ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.3 - Microsoft(R) Windows(R) 2000 -,- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 -, - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 -
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第9章 Exchangeデータベースのバックアップとリストア> 9.1 概要

9.1.2 Exchangeデータベースのリストア

富士通ストレージシステム ETERNUSのアドバンスト・コピー機能をVSSと連携させることにより、Exchangeデータベースのオンラインバックアップデータからのリストアを実現します。

■オンラインバックアップデータからのリストア

VSSと連携することによりオンラインバックアップデータからのリストアを行います。

Exchange 2007では元のパスとは異なる場所へリストアする機能が新たにサポートされましたが、本機能はAdvancedCopy Managerではサポートされません。すなわち、AdvancedCopy Managerで選択可能なリストア先は元のディスクのみです。

■OPC/EC/RECによる高速リストア

リストアにおいてもアドバンスト・コピー(OPC/EC/REC)を使用することによって、Exchangeサーバに負担をかけることなく、迅速な業務再開を実現します。

[図: Exchangeデータベースのリストアの処理]

※VSSではリストア処理のファイルコピーではプロバイダは使用されず、リクエスタが必要なファイルをリストアします。

リクエスタは既存機能(swsrpstartsync、swsrpmake)を使用してリストアを行います。

[図: スナップショット型リストア(OPCによるリストア)]

[図: 同期型リストア(EC/RECによるリストア)]

9.1.2.1 Point-in-timeリスト 

point-in-timeリストアでは、Exchange データベースとログファイルのリストアを行い、データベースをバックアップ時点の状態に復旧します。バックアップ後に作成されたデータはリストアされません。

9.1.2.2 ロールフォワードリスト 

ロールフォワードリストアでは、前回のバックアップデータと現在残っているトランザクションログを使用することにより、データベースを最新時点まで復旧します。この方式は、データベースは破損しているがログファイルは正常である場合に使用できます。データベースとログファイルが両方破損している場合は、使用できません。


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