Interstage Application Server/Interstage Web Server 移行ガイド
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第6章 J2EEの移行

6.4 Servletサービスの移行

 ここでは、Servletサービスの移行について説明します。

■セションIDの長さについて

 Interstage Application Server 8.0以降では、セションIDの長さが長くなっています。
 セションIDの一意性の範囲、桁数はServletサービスの実装により異なる可能性があります。セションIDをセション識別以外の目的で使用しないようにしてください。

■サーブレット実行環境の変更

 Interstage Application Server/Interstage Web Server V9.0から、Tomcat 5.5ベースのサーブレット実行環境(Servletサービス)を提供しています。
 本製品のV6.0から提供しているTomcat 4.1ベースのサーブレット実行環境(Servletサービス)は互換用として本製品でも提供しています。

 Interstage Application Server 8.0以降では、V5.1以前のサーブレット実行環境であるTomcat3.1ベースのサーブレット実行環境(V5.1以前のServletサービス)を提供していません。以前のサーブレット実行環境からTomcat 5.5ベースのサーブレット実行環境への移行については、“Servletサービス(Tomcat 5.5ベースのサーブレット実行環境)への移行”を参照してください。

■isj2eeadminコマンドを使用して環境を構築する場合

 Interstage Application Server/Interstage Web Server V9.0から、IJServer定義ファイルとWebサーバコネクタ定義ファイルにWebサーバ名の指定が必要になりました。
 Interstage Application Server 8.0から抽出したファイルを使用するには、これらのファイルにWebサーバ名の指定を行ってからisj2eeadminコマンドで適用してください。Webサーバ名の指定については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の、“IJServer定義ファイル”および、“Webサーバコネクタ定義ファイル”を参照してください。


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