[ジョブネットの新規作成/変更]ウィンドウで利用するジョブアイコンおよびカテゴリに、ユーザ定義のアイコンやカテゴリを利用することができます。作成したアイコンやカテゴリは、[ジョブネットの新規作成/変更]ウィンドウのアイコン選択域およびカテゴリ選択コンボボックスに表示されます。
ユーザ定義のアイコンやカテゴリは、Jobicon.iniファイルで定義します。
以下に、Jobicon.iniファイルについて説明します。
格納パス
Jobicon.iniファイルは、クライアント機能がインストールされているマシン上の以下の場所に格納します。
Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ¥Mpwalker.JM¥mpjmcl¥etc¥icon
記述形式
[カテゴリ名] JOB explain 説明文 iconID ID番号 jobname ジョブ名 parameter パラメタ jobcomment コメント iconPath ファイルパス ;
定義項目
64バイト以内で指定します。必須項目です。
アイコン選択域でマウスをしばらくアイコン上に置いた時に表示される説明文です。64バイト以内で記述します。
ユーザ定義のジョブを識別するためのIDです。1~100までの数値で指定します。異なる定義ジョブに同じID番号を割り当てることはできません。必須項目です。
ジョブとして起動するバッチファイル【Windows版】/シェルスクリプト【UNIX版】、コマンド、実行プログラム、Systemwalkerスクリプト、またはJCLを指定します。64バイト以内で指定します。仮名半角、ユーザ定義文字、全角スペースおよびダブルクォーテーションは使用できません。
コマンドに渡すパラメタです。1024バイト以内で指定します。全角スペースおよびダブルクォーテーションは使用できません。
[登録/監視-ジョブ]ウィンドウ-[基本情報]シートのコメント欄に表示されるコメントです。64バイト以内で指定します。全角スペースおよびダブルクォーテーションは使用できません。
アイコンのイメージファイルへのパスを指定します。“Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ¥Mpwalker.JM¥mpjmcl¥etc¥icon”配下にイメージファイルを格納した場合は、ファイル名のみ記述してください。それ以外の場所に格納した場合は、フルパスで指定してください。
指定できるイメージファイルの拡張子は、“ico”、“exe”または“dll”です。省略した場合は、コマンド実行のアイコンが設定されます。
入力規約
1行に1つの定義項目しか記述できません。
ジョブの記述は、1ジョブごとに“JOB”と“;”で囲んでください。
カテゴリ名を記述した後、カテゴリに登録するジョブを記述してください。
“#”で始まる行はコメントとみなされます。
定義例
以下に、“顧客データ更新”および“サーバログ回収”カテゴリにそれぞれ2つのジョブを、“その他の操作”カテゴリに1つのジョブを登録する場合の定義例を示します。
[顧客データ更新] JOB explain 川崎支部顧客データ更新 iconID 1 jobname c:¥copyData.exe parameter -p -l c:¥copylog -g Kawasaki jobcomment 川崎支部顧客データ更新 iconPath copyKawasaki.ico ; JOB explain 東京本部顧客データ更新 iconID 2 jobname c:¥updateData.exe parameter -g Tokyo jobcomment 東京本部顧客データ更新 iconPath update.ico ; [サーバログ回収] JOB explain 地方サーバ系ログ回収 iconID 3 jobname c:¥getlog -d -m 'Kawasaki Kyoto Tokyo' jobcomment 地方サーバログ回収 iconPath c:¥Getlog¥getlog.ico ; JOB explain 基幹系ログ回収 iconID 4 jobname c:¥getlogEx jobcomment 基幹系ログ回収 iconPath c:¥Getlog¥getlog.exe ; [その他操作] JOB explain 顧客データ操作 iconID 5 iconPath C:¥MyIcon¥opData.ico ;
注意事項
接続先のサーバがSystemwalker OperationMGR V10.0L21【Windows版】/V10.1【UNIX版】以前のバージョンの場合、利用することはできません。
登録できるカテゴリは100個までです。
1つのカテゴリに登録できるジョブは20個までです。
クライアント機能がインストールされているマシン上で設定します。
ユーザアイコン/カテゴリ定義情報は、定義情報を持つクライアント内でのみ有効となります。別クライアントでも同じように利用したい場合は、自マシンにあるSystemwalker Operation Managerインストールディレクトリ¥Mpwalker.JM¥mpjmcl¥etc¥iconフォルダ配下を、別クライアントの同じパス配下にコピーする必要があります。