グループ式とは、入力データをグループ化するための条件を表現したものです。グループ式に指定された項目の内容をキーとし、同じキーを持つ文書を1つのグループとして扱います。グループ項目をカンマ(,)で区切って複数指定することで、階層的にグループ化できます(最大8階層)。
またグループ式は、出力結果の順序を指定できます。
出力データは、グループキーで昇順にソートされた順で、グループ単位で出力されます。
閉じ中括弧(})を指定することで、上位の階層のグループに対する集計結果や、入力データ全体を1つのグループと扱った場合の集計結果を出力できます。
閉じ中括弧(})を指定しない場合は、最も深い階層のグループに対する集計結果だけが出力されます。
グループ式に指定された項目の内容は、20バイトが有効です。
substr関数を使用することで有効文字数を変更できます。指定できる文字数は1~128です。
val関数を使用することで、グループ式に指定された項目内容を、数値とみなしてグループ化できます。文字列に数値以外を含む場合や、小数点以下の位取りが異なる場合でも、数値が同じものは同じグループとして扱うことができます。
グループ式に指定された項目の内容に含まれる文字は、空白や改行を含め、すべて有効な値として区別します。
グループ式に指定した項目が存在しない場合や、項目の内容が空の場合は、それらを空のグループキーを持つ1つのグループとして扱います。
入力ファイルにおける空の定義については、“A.3.2 数値演算式における空の扱い”における空の定義を参照してください。
DESCを指定することで、出力データの出力順を降順にできます。
グループキーが空であるグループは、出力順の指定にかかわらず、最後に出力されます。
ポイント
入力ファイルタイプがXMLの場合、グループ式で指定した項目が、繰返し項目として複数存在するときは、先頭の項目がグループキーとなります。