ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 テープバックアップ連携編 13.3 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(R) 2003/Microsoft(R) Windows Server(R) 2008-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX- |
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第11章 運用保守 | > 11.1 データベースの保守 |
バックアップ管理簿の保守方法について説明します。バックアップ運用を実施しているサーバで実行します。
バックアップ管理簿とSymfowareのデータベーススペースをバックアップしたときに作成されるリカバリ制御ファイルをバックアップします。
詳細については、バックアップ対象サーバのOSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』の「資源バックアップコマンド(swstresback)」を参照してください。
バックアップ対象サーバのOSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』の「データベースの保守」を参照してください。
バックアップ管理簿とSymfowareのデータベーススペースをバックアップしたときに作成されるリカバリ制御ファイルをリストアします。
詳細については、バックアップ対象サーバのOSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』の「資源リストアコマンド(swstresrst)」を参照してください。
Storage管理サーバで使用しているデータベースの保守方法について説明します。
データベース領域の退避を行うには、データベース退避コマンド(stgdbdmp)を使用します。本コマンドは、Storage管理サーバ上で実行します。
詳細については、バックアップ対象サーバのOSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』の「データベースの退避方法」を参照してください。
主にStorageサーバの追加やデバイス情報の取り込みなど構成情報に変化が生じた際に使用しますが、それ以外に一日一回など定期的に実行することをお勧めします。
退避データ取得中の外部ファイルの入出力障害に備えるために、退避データは最低でも2世代管理しておくことをお勧めします。
以下の計算式で算出します。
60+(管理するデバイス数×0.001)メガバイト |
RDBSWSTF.logファイルを最終行から順に参照し、「rdb:ERROR:qdgXXXXX〜」と記述されたメッセージ(同時刻に出力されているメッセージも確認してください)を検索して「qdgXXXXX」を取得し、復旧モードを決定します。
RDBSWSTF.logファイルのパスおよび、qdgメッセージの説明については、対象サーバのOSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』の「データベースの障害箇所の把握」を参照してください。
データベース領域に入出力障害等の障害が発生した場合、復旧を行うためには、データベース復旧コマンド(stgdbrcv)を使用します。本コマンドは、Storage管理サーバ上で実行します。
詳細については、各OSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』の「データベースの復旧方法」を参照してください。
データベース復旧コマンドを実行する際は、rootユーザーでログインしてください。
データベース復旧コマンドが正常終了した後、データベースの退避方法に従って、最新の退避データを取得してください。なお、その際の退避データ格納ディレクトリは、復旧コマンドで使用した退避データ格納ディレクトリとは異なるディレクトリを指定することをお勧めします。
データベース復旧コマンドが正常終了した後、「デーモンの起動と停止」を参照し、AdvancedCopy Managerのデーモンを再起動(停止後、起動)してください。
認証機構の保守方法について説明します。認証機構を実施しているサーバ(Storage管理サーバ)で実行します。
Storage管理サーバにおいて、smmkbatコマンドを実行して認証管理情報を抽出します。
詳細については、Storage管理サーバのOSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』の「認証管理簿のバックアップ」を参照してください。
以下の計算式で算出します。
400+(アクセス権設定したアカウント名の長さ+29(*1)・・・)バイト
*1:アクセス権を設定したアカウントの数分だけ加算します。
認証管理簿のリストア方法については、Storage管理サーバのOSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』の「認証管理簿のリストア」を参照してください。
レジストリの保守方法について説明します。Storage管理サーバおよびStorageサーバで実施します。
レジストリファイルを、cpコマンド等を使用してバックアップします。
詳細については、バックアップ対象のOSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』の「レジストリのバックアップ」を参照してください。
バックアップするファイルのサイズを確認してください。
バックアップするファイルについては、バックアップ対象のOSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』の「レジストリのバックアップ」を参照してください。
レジストリファイルを、cpコマンド等を使用して復元します。
詳細については、バックアップ対象のOSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』の「レジストリのバックアップ」を参照してください。
テープ管理情報の保守方法について説明します。テープサーバで実行します。
テープ管理情報をバックアップします。テープ管理情報にはTSMのデータベースも含まれます。以下に示す手順の後、テープ管理情報バックアップコマンドを実行します。
コマンドの詳細については、「テープ管理情報バックアップコマンド(tboresback)」を参照してください。
TSMのデータベースのうち環境ファイルは、バックアップ対象TSM環境ファイル(/etc/opt/FJSVswstm/conf/tsmbkfile)に記述されているファイルをバックアップします。
データベースの配置場所をデフォルトから変更している場合は、このファイルを編集する必要があります。
以下に編集方法を示します。/etc/opt/FJSVswstm/conf/tsmbkfile は、デフォルトで以下が記述されています。
/opt/tivoli/tsm/server/bin/dsmserv.opt /opt/tivoli/tsm/server/bin/dsmserv.dsk /opt/tivoli/tsm/server/bin/nodelock /opt/tivoli/tsm/server/bin/volhist.out /opt/tivoli/tsm/server/bin/devconfig.out /opt/tivoli/tsm/client/ba/bin/dsm.sys /opt/tivoli/tsm/client/ba/bin/dsm.opt
データベースの配置場所を変更している場合は、“dsmserv.opt”、“dsmserv.dsk”、および“nodelock”ファイルのパスを変更します。
「dsmserv.opt」ファイル内の以下に示すキーの内容を変更している場合は、“volhist.out”、“devconfig.out”のパスを変更します。キーの内容がtsmbkfileに記述するパスとなります。
キー名 |
対応するファイル |
---|---|
VOLUMEHistory |
volhist.out |
DEVCONFig |
Devconfig.out |
以下のディレクトリ配下のサイズを確認してください。
/etc/opt/FJSVswstm/data/ctrl
クラスタ運用している場合は、以下のディレクトリ配下のサイズを確認してください。
/etc/opt/FJSVswstm/<論理ノード名>/data/ctrl
また、TSMデータベースの容量として以下のサイズを確認してください。
/etc/opt/FJSVswstm/conf/tsmbkfile内に記述されているファイルのサイズ
/opt/tivoli/tsm/server/bin/dsmserv.dskに記載されているDB名のサイズの30%
テープ管理情報をリストアします。
詳細については、「テープ管理情報リストアコマンド(tboresrst)」を参照してください。
tboresrst コマンドは既存のTSMのデータベース、ログファイルを上書きしますので、実行前にこれらのファイルを退避することをお勧めします。
ファイルの退避は以下の手順で行います。
ファイル名の確認をします。
# cat /opt/tivoli/tsm/server/bin/dsmserv.dsk /opt/tivoli/tsm/server/bin/log.dsm ← ログファイル /opt/tivoli/tsm/server/bin/db.dsm ← データベース # |
ファイルを任意のディレクトにコピーをします。
# cp -p /opt/tivoli/tsm/server/bin/log.dsm /work/tsm_bkup # cp -p /opt/tivoli/tsm/server/bin/db.dsm /work/tsm_bkup # |
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