Interstage Application Server/Interstage Web Server 移行ガイド
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第6章 J2EEの移行> 6.5 EJBサービスの移行

6.5.1 Interstage Application Server V9.0.1での変更内容

 Interstage Application Server V9.0.1(以降、Interstage V9.0.1)での変更内容を説明します。

[アプリケーション環境定義]の定義項目について

 Interstage V9.0.1では、EJB2.1に準拠しました。
 EJB2.1に準拠したEJBアプリケーションの場合には、[システム] > [ワークユニット] > [IJServer名] > [EJBモジュール名] > [EJBアプリケーション名] > [アプリケーション環境定義]で表示していた以下の定義については表示されません。
 内容を参照したい場合は、[システム] > [ワークユニット] > [IJServer名] > [EJBモジュール名]で表示されるdeployment descriptorの内容を確認してください。また、定義値を変更したい場合は、開発環境で生成されるejb-jar.xmlの内容を変更してください。

非表示となる定義情報

deployment descriptorファイルの対応するタグ

Enterprise Bean名

ejb-name

Homeインタフェース名

home

Remoteインタフェース名

remote

LocalHomeインタフェース名

local-home

Localインタフェース名

local

Enterprise Bean クラス名

ejb-class

セション種別

session-type

トランザクション管理種別

transaction-type

Persistence タイプ

persistence-type

抽象スキーマ名

abstract-schema-name

Primary Keyクラス名

prim-key-class

Primary Keyフィールド名

primkey-field

リエントラント

reentrant

メッセージセレクタ

message-selector

Destinationタイプ/サブスクライバの永続性

message-driven-destination

環境プロパティ

env-entry

参照EJB

ejb-ref

参照LocalEJB

ejb-local-ref

参照リソース

resource-ref

参照環境リソース

resource-env-ref

トランザクション

container-transaction

参照セキュリティロール

security-role-ref

メソッドパーミッション

method-permission

クエリ定義

query

 また、以下の説明についても非表示となりました。
 内容を参照したい場合は、対応するdeployment descriptorファイルのタグを参照してください。

非表示となる定義情報

deployment descriptorファイルの対応するタグ

セキュリティアイデンティティの説明

security-identityタグのdescriptionタグ


 従来のJ2EE1.3ベースで構築されたアプリケーションは従来どおりに運用可能です。J2EE1.3とJ2EE1.4のアプリケーションを同一のIJServer上で混在して運用することも可能です。

Message-driven Beanの初期起動インスタンス数について

 Message-driven Beanの初期起動インスタンス数のデフォルト値が8となります。Interstage Application Server V9.0.0以前は1でした。初期起動インスタンス数は同時に処理するメッセージ数です。デフォルト値が変更されたことで、初期設定でのメッセージ処理性能が向上します。
 初期起動インスタンス数を変更する場合にはInterstage管理コンソールを使用してEJBアプリケーションのアプリケーション環境設定で変更してください。また、ejbdefimportコマンドでも変更できます。


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