Interstage Application Server/Interstage Web Server 移行ガイド
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第5章 Interstage運用操作、環境の移行

5.7 ワークユニットの移行

 ここでは、以前のバージョン・レベルから改善されたワークユニットの機能、および移行時の注意事項について説明します。

■ワークユニットのカレントディレクトリの世代管理機能強化

 ワークユニットのカレントディレクトリの世代管理機能が強化され、過去の起動時のカレントディレクトリを0〜5世代の間で任意の世代数だけ残すことができます。

Interstage Application Server V7.0以降

 すべてのワークユニット種別で、デフォルトのカレントディレクトリのバックアップが1世代残されます。また、ワークユニット定義を変更することにより、0〜5世代の間で任意にバックアップ世代数を変更できます。
 なお、以前のバージョン・レベルのバックアップ資源をリストアした場合は、以前のバージョン・レベルでの動作が引き継がれます。そのため、カレントディレクトリのバックアップ世代数を変更する場合は、ワークユニット定義を変更し、再登録してください。
 バックアップ世代数は、以下で変更できます。

Interstage Application Server V6.0

 IJServerワークユニットの場合は、無条件に5世代のカレントディレクトリのバックアップが残ります。また、CORBAワークユニットの場合は、デフォルトではカレントディレクトリの世代管理は行われず、ワークユニット定義の[Control Option]セクションの“Environment Variable”ステートメントに、環境変数“EXTP_CURRENTDIR_HISTORY=YES”が設定された場合に、5世代のカレントディレクトリがバックアップされます。
 その他のワークユニット種別では、カレントディレクトリの世代管理は行われません。

Interstage Application Server V5.x以前

 カレントディレクトリの世代管理は行われません。


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