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Interstage Data Effector ユーザーズガイド

E.2 連結機能のメモリ見積り式

連結機能のメモリ見積り式について、説明します。

見積り式

記号の説明

変数

意味

単位

N

全入力マスタファイルのレコード数

件数

L

1レコードの最大長 (1)

バイト

A

連結条件に指定した入力マスタファイル側の項目の平均データサイズ(2)

バイト

B

出力項目に指定した入力マスタファイル側のK略称および仮想項目のデータ長の合計(3)

バイト

C

出力項目に指定した入力ジャーナルファイル側のK略称の示すデータの平均長

バイト

α

連結キーの係数     (4)

0 < α < 1

β

データの繰返し数(平均)     (5)

β ≧ 1

MK

連結条件に指定した入力マスタファイル側のK略称数

MO

出力項目に指定した入力マスタファイル側のK略称数

JK

出力項目に指定した入力ジャーナルファイル側のK略称数

P

並列数(6)

V

仮想項目定義数

VC

仮想項目の関係式に指定するリテラルのバイト数(7)の合計

バイト

1)

1レコードの最大長を指定してください。ただしエラーデータ出力機能を使用しない場合、0を指定してください。

2)

連結条件に指定した項目の平均データサイズを指定します。

  • K略称、文字列型の仮想項目、substr関数、rtrim関数を指定した場合、および+演算子により左記を組み合わせた場合: +演算子によって結合された全体の文字列分のバイト長(平均)

  • val関数、数値関数、および数値型の仮想項目の場合: 16

  • date型指定、日付値関数、および日付型の仮想項目の場合: 6

  • time型指定、時刻関数、および時刻型の仮想項目の場合: 3

  • datetime型指定、日時値関数、および日時型の仮想項目の場合: 9

3)
  • 出力項目に指定した入力マスタファイル側のK略称、および仮想項目のデータ長の合計を指定します。

  • 1つずつのデータ長は以下のように求めます。

  • K略称のデータ長: K略称が示すデータの文字数分のバイト長

  • 文字列型の仮想項目のデータ長: 仮想項目が示すデータの文字数分のバイト長

  • 数値型の仮想項目のデータ長: 16

  • 日付型の仮想項目のデータ長: 6

  • 時刻型の仮想項目のデータ長: 3

  • 日時型の仮想項目のデータ長: 9

4)

入力マスタファイルの連結条件に指定したK略称の示すデータの内容に依存します。

  • キーの後半に値の変化が多い場合:0.4
    例:(000001、000002、000012、000125など)

  • キーの前半に値の変化が多い場合:0.6
    例:(100-001、210-001、321-001など)

  • キーの全体に値の変化が多い場合:0.8
    例:(123456、234512、912384など)

5)

以下の場合、データの繰返し数の平均を指定します。

  • 入力ジャーナルファイル側で指定したデータと照合するデータが入力マスタファイル側に複数存在する場合

  • 出力単位ノードを指定した場合

6)
  • C APIの場合は、1を指定します。

  • コマンドの場合は、replace用動作環境ファイルのJnlFileパラメタおよび、ParallelNumパラメタの指定によって決定します。詳細は“B.2.1 replace用動作環境ファイル”のParallelNumパラメタを参照してください。

7)

リテラルのバイト数は、以下のように計算します。

  • 文字列リテラルの場合のデータ長:指定したリテラルのバイト数

  • 数値リテラルの場合のデータ長:16

  • 日付リテラルの場合のデータ長:6

  • 時刻リテラルの場合のデータ長:3

  • 日時リテラルの場合のデータ長:9

  • EMPTYの場合のデータ長:0


見積り例

連結機能のメモリ見積り例を以下に示します。

変動要因が以下の条件の場合

変数

意味

数値例

N

全入力マスタファイルのレコード数

100,000件

L

1レコードの最大長

2,048バイト

A

連結条件に指定した入力マスタファイル側の項目の平均サイズ

16バイト

B

出力項目に指定した入力マスタファイル側のK略称および仮想項目のデータ長の合計

32バイト

C

出力項目に指定した入力ジャーナルファイル側のK略称の示すデータの平均長

32バイト

α

連結キーの係数

0.6

β

データの繰返し数(平均)

1

MK

連結条件に指定した入力マスタファイル側のK略称数

2個

MO

出力項目に指定した入力マスタファイル側のK略称数

8個

JK

出力項目に指定した入力ジャーナルファイル側のK略称数

16個

P

並列数

1

V

仮想項目定義数

1個

VC

仮想項目の関係式に指定するリテラルの文字数の合計

16