ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書 13.3 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(R) 2003/Microsoft(R) Windows Server(R) 2008-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX-
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第9章 テープへファイル単位バックアップ運用をする場合

9.2 ファイル単位バックアップエージェントのインストール

ファイル単位バックアップには、バックアップ対象データが存在するStorageサーバに、ファイル単位バックアップエージェントをインストールする必要があります。

バックアップ対象データがテープサーバに存在する場合、ファイル単位バックアップエージェントは、テープサーバに自動的にインストールされるため、ファイル単位バックアップエージェントのインストールは必要ありません。

ファイル単位バックアップエージェントのインストールに必要なパッケージ、およびインストール手順については、ファイル単位バックアップエージェントをインストールする各プラットフォーム(Windows版/Solaris版/Linux版/HP-UX版/AIX版)の手順に従ってインストールを行ってください。

ファイル単位バックアップエージェントをインストールするStorageサーバには、以下の条件が必要です。

Windows版

Windowsサーバへ、ファイル単位バックアップエージェントをインストールする場合に必要なパッケージを以下に示します。

[表: ファイル単位バックアップエージェントのインストールに必要なパッケージ(Windows版)]

インストール
の順序

パッケージ名

備考

1

TSM Backup-archive Client - x32
(x32システム用)

TSMバックアップ/アーカイブクライアントパッケージです。

システム種(32bit or 64bit)に応じて、左記パッケージから選択します。

TSM Backup-archive Client - x64
(x64システム用)

2

TSM 言語パック - x32
(x32システム用)

TSMクライアント言語パッケージです。

システム種(32bit or 64bit)に応じて、左記パッケージから選択します。

TSM 言語パック - x64
(x64システム用)

以下にファイル単位バックアップエージェントのインストール手順を示します。

  1. Windowsサーバにログインします。

    Windowsサーバに、Administrator権限を持つユーザーでログインします。

  2. CD-ROMをマウントします。

    Windowsサーバに、CD-ROM(ファイル単位バックアップエージェントプログラム)をセットします。

  3. パッケージをインストールします。

    表示されるTSMクライアント・インストール・ウィザードの説明に従って、上記の表から必要なパッケージを選択し、インストールしてください。

    なお、TSMバックアップ/アーカイブクライアントをインストールする場合、カスタムインストールを選択し、すべてのTSMクライアントプログラムをインストールしてください。

  4. インストールが完了すると、以下のメッセージが出力されます。

Solaris版

Solarisサーバへ、ファイル単位バックアップエージェントをインストールする場合に必要なパッケージを以下に示します。

[表: ファイル単位バックアップエージェントのインストールに必要なパッケージ(Solaris版)]

インストール
の順序

パッケージ名

備考

1

TIVsmCapi.pkg

TSM APIクライアントです。

2

TIVsmCba.pkg

TSM バックアップ/アーカイブ クライアントです。

3

TIVsmClJa.pkg

TSMクライアント日本語パッケージです。

以下にファイル単位バックアップエージェントのインストール手順を示します。

  1. Solarisサーバにログインします。

    Solarisサーバに、root権限を持つユーザーでログインします。

  2. CD-ROMをマウントします。

    Solarisサーバに、CD-ROM(ファイル単位バックアップエージェントプログラム)をセットします。CD-ROMのマウント方法については、「インストール」を参照してください。

  3. パッケージ格納先ディレクトリへ移動します。

    パッケージが格納されているCD-ROM内のディレクトリへ移動します。

    # cd /CD-ROMマウントポイント/tsmcli/solaris

  4. パッケージをインストールします。

    pkgaddコマンドを使用し、上記の表に記載されている順序どおりにインストールしてください。

    例) TSM APIクライアントパッケージ(TIVsmCapi.pkg)をインストールします。

    # pkgadd -d TIVsmCapi.pkg

  5. インストールが完了すると、以下のメッセージが出力されます。

    <パッケージ名> のインストールに成功しました。

Linux版

Linuxサーバへ、ファイル単位バックアップエージェントをインストールする場合に必要なパッケージを以下に示します。

[表: ファイル単位バックアップエージェントのインストールに必要なパッケージ(Linux版)]

インストール
の順序

パッケージ名

備考

1

TIVsm-API.i386.rpm
(x32/x64システム用)

TSM APIクライアントです。

システム種(32bit or 64bit or Itanium)に応じて、左記パッケージから選択します。

TIVsm-API64.i386.rpm
(x64システム用)

TIVsm-API64.ia64.rpm
(Itaniumシステム用)

2

TIVsm-BA.i386.rpm
(x32/x64システム用)

TSM バックアップ/アーカイブ クライアントです。

TIVsm-BA.ia64.rpm
(Itaniumシステム用)

3

TIVsm-msg.ja_JP.i386.rpm
(x32/x64システム用)

TSMクライアント日本語パッケージです。

TIVsm-msg.ja_JP.ia64.rpm
(Itaniumシステム用)

以下にファイル単位バックアップエージェントのインストール手順を示します。

  1. Linuxサーバにログインします。

    Linuxサーバに、root権限を持つユーザーでログインします。

  2. CD-ROMをマウントします。

    Linuxサーバに、CD-ROM(ファイル単位バックアップエージェントプログラム)をセットします。CD-ROMのマウント方法については、「インストール」を参照してください。

  3. パッケージ格納先ディレクトリへ移動します。

    パッケージが格納されているCD-ROM内のディレクトリへ移動します。

    【システム環境がv.4 for x86、v.4 for EM64T、v.5 for x86、v.5 for Intel64の場合】

    # cd /CD-ROMマウントポイント/tsmcli/Linux86

    【システム環境がv.4 for Itanium または v.5 for Intel Itaniumの場合】

    # cd /CD-ROMマウントポイント/tsmcli/Linuxia64

  4. パッケージをインストールします。

    rpmコマンドを使用し、以下の手順でインストールしてください。

    【システム環境がv.4 for x86 または v.5 for x86の場合】

    1. TSM APIクライアントパッケージのインストール

      # rpm -ihv TIVsm-API.i386.rpm

    2. TSM バックアップ/アーカイブ クライアントのインストール

      # rpm -ihv TIVsm-BA.i386.rpm

    3. TSM クライアント言語パッケージのインストール

      # rpm -ihv TIVsm-msg.ja_JP.i386.rpm

    【システム環境がv.4 for EM64T または v.5 for Intel64の場合】

    1. TSM APIクライアントパッケージのインストール

      # rpm -ihv TIVsm-API.i386.rpm

    2. x64システム用のパッケージが格納されているCD-ROM内のディレクトリへ移動

      # cd /CD-ROMマウントポイント/tsmcli/Linux64

    3. TSM APIクライアントパッケージ(x64システム用)のインストール

      # rpm -ihv TIVsm-API64.i386.rpm

    4. TSM バックアップ/アーカイブ クライアントのインストール

      # rpm -ihv TIVsm-BA.i386.rpm

    5. TSM クライアント言語パッケージのインストール

      # rpm -ihv TIVsm-msg.ja_JP.i386.rpm

    【システム環境がv.4 for Itanium または v.5 for Intel Itaniumの場合】

    1. TSM APIクライアントパッケージのインストール

      # rpm -ihv TIVsm-API64.ia64.rpm

    2. TSM バックアップ/アーカイブ クライアントのインストール

      # rpm -ihv TIVsm-BA.ia64.rpm

    3. TSM クライアント言語パッケージのインストール

      # rpm -ihv TIVsm-msg.ja_JP.ia64.rpm

  5. インストールが完了すると、以下のメッセージが出力されます。

    パッケージの機能名 installation complete.

HP-UX版

HP-UXサーバへ、ファイル単位バックアップエージェントをインストールする場合に必要なパッケージを以下に示します。

[表: ファイル単位バックアップエージェントのインストールに必要なパッケージ(HP-UX版)]

インストール
の順序

パッケージ名

備考

1

TIVsmCapi
(x32システム用)

TSM APIクライアントです。

システム種(32bit or 64bit)に応じて、左記パッケージから選択します。

TIVsmCapi64
(x64システム用)

2

TIVsmC

TSM バックアップ/アーカイブ クライアントです。

3

TIVsmC.msg.ja_JP

TSMクライアント日本語パッケージです。

以下にファイル単位バックアップエージェントのインストール手順を示します。

  1. HP-UXサーバにログインします。

    HP-UXサーバに、root権限を持つユーザーでログインします。

  2. CD-ROMをマウントします。

    HP-UXサーバに、CD-ROM(ファイル単位バックアップエージェントプログラム)をセットします。CD-ROMのマウント方法については、「インストール」を参照してください。

  3. パッケージ格納先ディレクトリへ移動します。

    パッケージが格納されているCD-ROM内のディレクトリへ移動します。

    【システム環境がHP-UX 11i v2(PA-RISC)の場合】

    # cd /CD-ROMマウントポイント/tsmcli/hp11

    【システム環境がHP-UX 11i v2(Itanium 2)の場合】

    # cd /CD-ROMマウントポイント/tsmcli/hp11ia64

  4. パッケージをインストールします。

    swinstallコマンドを使用し、以下の手順でインストールしてください。

    【システム環境がHP-UX 11i v2(PA-RISC)の場合】

    1. TSM バックアップ/アーカイブ クライアントのインストール

      # /usr/sbin/swinstall -x mount_all_filesystems=false -v -s /CD-ROMマウントポイント/tsmcli/hp11/TIVsmC TIVsm

    2. TSM クライアント言語パッケージのインストール

      # /usr/sbin/swinstall -x mount_all_filesystems=false -v -s /CD-ROMマウントポイント/tsmcli/hp11/TIVsmC.msg.ja_JP TIVsm

    【システム環境がHP-UX 11i v2(Itanium 2)の場合】

    1. TSM バックアップ/アーカイブ クライアントのインストール

      # /usr/sbin/swinstall -x mount_all_filesystems=false -v -s /CD-ROMマウントポイント/tsmcli/hp11ia64/TIVsmC TIVsm64

    2. TSM クライアント言語パッケージのインストール

      # /usr/sbin/swinstall -x mount_all_filesystems=false -v -s /CD-ROMマウントポイント/tsmcli/hp11ia64/TIVsmC.msg.ja_JP TIVsm64.CLIENT_msg_ja_JP

  5. インストールが完了すると、以下のメッセージが出力されます。

    【システム環境がHP-UX 11i v2(Itanium 2)の場合】

    * Execution succeeded

    【システム環境がHP-UX 11i v2(Itanium 2)の場合】

    * Analysis and Execution succeeded.

AIX版

AIXサーバへ、ファイル単位バックアップエージェントをインストールする場合に必要なパッケージを以下に示します。

[表: ファイル単位バックアップエージェントのインストールに必要なパッケージ(AIX版)]

インストールの
順序

インストール時に指定するパッケージ名

インストール後のパッケージ名

備考

1

tivoli.tsm.client.api.32bit

tivoli.tsm.client.api.32bit

TSM APIクライアントです。

2

tivoli.tsm.client.ba

tivoli.tsm.client.ba

TSM バックアップ/アーカイブ クライアントです。

3

tivoli.tsm.client.msg
+ 5.5.0.0 TSM Client Messages - Japanese

tivoli.tsm.client.msg.ja_JP

TSMクライアント日本語パッケージです。

以下にファイル単位バックアップエージェントのインストール手順を示します。

  1. AIXサーバにログインします。

    AIXサーバに、root権限を持つユーザーでログインします。

  2. CD-ROMをマウントします。

    AIXサーバに、CD-ROM(ファイル単位バックアップエージェントプログラム)をセットします。CD-ROMのマウント方法については、「インストール」を参照してください。

  3. パッケージをインストールします。

    smitty installコマンドを使用して、インストールします。

    # smitty install

    smitty installコマンド実行後、以下の手順でインストールを行ってください。

    1. [ソフトウェアのインストールと更新(Install and Update Software)]を選択します。

    2. [使用できるソフトウェアすべてのインストールと更新(Install and Update From ALL Available Software)]を選択します。

    3. [ソフトウェアの装置/ディレクトリーを入力してください(INPUT device/directory for software)]プロンプトでF4キーを押します。

      → [/CD-ROMマウントポイント/usr/sys/inst.images]ディレクトリを選択します。

    4. [インストールするソフトウェア(SOFTWARE to install)]プロンプトでF4を押します。

    5. F7キーを押して、インストールするTivoli Storage Managerファイル・セットを選択し、Enterキーを押します。

      → もう一度Enterキーを押すと、インストールが開始されます。

  4. インストールが完了すると、以下のメッセージが出力されます。

    Configuration tasks パッケージの機能名 completed.


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