テストモードで運用するサブシステムに仮想時間を設定して、先のスケジュール実行を確認できます。
ただし、SE版では仮想時間の設定はできますが、サブシステムを利用したテストモード運用はできません。
テストモードで運用する方法について説明します。
操作手順
スケジュール情報の抽出/配付
本番運用しているサブシステムから抽出したスケジュール情報を、テストモード運用するサブシステムにポリシー配付します。ポリシー配付については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照してください。
仮想時間の設定
テストモードで運用するサブシステムに、仮想時間を設定します。仮想時間の設定は、[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[テストモード]シートで定義します。
図4.35 [ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[テストモード]シート
仮想時間が設定されている場合、システムの時間とのずれが表示されます。
仮想時間の設定を変更する場合に指定します。
仮想時間の日付と時間を設定します。過去の時間を設定することはできません。
仮想時間の設定を解除します。
ジョブの無効化
テストモード運用するサブシステムで、実際に実行してはいけないジョブを無効化します。無効化する方法については、“第7章 ジョブを操作する”を参照してください。
サービス/デーモンの再起動
ジョブスケジューラサービス/デーモンを再起動し、テストモードで運用します。
注意
年変わりをまたいだ仮想時間の設定について
年変わりをまたいだ仮想時間を設定した場合、テストモード運用時にはいったん、仮想時間で設定された年から3年分の起動日のカレンダに変更されます。この時、仮想時間の設定された年の前年までのカレンダは消去されます。
仮想時間でのテストモード運用を解除し、現在時刻に戻した時には、再度現在の年を含む3年分の起動日カレンダが作成されます。この時、仮想時間の設定時にいったん消去されたカレンダについては、その設定方法により、再作成時に、以前と同じカレンダに戻らない場合があります。
以下に、再作成される場合と再作成されない場合について示します。
自動生成されるカレンダ(起動日雛形や[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[起動日]シート等)で設定した起動日については、テストモード運用を解除した時に、以前と同じカレンダが自動作成されます。
[起動日]ウィンドウで個別に設定した起動日については、テストモード運用を解除した時に自動作成されません。個別に再度設定する必要があります。