Interstage Job Workload Server 解説書 |
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第3章 機能 | > 3.3 バッチ実行環境 | > 3.3.4 ファイル管理機能 |
ファイルの事前容量チェック機能は、ジョブが使用するファイルシステムの容量を管理する機能です。ジョブが使用するファイルシステムの容量を、ファイル管理機能上の論理的な容量で管理します。
ジョブの実行の際、ジョブステップの開始時に、そのジョブステップで使用するファイルの容量を論理的な容量上に確保してから、バッチアプリケーションを実行します。
ジョブステップで使用するファイルの容量が確保できない場合は、バッチアプリケーションを実行せずジョブステップを異常終了させます。これにより、バッチアプリケーションの実行中に容量不足が発生してジョブが異常終了することがなくなります。
また、バッチアプリケーションが使用したファイルの容量を監視します。ファイルの容量が事前に指定した容量を超えた場合や、資源定義で読込み用に定義されたファイルの容量に変更があった場合は、システムログとジョブロクに警告メッセージを出力します。
ファイルの事前容量チェック機能は、バッチ実行基盤で動作するジョブの実行を通して、ジョブが使用するファイルシステムの容量を管理します。バッチ実行基盤のジョブ以外の手段で作成したファイルやバッチ実行基盤以外の手段で削除したファイルは、ファイルの事前容量チェック機能の対象になりません。
このため、ファイルの事前容量チェックを行うファイルシステムでは、バッチ実行サービスの運用中にバッチ実行基盤以外の手段によるファイル操作を行わないでください。行った場合、ファイルの事前容量チェック機能が正しく動作できなくなります。
ファイルの事前容量チェック機能については、“Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド”の“ファイルの事前容量チェック機能”を参照してください。
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