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PowerSORT V6.0 ユーザーズガイド

1.3 プログラム修正一覧

ここでは、PowerSORT V6.0.0で修正されたプログラム修正の内容について説明します。

表1.5 PowerSORTのプログラム修正一覧

項番

V/L

P番号

現象

1

V5.0L10

PG61364

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常になることがあります。

  1. テキストファイル指定である。かつ、

  2. キーフィールド、または選択フィールドのデータ形式にシフトJISコード(sji)を指定している。かつ、

  3. キーフィールド、または選択フィールドの操作に'i'を指定している。

2

V5.0L10

PG61365

以下の条件の場合、PowerSORTが「bsrtopen関数で指定したBSRTPRIM(keyoption2)に誤りがあります.」という不適切なエラーメッセージを出力します。

  1. bsortコマンドを使用している。かつ、

  2. キーフィールドを指定していない。かつ、

  3. テキストファイル指定である。かつ、

  4. キーフィールドの操作に'w'と'N'を同時に指定している。

3

V5.0L10

PG61366

以下の条件の場合、PowerSORTが「オプション(n(key))と(l(key) or w(key))は同時に指定できません.」、または「キーオプションの数字の算術的比較と英数字の分割比較は同時に指定できません.」等の不適切なメッセージを出力します。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. キーフィールドにALLを指定している。かつ、

  3. キーフィールドの操作に以下の組み合わせで指定している。

    • 'n'と'N'

    • 'n'と'w'

    • 'N'と'w'

4

V5.0L10

PG61367

以下の条件の場合、PowerSORTがアプリケーションエラーとなります。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. 定義オプション(-define)を指定している。かつ、

  3. 定義オプションのオペランドで簡略名しか指定していない(注)。

注) 例えば、"-define @KEY" など。

5

V5.0L10

PG61368

以下の条件の場合、オプション指定の誤りが検出されず、指定されたオプションを無視して動作してしまうことがあります。

  1. bsortコマンドを使用している。かつ、

  2. -Pオプションの後ろに空白を置かずに処理定義ファイルを指定している。かつ、

  3. 他のオプションを1つ指定している。

6

V5.0L10

PG61369

以下の条件の場合、PowerSORTが出力するメッセージ内のエラー番号に誤りがあることがあります。

  1. 入力ファイル、または出力ファイルのファイルシステムに富士通COBOLファイルシステムを指定している。かつ、

  2. 富士通COBOLファイルシステムで何らかのエラーが発生した。

7

V5.0L10

PG61370

以下の条件の場合、PowerSORTが「An necessary PowerSORT working area cannot be secured.」という綴りに誤りのあるエラーメッセージを出力します。

  1. 英語メッセージが出力される環境でPowerSORTを使用している。かつ、

  2. PowerSORTが必要とするメモリが割り当てられない。

8

V5.0L10

PG61371

以下の条件の場合、PowerSORTが「再編成フィールドの指定に誤りがあります」というメッセージを出力してエラー終了します。

  1. bsortコマンドを使用している。かつ、

  2. バイナリファイル指定である。かつ、

  3. レコード再編成機能を指定している。かつ、

  4. 再編成フィールドにおいて16進数による自己規定値の指定がある。かつ、

  5. 再編成フィールドにおける自己規定値のデータ形式と入力ファイルのコード系の指定の組み合わせが以下のいずれかに該当する。

    • データ形式がASCIIである。かつ、入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式、またはUTF-8形式)である。

    • データ形式がUnicode UCS-2形式、またはUnicode UTF-8形式である。かつ、入力ファイルのコード系がASCIIコード系である。

9

V5.0L10

PG61372

以下の条件の場合、PowerSORTが「Max output file size is specified with the file system which dose not support it.」という綴りに誤りのあるエラーメッセージを出力します。

  1. 英語メッセージが出力される環境でPowerSORTを使用している。かつ、

  2. 出力ファイルシステムがシステムの標準ファイルシステム以外である。かつ、

  3. 出力可能な最大ファイルサイズを指定している。

10

V5.0L10

PG61373

以下の条件の場合、PowerSORTが「再編成フィールドの指定に誤りがあります.」というメッセージを出力してエラー終了することがあります。

  1. テキストファイル指定である。かつ、

  2. レコード再編成機能を指定している。かつ、

  3. 再編成フィールドに自己規定値を指定している。かつ、

  4. 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)である。

11

V5.0L10

PG61374

以下の条件の場合、再編成フィールドの指定の誤りが検出できず、PowerSORTが異常なレコードを出力します。

  1. テキストファイル指定である。かつ、

  2. 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)である。かつ、

  3. レコード再編成機能を指定している。かつ、

  4. 再編成フィールドの長さが2の倍数でない。または、テキストファイル固定フィールド指定のときに再編成フィールドの位置が2の倍数でない。

12

V5.0L10

PG61375

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常になることがあります。

  1. テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

  2. 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)である。かつ、

  3. キーフィールド、選択フィールド、再編成フィールド、または集約フィールドを指定している。

13

V5.0L10

PG61376

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常になる(注)ことがあります。

  1. マージ機能、またはコピー機能を指定している。かつ、

  2. テキストファイル指定である。かつ、

  3. 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式、またはUTF-8形式)である。かつ、

  4. 出力ファイルが標準出力である。

注) ファイルの先頭に余分なBOMが出力される。

14

V5.0L10

PG61377

以下の条件の場合、PowerSORTが「ファイル(※入力ファイル名)からのレコード入力中にエラー(※補足情報)が発生しました.」という不適切なエラーメッセージ(注)を出力することがあります。

  1. 入力ファイルのファイルシステムがシステムの標準ファイルシステムである。かつ、

  2. 入力ファイルが以下である。

    • バイナリファイルの場合、ファイルサイズが指定したレコード長の倍数でない。

    • テキストファイルの場合、指定したレコード長より長いレコードが存在する。

    • テキストファイル、かつ入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)の場合、レコード長が奇数であるレコードが存在する。

注) 補足情報が不適切。

15

V5.0L10

PG61693

以下の条件の場合、PowerSORTがkeyoption指定のエラーを検出できず、keyoptionの指定を無視して動作します。

  1. BSORT関数を使用したC言語のアプリケーションを作成し実行している。かつ、

  2. キーフィールドの指定を省略している。かつ、

  3. BSRTPRIM構造体のkeyoptionにBS_CHARNUMを指定している。かつ、

  4. BSRTPRIM構造体のkeyoptionにBS_NUMERIC、またはkeyoption2にBS_WCHRを指定している。

16

V5.0L10

PG61694

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常になることがあります。

  1. BSORT関数を使用したC言語のアプリケーションを作成し実行している。かつ、

  2. キーフィールドの操作にBSOPT_Nを指定している。

17

V5.0L10

PG61695

以下の条件の場合、PowerSORTが「キーフィールドの指定に誤りがあります.」、または「選択フィールドの指定に誤りがあります.」というメッセージを出力してエラー終了します。

  1. BSORT関数を使用したC言語のアプリケーションを作成し実行している。かつ、

  2. キーフィールドの操作にBSOPT_LNを指定している。または、選択フィールドの操作にBSOPT_Nを指定している。

18

V5.0L10

PG61696

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常になる(注)ことがあります。

  1. テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

  2. レコード集約機能を指定している。かつ、

  3. 集約フィールドの出力形式に'd'を指定している。

注) 集約フィールドが指定した出力形式で出力されない。

19

V5.0L10

PG61697

以下の条件の場合、入力ファイルのBOMの存在に関わらず、入力ファイルの先頭をBOMのバイト数分読み飛ばします。

  1. マージ機能、またはコピー機能を指定している。かつ、

  2. テキストファイル指定である。かつ、

  3. 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式、またはUTF-8形式)である。かつ、

  4. 入力ファイルが標準入力である。

20

V5.0L10

PG62207

以下の条件の場合、1つのファイルに出力可能な最大ファイルサイズ、または1つのファイルに出力可能な最大レコード数の指定によるファイルの分割出力が正常に動作しないことがあります。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. -outputオプションでmaxfilesizeオペランド、またはmaxrecnumオペランドを指定している。かつ、

  3. PowerSORTが用意した出力バッファ内に格納されているレコードを全て出力したタイミングでファイルの分割が行われた。

21

V5.0L10

PG62208

以下の条件の場合、PowerSORTが出力する「キーフィールド(※誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」というメッセージ内の“※誤りのあるフィールド番号”に誤りがありました。

  1. テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

  2. 入力ファイルのレコード再編成機能を指定している。かつ、

  3. 入力ファイルのレコード再編成機能の指定によりキーフィールドが存在しないレコードとなった。

22

V5.0L10

PG62209

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常になる(注)ことがあります。

  1. 入力ファイルが標準入力である。かつ、

  2. 入力ファイルのコード系がUnicode UCS-2形式である。

注) データ抜けが発生する。

23

V5.0L10

PG62210

以下の条件の場合、PowerSORTがメッセージを出力せずにエラー終了(注1)します。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

  3. レコード選択機能を指定している。かつ、

  4. 選択フィールドのデータ形式に文字形式2桁年号(yyc)を指定している。かつ、

  5. 実際の選択フィールドのフィールド長が2バイト未満(注2)である。

注1) bsortexコマンドの終了コードが1となる。

注2) 入力ファイルのコード系がUnicode UCS-2形式の場合は4バイト未満。

24

V5.0L10

PG62211

以下の条件の場合、1つのファイルに出力可能な最大レコード数の指定によるファイルの分割出力が正常に動作しない(注)ことがある、または「PowerSORTの処理で内部論理の矛盾を検出しました.(qha5term-72)」というメッセージを出力してエラー終了することがあります。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. テキストファイル指定である。かつ、

  3. -outputオプションでmaxrecnumオペランドを指定している。かつ、

  4. 入力ファイル内にレコード分離文字だけのレコードが含まれる。

注) maxrecnumオペランドで指定したレコード件数を超えて出力される。

25

V5.0L10

PG62212

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常(注)になることがあります。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. マージ機能を指定している。かつ、

  3. レコード集約機能を指定している。かつ、

  4. 集約フィールドの出力形式を指定している。かつ、

  5. -summaryオプションでfirstオペランドを指定している。

注) 集約フィールドが指定した形式で出力されない。

26

V5.0L10

PG62213

以下の条件の場合、PowerSORTが「集約フィールド(※異常が検出されたフィールド番号)の内部に不適切なコードが発見されたため,集約処理を中断します.」というメッセージを出力して集約処理を中断します。

  1. テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

  2. レコード集約機能を指定している。かつ、

  3. 集約フィールドの出力形式を指定している。かつ、

  4. 集約処理の対象とならないレコードの集約フィールド内に空白、またはタブが存在する。

27

V5.0L10

PG65142

以下の条件の場合、PowerSORTが「ファイルシステム(※指定したファイルシステム)でエラーが発生しました.」というメッセージを出力してエラー終了することがあります。

  1. bsortコマンド、またはbsortexコマンドを「PowerSORTインストールフォルダ¥PROGRAM」から他のファルダに複製して使用している。

28

V5.0L10

PG65143

以下の条件の場合、bsortexコマンドの終了コードが0になることがあります。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. マージ機能(-merge)を指定している。かつ、

  3. 出力処理で何らかのエラーが発生した(注)。

注) 発生したエラーに対応したエラーメッセージは出力されます。