ページのトップに戻る
Interstage Data Effector ユーザーズガイド

1.4.3 データの並列処理

Data Effectorでは、“入力ファイルの読込み→抽出・連結・集計・ソート→出力処理”を順番に実施しています。入力ファイルが複数ある場合、ファイル数分だけの上記処理を繰り返し、処理時間が長くなります。その結果、業務データを夜間バッチなどで処理する場合、データ量が増大して、翌日の業務開始時間に間に合わない事態が発生することもあります。
このような場合、コマンドの並列処理機能を使うと便利です。入力ファイルが複数ある場合、並列処理機能を使用することで、複数のファイルを同時に処理できます。

これにより、データ処理の実行時間を大幅に短縮できます。

以下に、並列処理の概要について、抽出処理の例で示します。

図1.10 並列処理の概要

参照

並列処理機能の使用方法については、“5.1.2 応用的なコマンド操作”を参照してください。


注意

並列処理機能は、コマンド利用時だけ機能提供しています。

C API利用時は、利用できません。C API利用時は、APIを呼び出すアプリケーション側で並列化制御を行ってください。