Interstage Application Server/Interstage Web Server 移行ガイド
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第3章 旧バージョン・レベルからの資源の移行方法> 3.2 旧バージョン・レベルのユーザ資源の互換

3.2.10 CORBAサービスの資源

■動作環境ファイル(configファイルなど)

旧バージョン・レベル

本バージョン・レベルでの使用可否

V1.x 〜 V5.x

(注1)

V6.0 以降

 [○:互換あり。 △:一部互換なし。 ×:互換なし。 −:定義が存在しない。]

 注1)
 configファイルのパラメタが一部変更されています。
 旧バージョン・レベルのconfigを使用した場合でも、内部ロジックで適切値に読み替えられますので問題はありませんが、“チューニングガイド”を参照してconfigを見直すことを推奨します。
 新規パラメタと廃止パラメタの両方が設定されている場合は新規パラメタの設定が優先されます。
 また、configのパラメタ変更に伴いodprtcurparamコマンドの出力が変更されています。odprtcurparamコマンドの出力については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
 

■ユーザデータ(インタフェースリポジトリ・ネーミングサービスなどのDB)

旧バージョン・レベル

本バージョン・レベルでの使用可否

V1.x 〜 V2.x

(注1) (注2)

V3.x 〜 V6.0

(注2)

V7.0 以降

 [○:互換あり。 △:一部互換なし。 ×:互換なし。 −:定義が存在しない。]

 注1)
 CORBA標準対応のため、オブジェクトリファレンスのエンコード方式が一部変更されました。このため、以下の条件の時、下位バージョンを使用しているPortable-ORB以外のクライアントアプリケーションでFREE_MEM例外が発生する場合があります。
  1. クライアントマシンにV2.0/V2.0L10以前のINTERSTAGEがインストールされている、かつ
  2. サーバアプリケーションのオブジェクトリファレンスにコード系を指定している場合。
 また、下位バージョンのPortable-ORBを使用している場合は以下の条件の時Portable-ORBクライアントでMARSHAL例外が発生します。
  1. クライアントマシンでV2.1/V2.0L20以前のPortable-ORBを使用している、かつ
  2. サーバアプリケーションのオブジェクトリファレンスにコード系を指定している場合。
 本件の現象が発生した場合は技術員に連絡してください。
 注2)
 ネーミングサービスにおける日本語バインディング名の使用は、旧バージョン互換用の機能です。日本語バインディング名を使用する場合は、Interstage Application Server V6.0以前のマニュアルを参照してください。

ユーザアプリケーション

 CORBAアプリケーションは、一部の例外(注1)を除いて、異なるバージョン間でのバイナリ互換は保証しません。そのため、ユーザアプリケーションを移行する場合は、ユーザアプリケーションを再ビルドする必要があります。

 注1)
 Interstage Application Server V7.0以降で作成したCOBOLアプリケーションについては、NetCOBOLで保証する範囲内でバイナリ互換があります。なお、OOCOBOLアプリケーションについては、バイナリ互換は保証しません。

 ソースレベルの互換性については以下の表のとおりとなります。

旧バージョン・レベル

本バージョン・レベルでの使用可否

V1.x 〜 V4.x

(注1)

V5.x 〜 V6.0

(注1) (注2) (注3)

V7.0 以降

 [○:互換あり。 △:一部互換なし。 ×:互換なし。]

 注1)
 Windows(R)版Interstage Application Server V7.0以降では、CORBAサービスが提供しているライブラリのコンパイルオプションが変更されました。そのため、C/C++ユーザアプリケーションを移行する場合にはユーザアプリケーションのコンパイルオプションも変更してアプリケーションを再ビルドする必要があります。詳細は、“Windows(R)のアプリケーションのコンパイルオプション変更について”を参照してください。
 注2)
 Windows(R)用のC++ CORBAワークユニットアプリケーションにおいて、古いiostreamライブラリを使用して標準出力、標準エラー出力にデータを出力している場合、Interstage Application Server V7.0以降ではstdout,stderrファイルにデータが出力されません。iostreamライブラリを標準C++ iostreamライブラリに変更して、ユーザアプリケーションの再ビルドを行ってください。詳細は、“OLTPサーバ運用ガイド”の“カレントディレクトリ”を参照してください。
 注3)
 Interstage Application Server V6.0以前では、COBOL言語で作成したCORBAワークユニットアプリケーションにおいて、翻訳時に翻訳オプション“SSOUT(環境変数情報名)”を指定していなくても、DISPLAY文の出力がstdoutファイルに出力される場合がありましたが、Interstage Application Server V7.0以降では、“SSOUT(環境変数情報名)”を指定しないと、ワークユニット停止時にアプリケーションがハングアップする場合があります。翻訳時に翻訳オプション“SSOUT(環境変数情報名)”を指定して再ビルドを行ってください。詳細は、“OLTPサーバ運用ガイド”の“カレントディレクトリ”を参照してください。
 

■SSL環境

 SMEEコマンドで作成したSSLの証明書/鍵管理環境をInterstage証明書環境に移行することはできません。Interstage証明書環境を使用する場合は、Interstage管理コンソールを使用して再構築する必要があります。SSLの環境設定については“セキュリティシステム運用ガイド”の“Interstage証明書環境の構築と利用”を参照してください。


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