Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド
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第1部 セキュリティ侵害の脅威と対策> 第1章 セキュリティ侵害の脅威> 1.1 Interstage シングル・サインオン> 1.1.3 セキュリティ対策

1.1.3.1 認証基盤構築ファイル、業務システム構築ファイルの保護

 リポジトリサーバ、認証サーバ、業務サーバを構築するために必要な認証基盤構築ファイルや業務システム構築ファイルについては、ダウンロードする際に指定したパスワードとともに、第三者に漏洩しないように管理し、安全な手段で受け渡しを行ってください。

 なお、ダウンロードした認証基盤構築ファイルや業務システム構築ファイルは、ファイルをダウンロードする際に指定したパスワードで暗号化されていますが、ファイルの内容を暴露されることで、利用者へのなりすましやシステムの乗っ取りが行われる可能性があります。このため、サーバの構築が完了した場合は、必ず削除するようにしてください。

 万が一、業務サーバ、または認証サーバの乗っ取りが行われた場合は、Interstage シングル・サインオンシステムで使用している暗号化情報(サービスID)を更新し、今まで使用していた暗号化情報(サービスID)を無効にしてください。
 暗号化情報(サービスID)の更新方法については、“業務サーバ、または認証サーバをDMZに配置する場合の脅威”を参照してください。


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