Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編) - FUJITSU -
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第6章 アプリケーションの実行> 6.4 アプリケーションのチューニング

6.4.5 データ操作範囲の限定方法

アプリケーションから表のデータ操作の範囲を限定することができます。表のデータ操作の範囲は、以下の方法で限定できます。

表のデータ操作の範囲を限定する方法について以下に示します。

[表:表のデータ操作の範囲を限定する方法]

表の範囲限定方法

機能概要

有効範囲

対象

INCLUSION_DSIパラメタ

アプリケーションの実行時に、 INCLUSION_DSIパラメタで指定されたDSIをデータ操作の範囲として限定します。

アプリケーションの開始から終了まで。

実行するアプリケーション

rdbexdsiコマンド

rdbexdsiコマンドで指定したDSIをシステムで動作するすべてのアプリケーションのデータ操作の範囲から除きます。

rdbexdsiコマンドのmonオプションの実行からmoffオプションの実行まで。

全アプリケーション

スコープ適用文

CREATE SCOPE文で定義した、データ操作の範囲を、APPLY SCOPE文で利用者に適用します。この適用により、利用者が実行するSQL文のデータ操作の範囲を限定します。

APPLY SCOPE文の実行からRELEASE SCOPE文の実行まで。

利用者ごとに実行するSQL文

■表のデータ操作の範囲を限定する場合の注意事

◆スコーとINCLUSION_DSIパラメタとの関係

INCLUSION_DSIパラメタが指定されたアプリケーションを、スコープが適用された利用者が実行する場合、INCLUSION_DSIパラメタとスコープの両方で指定されたDSIがデータ操作の範囲となります。

(1) 表T1は、スコープとINCLUSION_DSIでDSIが限定されているため、DSI2だけデータ操作ができます。

(2) 表T2は、DSIの限定の対象外のため、表中のすべてのDSIに対して、データ操作ができます。

◆スコープとrdbexdsiコマンドとの関係

rdbexdsiコマンドでDSIが除外されている場合、適用されているスコープから除外されているDSIを除いたDSIが、データ操作の範囲となります。


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