ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.3 - Microsoft(R) Windows(R) 2000 -,- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 -, - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 - |
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第9章 Exchangeデータベースのバックアップとリストア | > 9.1 概要 |
富士通ストレージシステム ETERNUSのアドバンスト・コピー機能をVSSと連携させることにより、Exchangeデータベースの高速オンラインバックアップを実現します。
Exchangeデータベースのバックアップデータには、Exchangeデータベースを構成する以下のファイルのバックアップが含まれます。
EDBファイル/STMファイル(データベースファイル)
Exchange Server 2003の場合
EDBファイル/STMファイルの対でデータベースを構成します。各インフォメーションストアにEDBファイルとSTMファイルが1つずつ存在します。
Exchange Server 2007の場合
データベースはEDBファイルだけで構成されます(STMファイルは存在しません)。各インフォメーションストアにEDBファイルが1つ存在します。
LOGファイル(トランザクションログファイル)
トランザクションログが格納されています。ストレージグループごとに少なくとも1つ存在します。
CHKファイル(チェックポイントファイル)
トランザクションログのうち既にデータベースにコミット済みの最新のトランザクションを指すチェックポイントファイルです。ストレージグループごとに1つ存在します。
VSSと連携することによりExchangeデータベースのオンラインバックアップを行います。
バックアップはストレージグループ単位で行われます。メッセージングサービスを停止することなくバックアップ処理が実施されるため、バックアップ処理中もストアにアクセスすることができます。
バックアップデータの検証(ESEUTIL)やログ削除の処理は、オンラインバックアップ処理の一部として実施されるため、バックアップの実行後にこれらの作業を実施する必要はありません。
アドバンスト・コピー(OPC/EC、REC、QuickOPC)により、Exchangeサーバに負担をかけずに瞬時にバックアップを作成します。
アドバンスト・コピーはETERNUS/GR用ハードウェアプロバイダにより実行されます。(※)。
ストレージグループの構成ファイル(*.edb、*.stm、*.log、*.chk)がバックアップボリュームにコピーされます。
※本機能ではETERNUS/GR用ハードウェアプロバイダだけを使用し、他社のプロバイダは使用しません。
本機能ではRECを以下の動作モードで実行します。
転送モード=同期
Splitモード=Automatic Split
Recoveryモード=Automatic Recovery
Exchange 2007の場合、EC/RECによるバックアップはサポートされません。
VSSのシャドウコピーのトランスポート(輸送)機能を使用することにより、バックアップサーバに接続されたディスク上にバックアップ(シャドウコピー)を作成します。これにより、Exchangeサーバに負荷をかけることなくテープへのバックアップを行うことができます。
サーバ |
コンポーネント |
説明 |
---|---|---|
Exchangeサーバ |
Exchangeライタ |
Exchangeライタ。 |
ACMリクエスタ |
ACMが提供するExchange用リクエスタ。Exchangeのバックアップ/リストア機能を提供します。 |
|
ETERNUSプロバイダ |
ETERNUS/GR用ハードウェアプロバイダ。アドバンスト・コピー機能(OPC/EC、REC、QuickOPC)によるシャドウコピー作成機能を提供します。 |
|
バックアップサーバ |
ESEUTIL |
Exchangeデータベースの整合性検証・修復ユーティリティ。 バックアップデータの整合性確認のため、ACMリクエスタによって使用されます。 |
ACMリクエスタ |
ACMが提供するExchange用リクエスタ。Exchangeサーバ上のACM リクエスタからの指示によりシャドウコピーの管理(状態確認、削除)を行います。 |
|
ETERNUSプロバイダ |
ETERNUS/GR用ハードウェアプロバイダ。コピー先ディスク(LUN)の管理を行います。 |
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