ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.3 - Microsoft(R) Windows(R) 2000 -,- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 -, - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 - |
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第9章 Exchangeデータベースのバックアップとリストア | > 9.5 リストアの実行 |
リストアはExchangeサーバ上でExchange VSSリストア実行コマンド(swsrpvssrestore_exchange)を実行することによって、ストレージグループ単位で行います。このとき、ストレージグループ内のすべてのデータベース(ストア)はディスマウントされます。リストアはアドバンスト・コピーを使用して実施されますが、Exchange VSSリストア実行コマンド実行時のコピー実行状況によって処理内容が異なります。
リストア同期処理が行われていない場合は、OPC論理コピーを起動することによってリストアを行います。
リストア同期処理が行われていて等価性維持状態になっている場合は、EC/RECをサスペンドすることによってリストアを行います。
リストアには以下の方法があります。
Point-in-timeリストア(バックアップ時点へのリストア)
ロールフォワードリストア(最新時点へのリストア)
Point-in-Timeリストアは、ストレージグループ内のすべてのデータベースをバックアップ時点の状態へリストアします。Point-in-Timeリストアは、Exchange VSSリストア実行コマンド(swsrpvssrestore_exchange)にpointオプションを指定して実行します。pointオプションが指定された場合、本コマンドはバックアップボリュームからストレージグループを構成する全ファイル(*.edb、*.stm、*.log、*.chk)をリストアすることによって、ストレージグループをバックアップ時点へリストアします。
実行例:
C:\>set SWSTGNODE=nodeAGT C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpvssrestore_exchange -evs VSVR -point -sgname FirstStorageGroup -copygrp BK1 swsrpvssrestore_exchange successfully completed C:\> |
ロールフォワードリストアは、ストレージグループ内のすべてのデータベースを最新時点へリストアします。
ロールフォワードリストアは、Exchange VSSリストア実行コマンド(swsrpvssrestore_exchange)にrollオプションを指定して実行します。rollオプションが指定された場合、本コマンドは以下の動作を行います。
データベースファイル(*.edb、*.stm)だけをリストアします。
業務ボリューム上に存在するログファイルを使用してログ適用を行います。
データベースを最新時点へリストアします。
実行例:
C:\>set SWSTGNODE=nodeAGT C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpvssrestore_exchange -evs VSVR -roll -sgname FirstStorageGroup -copygrp BK1 swsrpvssrestore_exchange successfully completed C:\> |
ロールフォワードリストアを実行するためには、以下の条件を満たしている必要があります。
最新の完全バックアップが実行された時間より後に作成されたすべてのトランザクションログがある。
現存しているログファイルについて、その世代番号(E0nXXXXX.logの“XXXXX”の部分)が連続している。
データベースのパスを変更した直後に新しいバックアップが作成されている。
ESEUTIL /p(破損または損傷しているデータベースの修復)、ESEUTIL /d(データベースのデフラグ/圧縮)を実行した直後に新しいバックアップが作成されている。
ストレージグループにデータベースを追加または削除した直後に、ストレージグループに存在するすべてのデータベースのバックアップが作成されている。
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