Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド
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第1部 セキュリティ侵害の脅威と対策> 第2章 セキュリティ対策

2.12 Interstage ディレクトリサービスの運用に関する対策

 Interstage ディレクトリサービスは、以下の製品で利用可能です。

■運用について

 運用上の誤使用を防止するために以下の対策を行ってください。

■外部アクセスの遮断

 ファイアウォール、およびルータなどを適切に設定し、外部から不正パケットの侵入、および指定したポート以外へのアクセスを抑止します。

■サービスの抑止

 Interstageが動作するノードに対して、リモートでアクセス可能なサービス(telnetおよびftpなど)を抑止することにより、不正なアクセスを防ぎます。この方法は、ネットワークを介した不正アクセスに対して効果を発揮します。
 リモートでアクセス可能なサービスの抑止方法については、各プラットフォームのマニュアルを参照してください。

■Interstage ディレクトリサービスサーバにアクセスする際の注意

 LDAPクライアントからInterstage ディレクトリサービスにアクセスする際、ネットワーク上に悪意のある人(またはマシン)が、正当なアクセス権限をもつ人(またはマシン)になりすまし、Interstage ディレクトリサービスにアクセスする脅威があります。
 アクセスしたユーザが本人であるかを確認するために、SSLバージョン3(クライアント認証)によるSSL通信を使用することをお勧めします。

 SSL通信については、“Interstage ディレクトリサービスでSSLを利用する方法”を参照ください。


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