いくつかのジョブネットをまとめて1つのグループとして登録することにより、グループ単位で起動/監視/操作することができます。グループへの登録方法およびグループ内ジョブネットの起動条件について説明します。
操作手順
[グループの新規作成]ウィンドウの表示
以下のいずれかの操作によって、[グループの新規作成]ウィンドウを表示します。
[Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの業務選択ウィンドウで、対象プロジェクトを選択します。次に[ファイル]メニューの[新規作成]から[グループ]を選択します(または、右クリックによるポップアップメニューの[新規作成]から[グループ]を選択します)。
[Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの[ツール]メニューから[グループ管理]を選択します。次に[グループの管理]ウィンドウの[ファイル]メニューから[新規作成]を選択します。[プロジェクトの選択]ウィンドウが表示されるので、グループを作成するプロジェクト名を指定します。
図4.30 [プロジェクトの選択]ウィンドウ
グループを新規作成するプロジェクト名を指定します。
図4.31 [グループの新規作成]ウィンドウ
[登録-ジョブネット]ウィンドウの表示
[グループの新規作成]ウィンドウで[配置モード]ボタンをクリックし、配置モード(アイコンをジョブフロー表示域に配置するモード)に切り替えます。(ジョブネットアイコンを選択した場合も、自動的に配置モードになります)
次に、ジョブフロー表示域で、マウスを使ってジョブネットを配置します。ジョブネットを配置すると、[登録-ジョブネット]ウィンドウ-[基本情報]シートが表示されます。
グループへのジョブネットの登録
[登録-ジョブネット]ウィンドウ-[基本情報]シートを使って、登録するジョブネットを選択します。
グループに登録するジョブネットの個数分、手順2、3を繰り返します。
図4.32 [登録-ジョブネット]ウィンドウ-[基本情報]シート
登録するジョブネットを選択します。
登録してあるジョブネットの起動時刻です。[起動時刻有効]を指定することにより、起動時刻を有効とすることができます。起動予定のあるグループ内のジョブネットのうち先頭のジョブネットは、この指定にかかわらず、起動時刻が有効となります。
ジョブネットの起動条件として、メッセージ事象が登録してあるかどうかが表示されます。
あり:
起動条件としてメッセージ事象が登録してあります。
なし:
メッセージ事象は登録されていません。
ジョブネット起動順序の設定
[グループの新規作成]ウィンドウのジョブフロー表示域でジョブネットを配置した後、[接続モード]ボタンをクリックして接続モードに切り替えます。接続モードの状態で、先行ジョブネットから後続ジョブネットへの接続線(矢印)を引いて、ジョブネットの起動順序を設定します。
プロジェクトへの保存
[ファイル]メニューの[名前を付けて保存]をクリックします。[名前を付けて保存]ウィンドウが表示されるので、“グループ名”および“グループ名称”を指定して[保存]ボタンをクリックします。グループがプロジェクトに保存されます。
図4.33 [名前を付けて保存]ウィンドウ
グループを保存するプロジェクトが表示されます。
グループ名を指定します。
グループ名称を指定します。
グループ情報の登録
以下のいずれかの操作によって、[グループのプロパティ]ウィンドウを表示します。
[Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの業務選択ウィンドウで、対象グループを選択します。次に[ファイル]メニューから[プロパティ]を選択します(または、右クリックによるポップアップメニューから[プロパティ]を選択します)。
[Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの[ツール]メニューから[グループ管理]を選択します。[グループの管理]ウィンドウで、対象グループを選択します。次に[ファイル]メニューから[プロパティ]を選択します(または、右クリックによるポップアップメニューから[プロパティ]を選択します)。
[グループのプロパティ]ウィンドウを使って、グループ情報(グループ名称/電源未投入時の処置)を登録します。
図4.34 [グループのプロパティ]ウィンドウ
グループ名称を指定します。
起動予定時刻にサーバの電源が未投入だった等の理由で、グループが起動できなかった場合、ジョブスケジューラのサーバ部の起動時に、グループを起動する場合に指定します。
注意
グループ内ジョブネットの起動条件
以下の条件をすべて満たした場合、ジョブネットは起動されます。なお、[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[基本情報]シートで指定した条件[電源未投入時の処置として電源投入時に起動]、および[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[メッセージ]シートで指定した条件[起動時刻の到来を待つ]は無視されます。
起動時刻が到来した(起動時刻が有効の場合)
メッセージ事象の起動条件が満たされた
先行ジョブネットが正常終了した
注意
グループ内ジョブネットの待ち合わせ条件について
グループ内の先行ジョブネットのあるジョブネットが[起動時刻有効]となっている場合、[メッセージ]シートの[起動時刻の到来を待つ]の指定にかかわらず、先行ジョブネットの正常終了、およびメッセージ事象の発生と起動予定時刻の到来を待ち合わせます。
注意
グループの起動時刻について
グループを登録した時にすでに起動予定時刻が過ぎていた場合は、本日は起動済みとみなし、当日のスケジュールは行われません。登録した情報は、翌日以降に有効となります。
起動済みのグループ(上記の操作により起動済みとみなされた場合を含む)は、起動時刻を変更しても、当日のスケジュールは行われません。変更した情報は、翌日以降に有効となります。