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PowerSORT V6.0 ユーザーズガイド

1.2.11 障害修正に関する互換情報について

表1.4 PowerSORTの障害修正に関する互換情報

項番

V/L

P番号

変更内容

1

V5.0L10

PG61364

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常になることがありましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG61364)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. テキストファイル指定である。かつ、

  2. キーフィールド、または選択フィールドのデータ形式にシフトJISコード(sji)を指定している。かつ、

  3. キーフィールド、または選択フィールドの操作に'i'を指定している。

2

V5.0L10

PG61365

以下の条件の場合、PowerSORTが「bsrtopen関数で指定したBSRTPRIM(keyoption2)に誤りがあります.」という不適切なエラーメッセージを出力していましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG61365)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortコマンドを使用している。かつ、

  2. キーフィールドを指定していない。かつ、

  3. テキストファイル指定である。かつ、

  4. キーフィールドの操作に'w'と'N'を同時に指定している。

3

V5.0L10

PG61366

以下の条件の場合、PowerSORTが「オプション(n(key))と(l(key) or w(key))は同時に指定できません.」、または「キーオプションの数字の算術的比較と英数字の分割比較は同時に指定できません.」等の不適切なメッセージを出力していましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG61366)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. キーフィールドにALLを指定している。かつ、

  3. キーフィールドの操作に以下の組み合わせで指定している。

    • 'n'と'N'

    • 'n'と'w'

    • 'N'と'w'

4

V5.0L10

PG61368

以下の条件の場合、オプション指定の誤りが検出されず、指定されたオプションを無視して動作してしまうことがありましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG61368)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortコマンドを使用している。かつ、

  2. -Pオプションの後ろに空白を置かずに処理定義ファイルを指定している。かつ、

  3. 他のオプションを1つ指定している。

5

V5.0L10

PG61369

以下の条件の場合、PowerSORTが出力するメッセージ内のエラー番号に誤りがあることがありましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG61369)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. 入力ファイル、または出力ファイルのファイルシステムに富士通COBOLファイルシステムを指定している。かつ、

  2. 富士通COBOLファイルシステムで何らかのエラーが発生した。

6

V5.0L10

PG61370

以下の条件の場合、PowerSORTが「An necessary PowerSORT working area cannot be secured.」という綴りに誤りのあるエラーメッセージを出力していましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG61370)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. 英語メッセージが出力される環境でPowerSORTを使用している。かつ、

  2. PowerSORTが必要とするメモリが割り当てられない。

7

V5.0L10

PG61372

以下の条件の場合、PowerSORTが「Max output file size is specified with the file system which dose not support it.」という綴りに誤りのあるエラーメッセージを出力していましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG61372)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. 英語メッセージが出力される環境でPowerSORTを使用している。かつ、

  2. 出力ファイルシステムがシステムの標準ファイルシステム以外である。かつ、

  3. 出力可能な最大ファイルサイズを指定している。

8

V5.0L10

PG61374

以下の条件の場合、再編成フィールドの指定の誤りが検出できず、PowerSORTが異常なレコードを出力していましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG61374)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. テキストファイル指定である。かつ、

  2. 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)である。かつ、

  3. レコード再編成機能を指定している。かつ、

  4. 再編成フィールドの長さが2の倍数でない。または、テキストファイル固定フィールド指定のときに再編成フィールドの位置が2の倍数でない。

9

V5.0L10

PG61375

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常になることがありましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG61375)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

  2. 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)である。かつ、

  3. キーフィールド、選択フィールド、再編成フィールド、または集約フィールドを指定している。

10

V5.0L10

PG61376

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常になる(注)ことがありましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG61376)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. マージ機能、またはコピー機能を指定している。かつ、

  2. テキストファイル指定である。かつ、

  3. 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式、またはUTF-8形式)である。かつ、

  4. 出力ファイルが標準出力である。

注) ファイルの先頭に余分なBOMが出力される。

11

V5.0L10

PG61377

以下の条件の場合、PowerSORTが「ファイル(※入力ファイル名)からのレコード入力中にエラー(※補足情報)が発生しました.」という不適切なエラーメッセージ(注)を出力することがありましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG61377)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. 入力ファイルのファイルシステムがシステムの標準ファイルシステムである。かつ、

  2. 入力ファイルが以下である。

    • バイナリファイルの場合、ファイルサイズが指定したレコード長の倍数でない。

    • テキストファイルの場合、指定したレコード長より長いレコードが存在する。

    • テキストファイル、かつ入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)の場合、レコード長が奇数であるレコードが存在する。

注) 補足情報が不適切。

12

V5.0L10

PG61693

以下の条件の場合、PowerSORTがkeyoption指定のエラーを検出できず、keyoptionの指定を無視して動作していましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG61693)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. BSORT関数を使用したC言語のアプリケーションを作成し実行している。かつ、

  2. キーフィールドの指定を省略している。かつ、

  3. BSRTPRIM構造体のkeyoptionにBS_CHARNUMを指定している。かつ、

  4. BSRTPRIM構造体のkeyoptionにBS_NUMERIC、またはkeyoption2にBS_WCHRを指定している。

13

V5.0L10

PG61694

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常になることがありましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG61694)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. BSORT関数を使用したC言語のアプリケーションを作成し実行している。かつ、

  2. キーフィールドの操作にBSOPT_Nを指定している。

14

V5.0L10

PG61696

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常になる(注)ことがありましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG61696)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

  2. レコード集約機能を指定している。かつ、

  3. 集約フィールドの出力形式に'd'を指定している。

注) 集約フィールドが指定した出力形式で出力されない。

15

V5.0L10

PG61697

以下の条件の場合、入力ファイルのBOMの存在に関わらず、入力ファイルの先頭をBOMのバイト数分読み飛ばしていましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG61697)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. マージ機能、またはコピー機能を指定している。かつ、

  2. テキストファイル指定である。かつ、

  3. 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式、またはUTF-8形式)である。かつ、

  4. 入力ファイルが標準入力である。

16

V5.0L10

PG62207

以下の条件の場合、1つのファイルに出力可能な最大ファイルサイズ、または1つのファイルに出力可能な最大レコード数の指定によるファイルの分割出力が正常に動作しないことがありましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG62207)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. -outputオプションでmaxfilesizeオペランド、またはmaxrecnumオペランドを指定している。かつ、

  3. PowerSORTが用意した出力バッファ内に格納されているレコードを全て出力したタイミングでファイルの分割が行われた。

17

V5.0L10

PG62208

以下の条件の場合、PowerSORTが出力する「キーフィールド(※誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」というメッセージ内の“※誤りのあるフィールド番号”に誤りがありましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG62208)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

  2. 入力ファイルのレコード再編成機能を指定している。かつ、

  3. 入力ファイルのレコード再編成機能の指定によりキーフィールドが存在しないレコードとなった。

18

V5.0L10

PG62209

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常になる(注)ことがありましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG62209)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. 入力ファイルが標準入力である。かつ、

  2. 入力ファイルのコード系がUnicode UCS-2形式である。

注) データ抜けが発生する。

19

V5.0L10

PG62211

以下の条件の場合、1つのファイルに出力可能な最大レコード数の指定によるファイルの分割出力が正常に動作しない(注)ことがある、または「PowerSORTの処理で内部論理の矛盾を検出しました.(qha5term-72)」というメッセージを出力してエラー終了することがありましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG62211)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. テキストファイル指定である。かつ、

  3. -outputオプションでmaxrecnumオペランドを指定している。かつ、

  4. 入力ファイル内にレコード分離文字だけのレコードが含まれる。

注) maxrecnumオペランドで指定したレコード件数を超えて出力される。

20

V5.0L10

PG62212

以下の条件の場合、PowerSORTの出力結果が異常(注)になることがありましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG62212)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. マージ機能を指定している。かつ、

  3. レコード集約機能を指定している。かつ、

  4. 集約フィールドの出力形式を指定している。かつ、

  5. -summaryオプションでfirstオペランドを指定している。

注) 集約フィールドが指定した形式で出力されない。

21

V5.0L10

PG62213

以下の条件の場合、PowerSORTが「集約フィールド(※異常が検出されたフィールド番号)の内部に不適切なコードが発見されたため,集約処理を中断します.」というメッセージを出力してレコード集約処理が中断されていましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG62213)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

  2. レコード集約機能を指定している。かつ、

  3. 集約フィールドの出力形式を指定している。かつ、

  4. 集約処理の対象とならないレコードの集約フィールド内に空白、またはタブが存在する。

22

V5.0L10

PG65143

以下の条件の場合、bsortexコマンドの終了コードが0になることがありましたが、PowerSORT V6.0.0以降では、障害修正(PG65143)の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. マージ機能(-merge)を指定している。かつ、

  3. 出力処理で何らかのエラーが発生した(注)。

注) 発生したエラーに対応したエラーメッセージは出力されます。