概要
UNIX版の複数サブシステム環境の削除を行います。
定義方法
スケジュール分散機能が有効な場合の事前作業
スケジュール分散機能が有効で、削除対象となるサブシステムが運用日管理スケジュールまたは、運用日管理スケジュール(テストモード)で運用されている場合は、環境に応じて以下の作業を実施します。
管理サーバに接続した[スケジュール分散環境設定]ダイアログボックスで、削除対象となるサブシステムに登録されているスケジュールサーバをすべて解除します。
スケジュールサーバの解除については、“Systemwalker Operation Managerスケジュール分散機能説明書”の“通常スケジュールへの変更”を参照してください。
管理サーバに接続した[スケジュール分散環境設定]ダイアログボックスで、削除対象となるサブシステムに登録されているスケジュールサーバのうち、該当するスケジュールサーバを解除します。スケジュールサーバの解除時、ジョブスケジューラデーモンの再起動を行うダイアログが表示されますが、再起動の必要はありません。
スケジュールサーバの解除については、“Systemwalker Operation Managerスケジュール分散機能説明書”の“通常スケジュールへの変更”を参照してください。
削除手順
以下の手順でサブシステム環境を削除します。
Systemwalker Operation Managerのデーモンを停止します。
クラスタシステム以外の場合は、poperationmgrコマンドで停止します。
クラスタシステムの場合は、poperationmgrコマンドおよび、クラスタシステムに登録されたクラスタアプリケーション/リソースグループ/クラスタサービスをオフラインにすることにより停止します。詳細は、“Systemwalker Operation Manager クラスタ適用ガイド”の“クラスタシステムにおけるデーモンの起動/停止”を参照してください。
以下のディレクトリ、およびファイルを削除します。
クラスタシステムの場合は、デーモンの停止により、共有ディスクが外れてしまうため、共有ディスクをマウントしてから、以下のディレクトリ、およびファイルを削除します。
カレンダ制御情報用のファイル(注)
Solaris版 :/var/opt/FJSVjmcal/post/sysn/*.dat
HP版 :/opt/FHPjmcal/post/sysn/*.dat
Linux版/Linux for Itanium版:
/var/opt/FJSVjmcal/post/sysn/*.dat
AIX版 :/opt/FAIXjmcal/post/sysn/*.dat
n:削除するサブシステム番号1~9
注)
カレンダ制御情報用のディレクトリを削除すると、同一サブシステムを再作成した際、ディレクトリが作成されません。
ジョブスケジューラのデータベースディレクトリ
Solaris版 :/var/opt/FJSVJOBSC/JOBDBn HP版 :/opt/FHPJOBSCH/db/JOBDBn Linux版/Linux for Itanium版:/var/opt/FJSVJOBSC/JOBDBn AIX版 :/usr/FAIXJOBSC/db/JOBDBn
n:削除するサブシステム番号1~9
ジョブ実行制御のスプールディレクトリ
Solaris版 :/var/opt/FJSVMJS/var/spool/mjes/mjesn HP版 :/opt/FHPMJS/var/spool/mjes/mjesn Linux版/Linux for Itanium版: /var/opt/FJSVMJS/var/spool/mjes/mjesn AIX版 :/opt/FAIXMJS/var/spool/mjes/mjesn
n:削除するサブシステム番号1~9
ジョブ実行制御の運用情報ディレクトリ
Solaris版 :/etc/opt/FJSVMJS/etc/mjes/mjesn HP版 :/opt/FHPMJS/etc/mjes/mjesn Linux版/Linux for Itanium版: /etc/opt/FJSVMJS/etc/mjes/mjesn AIX版 :/opt/FAIXMJS/etc/mjes/mjesn
n:削除するサブシステム番号1~9
スケジュール分散のデータベースディレクトリ(スケジュール分散機能が有効な場合のみ)
Solaris版 :/var/opt/FJSVstem/stemDBn HP版 :/var/opt/FJSVstem/stemDBn Linux版/Linux for Itanium版:/var/opt/FJSVstem/stemDBn AIX版 :/var/opt/FJSVstem/stemDBn
n:削除するサブシステム番号1~9
サブシステム用のポート番号を削除します。
“2.5.2 サブシステム用のポート番号の設定”で、“/etc/services”に作成したサブシステム用のポート番号を削除します。