ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 テープバックアップ連携編 13.3 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(R) 2003/Microsoft(R) Windows Server(R) 2008-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX- |
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第14章 各種コマンド | > 14.4 テープサーバのコマンド |
マルチパスを構成している環境でETERNUS2000/ETERNUS3000/ETERNUS4000のディスクをテープにバックアップするために必要な情報を、ETERNUS2000/ETERNUS3000/ETERNUS4000から取得するコマンドです。
このコマンドは、以下の場合に実行する必要があります。
テープサーバ初期導入時
テープサーバのバージョンアップ時
テープサーバのOSバージョンアップ時
ETERNUS2000/ETERNUS3000/ETERNUS4000のRAID構成の変更時
新規のETERNUS2000/ETERNUS3000/ETERNUS4000の追加時
指定方法
/opt/FJSVswstm/bin/tbogetoluinfo -l ETERNUSIPaddress [ETERNUSIPaddress ...] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
---|---|
-l |
ETERNUSIPaddressで指定したETERNUS2000/ETERNUS3000/ETERNUS4000からLAN経由でETERNUS2000/ETERNUS3000/ETERNUS4000の情報を取得します。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
---|---|
ETERNUSIPaddress |
情報を取得するETERNUS2000/ETERNUS3000/ETERNUS4000のIPアドレスを指定します。対象となるIPアドレスは、“IPv4”だけです。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
ETERNUSIPaddress (200.30.40.30) のETERNUS4000から情報を取得します。
# /opt/FJSVswstm/bin/tbogetoluinfo -l 200.30.40.30 200.30.40.30 completed. [total olu = 100] The configuration file of CM information was update. # |
テープサーバをACM13.1以前からACM13.2以降にバージョンアップし、テープサーバのバージョンアップ設定コマンド(tboactmplbext)を実行した場合は、以下のメッセージが出力されます。
# /opt/FJSVswstm/bin/tbogetoluinfo -l 200.30.40.30 200.30.40.30 completed. [total olu = 100] /var/opt/FJSVmplb/mplb_ext.conf was update. # |
GRマルチパスドライバを導入している環境で、本コマンドを実行した場合は、以下のコマンドも実行してください。だだし、RAID装置がマイグレーションの処理中には実行しないでください。なお、ETERNUSマルチパスドライバを導入している場合は、実行する必要はありません。
# mplbconfig -q #
本コマンドを実行するには、以下の条件があります。
ETERNUS3000のファームウェアのバージョンが以下のバージョン以降である。
[表: ファームウェアのバージョンについて]
モデル
ファームウェアのバージョン
M100/M200/M400/M600
V20L32
M300/M500/M700
V10L10
ETERNUS2000/ETERNUS4000については、ファームウェアのバージョンに関わらず実行してください。
テープサーバとETERNUS2000/ETERNUS3000/ETERNUS4000がLANに接続されている。
テープサーバとETERNUS2000/ETERNUS3000/ETERNUS4000がFC接続されている。
ETERNUSマルチパスドライバまたはGRマルチパスドライバがテープサーバにインストールされている。
/etc/opt/FJSVswstm/conf/devpath.confにETERNUS2000/ETERNUS3000/ETERNUS4000のアクセスパスを記載し、tbochkconfコマンドを実施している。
本コマンドを実行する場合の注意事項は以下のとおりです。
ETERNUS2000/ETERNUS3000/ETERNUS4000を含まない構成では、本コマンドを必要としません。
ETERNUS2000/ETERNUS3000/ETERNUS4000以外のIPアドレスを指定しても情報は取得されません。
ETERNUS2000/ETERNUS3000/ETERNUS4000のRAID変更(LUNVの追加含む)後や新規ETERNUS2000/ETERNUS3000/ETEENUS4000の追加後に、本コマンドを実行しなかった場合、テープへのバックアップおよびテープからのリストアが失敗します。
/var/opt/FJSVmplb/mplb_ext.confはGRマルチパスドライバの設定ファイルです。マルチパスドライバの動作に影響するため、手動で編集を行わないでください。
バージョンアップにてテープサーバのバージョンアップ設定コマンド(tboactmplbext)を実行せずに本コマンドを実行する場合、各CMにアクセスパスを2本ずつ設定していない構成では、情報取得が失敗します。
なお、テープサーバのバージョンアップ設定コマンド(tboactmplbext)を実行している場合は、/etc/opt/FJSVswstm/conf/mplb_ext_activeファイルが存在します。以下のコマンドを実行することにより、ファイルの有無を確認することができます。
# ls -l /etc/opt/FJSVswstm/conf/mplb_ext_active
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