ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.3 - Microsoft(R) Windows(R) 2000 -,- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 -, - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 -
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第5章 バックアップ運用(Symfoware)> 5.4 事前準備

5.4.7 デバイスの運用種別設定

バックアップを行いたいSymfowareのデータベーススペースを構築したパーティションを業務ボリューム、バックアップ先となるボリュームをバックアップボリュームとして定義します。

■業務ボリュームの設定

デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)を用いて、バックアップを行いたいSymfowareのデータベーススペースを構築したパーティションを、業務ボリュームとして定義します。

ロググループの場合は、ロググループに含まれるすべてのデータベーススペースが配置されているパーティションを、それぞれ個別に業務ボリュームとして登録する必要があります。ひとつでも登録から漏れるとAdvancedCopy Managerは登録から漏れたデータベーススペースをバックアップすることができず、データベースのリカバリ時に表間のリレーションの整合性が保てなくなります。

Symfowareのデータベーススペースが設定されていないデバイスを、Symfoware用の業務ボリュームとして設定することはできません。

Symfoware用の業務ボリュームに割り当てられたRDBシステム名やデータベーススペース名、ロググループ名等を変更した場合は、以下の手順で業務ボリュームとして登録しなおしてください。
  1. 既に登録した業務ボリュームのバックアップ履歴情報を履歴情報削除コマンドですべて削除します。

  2. 既に登録した業務ボリュームのバックアップポリシーをすべて削除します。

  3. デバイス情報設定コマンドを使用して業務ボリュームの登録から削除します。

  4. 再度、Storageサーバ配下のデバイス情報の取り込みを行います。

  5. デバイス情報設定コマンドを使用して業務ボリュームとして登録しなおします。

ロググループに含まれる業務ボリュームを登録から削除する場合は、その業務ボリュームのバックアップポリシーおよびバックアップ履歴情報をすべて削除してから、業務ボリュームの登録から削除してください。

SDXオブジェクト上に配置されたSymfowareデータベーススペースはサポートしていません。
ボリュームを業務ボリュームとして設定するためには、考慮すべき点がいくつかあります。詳細については、「全般的な注意事項」を参照してください。

■バックアップボリュームの設定

デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)を用いて、バックアップ先とするバックアップボリュームを設定してください。既にバックアップボリュームを登録してある場合は、この操作は不要です。

バックアップ管理が必要とするバックアップボリュームの本数については、「バックアップボリュームの準備」を参照してください。

バックアップボリュームとして登録したパーティション(パーティション)の構成などを変更する場合は、構成を変更する前に一旦バックアップボリュームの登録から削除し、構成変更後に再度Storageサーバ配下のデバイス情報の取り込みを行ってから、デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)で登録し直す必要があります。

ボリュームを業務ボリュームとして設定するためには、考慮すべき点がいくつかあります。詳細は、「全般的な注意事項」を参照してください。

バックアップボリュームは、業務ボリュームと同じサイズである必要があります。

ドライブ文字またはマウントポイントの割り当てられているデバイスはバックアップボリュームに設定できません。

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