Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド
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第4章 クラスタサービスの環境設定手順> 4.7 管理サーバとして運用するサーバの環境設定

4.7.3 Interstageの環境設定

 管理サーバをクラスタシステムで運用する場合の、Interstageの環境設定について説明します。

1) クラスタサービス(userApplication)の起動

 Interstageの環境設定には引き継ぎIPアドレスが活性化されていることや、共用ディスクが存在する必要があります。そのため、Interstageが設定されるクラスタサービス(PRIMECLUSTERではuserApplication)を事前に作成しておき、引継ぎIPアドレス、共用ディスクをクラスタサービス(PRIMECLUSTERではuserApplication)に登録し、Interstage環境設定の前に起動しておく必要があります。

2) ノード1に業務構成管理のリポジトリを作成

 ノード1に業務構成管理のリポジトリを作成します。Interstage管理コンソールの統合管理タブを使用して作成します。以下に設定手順および設定値を示します。

1. Interstage管理コンソールにログイン
2. ツリー画面で統合管理タブを選択
3. 下記の画面に移動
[統合管理] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [構成管理]
4. 「リポジトリの格納先」を共用ディスクに変更
5. 「適用」ボタンを押下

3) ノード1のInterstage資源のバックアップ

 以下のサービスのInterstage資源をバックアップしてください。バックアップの詳細は“Interstage運用ガイド”の“マルチサーバ管機能”の“バックアップ/リストア”を参照してください。

4) ノード2へInterstage資源の移入

 上の手順でバックアップした資源をノード2へ移入してください。移入の詳細は“Interstage運用ガイド”の“マルチサーバ管機能”の“バックアップ/リストア”を参照してください。


 ノード1で以下の処理を実行した場合、“ノード1のInterstage資源のバックアップ”から再度実行して、ノード1の資源をノード2に移入してください。

  1. Interstage管理コンソール動作環境のカスタマイズを行った場合
    詳細は“Interstage運用ガイド”の“Interstage管理コンソール動作環境のカスタマイズ”を参照してください。
  2. Interstage管理コンソールのログイン認証方法を変更した場合
    詳細は“Interstage運用ガイド”の“ログイン認証方法の選択”を参照してください。

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