Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド
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4.3 Interstageのインストール
インストーラにより、Interstageのパッケージを、クラスタを構成する各ノード(運用ノード、待機ノード)へインストールします。このとき、インストールはクラスタを構成する各ノードに対し、同一パス上に行う必要があります。

Interstageのパッケージは各ノードのローカルディスク上にインストールしてください。
クラスタ環境において、Interstage管理コンソールの制御の引継ぎは行われません。必ず運用サーバ切り替え後に、Interstage管理コンソールの再ログオンが必要です。
管理サーバをクラスタシステム上で運用する場合、その同一サーバでInterstage Application Serverのサーバ機能を使用することはできません。
■インストールの詳細


Interstageインストール後には、一部サービスについて、マシン起動時に自動的に起動しないように「スタートアップの種類」を変更する必要があります。以下の手順を実施してください。
- 以下のサービスの「スタートアップの種類」を確認し、"自動"が設定されている場合には"手動"に変更します。
- 以下のサービスの状態を確認し、“開始”している場合には、サービスを停止します。
- OD_start
- ObjectTransactionService
- F3FMwww
- CORBA/SOAP ClientGW
- FJapache
- INTERSTAGE

上記サービスでインストールされていないものに関しては、対処不要です。


また、Interstageパッケージインストール後にはサーバ立ち上げ時に呼び出されるスタートシェルとサーバ停止時に呼び出されるストップシェルがシンボリックリンクファイルとして格納されています。クラスタを使用する場合は当該シェルを呼び出されないように、別ディレクトリなどに退避しておく必要があります。

- /etc/rc2.d配下のS99startisを退避
- /etc/rc2.d配下のS99startodを退避
- /etc/rc0.d配下のK00stopisを退避
- /etc/rc0.d配下のK00stopodを退避
- /etc/rc0.d配下のK17FJapacheを退避
- /etc/rc1.d配下のK17FJapacheを退避
- /etc/rc2.d配下のK17FJapacheを退避
- /etc/rc3.d配下のS51FJapacheを退避
- /etc/rcS.d配下のK17FJapacheを退避
- /etc/rc2.d配下のS99isstartoptoolを退避(注)
- /etc/rc2.d配下のS95isjmxstartを退避(注)
- /etc/rc2.d配下のS99FJSVjs2suを退避(注)
- /etc/rc3.d配下のS99FJSVjs2suを退避(注)
注)マルチサーバ管理機能を使用し管理サーバとして運用している場合のみ退避してください。

- /etc/rc2.d配下のS99startisを退避
- /etc/rc3.d配下のS99startisを退避
- /etc/rc4.d配下のS99startisを退避
- /etc/rc5.d配下のS99startisを退避
- /etc/rc2.d配下のS99startodを退避
- /etc/rc3.d配下のS99startodを退避
- /etc/rc4.d配下のS99startodを退避
- /etc/rc5.d配下のS99startodを退避
- /etc/rc0.d配下のK14FJapacheを退避
- /etc/rc1.d配下のK14FJapacheを退避
- /etc/rc2.d配下のS86FJapacheを退避
- /etc/rc3.d配下のS86FJapacheを退避
- /etc/rc4.d配下のS86FJapacheを退避
- /etc/rc5.d配下のS86FJapacheを退避
- /etc/rc6.d配下のK14FJapacheを退避
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