Interstage Portalworks 管理者ガイド
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付録B 参考情報

B.6 負荷分散運用について

Portalworksの利用時において利用者の人数が多く、アクセス頻度が高い場合、1台のPortalworksサーバでの運用では性能が劣化する場合があります。

このような場合、Portalworksをマルチワークユニットに配備したり、複数のサーバを構成し、Interstage Traffic Director と連携することにより、Portalworksの運用性を向上させることができます。

実際には、サーバマシンの増設の前段階として、マルチワークユニットの適用を検討します。運用するサーバマシンのスペックにもよりますが、ユーザの規模に応じて、以下のような運用形態が可能になります(なお、ユーザの規模は参考値であり、運用環境や、運用形態、アクセス頻度などにより異なります)。

シングルワークユニット構成

小規模ユーザ数運用での一般的な構成であり、1台のサーバ、1つのワークユニットで構成します。ユーザの規模は、500人以下を想定しています。

マルチワークユニット構成

中規模ユーザ数運用の場合の構成であり、1台のサーバ、複数のワークユニットで構成します。ワークユニットの数は、最大3個です。ユーザの規模は、1000人以下を想定しています。

Webブラウザからは同一URLとして認識されるため、ユーザが運用形態を意識する必要はありません。

マルチサーバ構成

大規模ユーザ数運用の場合の構成であり、複数のサーバ、複数のワークユニットで構成します。ワークユニットの数は、最大3個です。ユーザの規模は、1000人以上を想定しています。

Webブラウザからの要求は、ロードバランサーを経由して、各サーバに振り分けられます。Webブラウザからは同一URLとして認識されるため、ユーザが運用形態を意識する必要はありません。


ロードバランサーには、以下のような製品があります。

  • Interstage Traffic Director
  • IPCOMシリーズ

■負荷分散運用における留意事項

マルチワークユニット構成の場合

マルチサーバ構成の場合


下へB.6.1 負荷分散運用の設定

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