Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第1部 セキュリティ侵害の脅威と対策> 第1章 セキュリティ侵害の脅威> 1.1 Interstage シングル・サインオン> 1.1.2 考えられる脅威

1.1.2.1 業務サーバ、または認証サーバをDMZに配置する場合の脅威

 セション管理の運用を行う場合には、業務サーバ、または認証サーバをDMZに配置することができます。
 ただし、DMZに配置することでサーバが乗っ取られる危険性が高まり、サーバが乗っ取られた場合には、通信データの盗聴や改竄、成りすましなどによる不正使用の脅威となります。


 万が一、業務サーバ、または認証サーバの乗っ取りが行われた場合は、Interstage シングル・サインオンシステムを構成するすべてのサーバの暗号化情報(サービスID)を更新する必要があります。
 各サーバの暗号化情報(サービスID)の更新方法について以下に説明します。
 各コマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“シングル・サインオン運用コマンド”を参照してください。

 各サーバで暗号化情報(サービスID)を更新した後は、必ずサーバ、またはJavaアプリケーションを再起動してください。

 暗号化情報(サービスID)を更新後、認証、および認可が正常に行われない場合、暗号化情報(サービスID)の更新に失敗している可能性があります。暗号化情報(サービスID)の整合性を確認し、対処を行ってください。

【暗号化情報(サービスID)の整合性の確認】


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright 2007 FUJITSU LIMITED