Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
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第4章 COBOLインタフェース> 4.19 イベントサービスインタフェース> 4.19.3 EVENTFACTORYインタフェース

4.19.3.2 EVENTFACTORY-CREATE-CHANNEL

名前

 EVENTFACTORY-CREATE-CHANNEL

形式

  ENVIRONMENT DIVISION.
  CONFIGURATION SECTION.
  SPECIAL-NAMES.
  SYMBOLIC CONSTANT
  COPY SYMBOL-CONST IN CORBA.
  .

  DATA DIVISION.
  WORKING-STORAGE SECTION.
  COPY CONST IN COSEVENTCOMM.
  COPY CONST IN CORBA.
  01 COPY EVENTFACTORY IN CORBA REPLACING EVENTFACTORY BY OBJ.
  01 COPY STRING IN CORBA REPLACING CORBA-STRING BY KEY.
  01 COPY EVENTFACTORY-OPTION IN COSEVENTCOMM REPLACING EVENTFACTORY-OPTION BY DATA.
  01 COPY EVENTFACTORY-EVENTPROPERTY IN COSEVENTCOMM REPLACING EVENTFACTORY-EVENTPROPERTY  BY PROPERTY.
  01 COPY BOOLEAN IN CORBA REPLACING CORBA-BOOLEAN CREATE.
  01 COPY ENVIRONMENT IN CORBA REPLACING CORBA-ENVIRONMENT BY ENV.
  01 COPY OBJECT IN CORBA REPLACING CORBA-OBJECT BY EVENTCHNL.

  PROCEDURE DIVISION.
  CALL "EVENTFACTORY-CREATE-CHANNEL" USING
            OBJ
            KEY
            DATA
            PROPERTY
            CREATE
            ENV
            EVENTCHNL.

  EVENTFACTORY-OPTION.
    02 MAX-QUEUING    PIC 9(9) COMP-5.
    02 LIFE-TIME         PIC 9(9) COMP-5.
    02 MODEL PIC 9(9) COMP-5.
      88 EVENTFACTORY-MODELANY VALUE 0.
      88 EVENTFACTORY-MODELPUSH VALUE 1.
      88 EVENTFACTORY-MODELPULL VALUE 2.
      88 EVENTFACTORY-MODELMIXED VALUE 3.

機能説明

 イベントチャネルを生成し、生成したイベントチャネルのオブジェクトリファレンスを返します。本関数は、生成するチャネルに対してホスト名、ポート番号を変更する場合に使用します。
 本関数は、オブジェクトリファレンスを格納する領域を獲得するため、この領域が不要になった時点で、CORBA-OBJECT-RELEASE関数を使用して領域を解放する必要があります。

パラメタ

 OBJ
 CORBA-ORB-RESOLVE-INITIAL-REFERENCES関数のIDENTIFIERパラメタに“EVENTFACTORY-OBJECTID-FACTORY”を指定して獲得したオブジェクトリファレンス。
 KEY
 コンシューマ/サプライヤで共通のキーワードを、64バイト以内の文字列で指定します。
 共通のキーワードを指定することにより同じイベントチャネルのオブジェクトリファレンスが返されます。
 DATA
 EVENTFACTORY-OPTION構造体を指定します。
 EVENTFACTORY-OPTION構造体の各メンバには、以下の値を設定します。
 なお、イベントチャネルがすでに生成されている場合、本パラメタの値は無視されます。

メンバ

設定値

MAX-QUEUING

最大データ蓄積数。EVENTFACTORY-ES-DEFAULT-VALUEを指定した場合、イベントサービスの構成情報の設定で指定した“イベントチャネルに蓄積できるイベントデータ数の最大値”の値を使用します。

LIFE-TIME

データ保持時間(秒)。EVENTFACTORY-ES-DEFAULT-VALUEを指定した場合、イベントサービスの構成情報の設定で指定した“蓄積したイベントデータの生存時間(秒)”の値を使用します。0を指定した場合、タイムアウト監視は行いません。

MODEL

接続モデルとして以下の値を指定します。

  • EVENTFACTORY-MODELANY:接続時に決定
  • EVENTFACTORY-MODELPUSH:Pushモデル
  • EVENTFACTPRY-MODELPULL:Pullモデル
  • EVENTFACTORY-MODELMIXED:Mixedモデル
 PROPERTY
 以下の値を指定します。無効なnameが指定された場合、該当レコードは無効となります。また、HOSTNAMEとPORTNUMBERのどちらか一方が設定されている場合、指定されたレコードは無効となります。
 なお、イベントチャネルがすでに生成されている場合、本パラメタの値は無視されます。

メンバ(NAME)

データ型(VALUE)

設定値

HOSTNAME

CORBA-STRING

ホスト名(64文字以内)、またはIPアドレスを指定します。

PORTNUMBER

CORBA-UNSIGNED-SHORT

ポート番号を指定します。

 CREATE
 イベントチャネルが生成された場合は、CORBA-TRUEが設定されます。
 すでに存在した場合は、CORBA-FALSEが設定されます。
 ENV
 例外情報が格納される構造体。
 EVENTCHNL
 生成されたイベントチャネルのオブジェクトリファレンス。

復帰値

 正常終了した場合は、ENV構造体のMAJORにCORBA-NO-EXCEPTIONが設定されます。
 異常終了した場合は、ENV構造体のMAJORにCORBA-SYSTEM-EXCEPTIONが設定され、ENV構造体のIDに詳細情報が設定されます。
 システム例外の場合は、“メッセージ集”の“イベントサービスから通知される例外情報/マイナーコード”および“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照し、設定されたシステム例外およびマイナーコードに対する対処を行ってください。

注意事項


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