定したら、相手側の仮想化スイッチには“2”と設定します。
仮想化スイッチのIPアドレス
運用管理サーバや冗長構成の仮想化スイッチ間で通信する際のIPアドレスです。仮想化スイッチの代表IPアドレスを設定してください。
冗長構成を組む相手側の仮想化スイッチ数
冗長を構成する仮想化スイッチ台数から、自身の仮想化スイッチ数(1)を引いた値を入力します。
例えば、2台の仮想化スイッチで冗長構成を組む場合、相手側の仮想化スイッチは1台だけのため、“1”と設定します。
運用管理サーバの数
仮想化スイッチを管理する運用管理サーバの数を入力します。
運用管理サーバがクラスタ構成の場合は、“2”と設定します。
運用管理サーバのIPアドレス
仮想化スイッチを管理する運用管理サーバのIPアドレスを入力します。
運用管理サーバがクラスタ構成の場合は、引継ぎIPアドレスを設定します。
参照
VS900モデル200の管理情報の設定に関する詳細な説明やコマンドの詳細は、「ETERNUS VS900 モデル200 システム構築手順書」を参照してください。
VS900モデル300の管理情報の設定に関する詳細な説明やコマンドの詳細は、「VS900 モデル300 バーチャリゼーションスイッチ システム構築手順書」を参照してください。