Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編) - FUJITSU - |
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第2章 アプリケーションの設計 |
表の設計変更により、列を追加したり、列の定義順序を変更したりする場合があります。このため、データベースの定義変更を考慮したアプリケーションを作成しなければなりません。以下に注意点を示します。
以下の条件を満たすSQLデータ操作文は使用しないでください。
上記のSQL文は、表の設計変更により列を追加したり、列の定義順序を変更した場合にエラーになります。アプリケーションにこのような影響を与えないためには、選択リストに“*”を指定するかわりに、すべての列をコンマで区切って指定してください。また、INSERT文には挿入列リストを指定してください。
なお、Symfoware/RDBには、表の設計変更による列の変更によって、アプリケーションに影響があるか否かをチェックする機能があります。あらかじめ以下の方法でチェックしておくことを推奨します。
アプリケーションに埋め込まれたSQL文をチェックします。アプリケーションのコンパイル・リンク時に、Kオプションを指定します。このオプションを指定すると、選択リストに“*”を指定したカーソル宣言または単一行SELECT文や、挿入列リストを省略したINSERT文が存在する場合に、アプリケーションのコンパイルがエラーになります。
アプリケーションで実行するSQL文をチェックします。実行時のチェックはコンパイル時のチェックと異なり、アプリケーションで動的SQL文を実行するときにもSQL文をチェックします。選択リストに“*”を指定したカーソル宣言または単一行SELECT文や、挿入列リストを省略したINSERT文を実行した場合、SQL文の実行がエラーになります。SQL文のチェックを有効にするためには、クライアント用の動作環境ファイルの実行パラメタに、ALTER_CHECK = (YES)を指定します。詳細については、“クライアント用の動作環境ファイルの作成”を参照してください。
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