記述形式
stemregservice {-reg サービスのログオンアカウント名 | -del} [-sys サブシステム番号] |
機能説明
スケジュール分散機能のクラスタ用サービス(“Systemwalker MpStemn”サービス)の登録/削除を行います。クラスタ環境構築において、スケジュール分散機能を使用する場合に使用します。
オプション
-reg サービスのログオンアカウント名
スケジュール分散機能のクラスタ用サービスを登録します。サービスのログオンアカウントは、本製品インストール時に指定したアカウントを推奨します。
異なるアカウントを指定する場合、以下のすべての条件を満たすアカウントを指定してください。
ローカルコンピュータのAdministratorsグループに所属していること
以下のユーザの権利が与えられていること
“サービスとしてログオン”権限
“オペレーティングシステムの一部として機能”権限
“クォータの増加”(Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EEまたはWindows Server 2008の場合、“プロセスのメモリ クォータの増加”)権限
“プロセス レベル トークンの置き換え”権限
無期限パスワードが設定されていること
空白を含まない名前/パスワードであること
-del
スケジュール分散機能のクラスタ用サービスを削除します。
-sys サブシステム番号
サービスの登録/削除を行うサブシステム番号を0から9の範囲で指定します。省略時は、サブシステム0が対象となります。
復帰値
正常終了
異常終了
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ¥mpwalker.jm¥bin |
実行に必要な権限/実行環境
Administratorsグループに所属したユーザで、“オペレーティングシステムの一部として機能”の権利を有するユーザが必要です。
注意事項
本コマンドを実行すると、サービスのログオンアカウントのパスワードの入力が必要となります。
使用例
サブシステム0のスケジュール分散機能のクラスタ用サービスを作成する場合
stemregservice.exe -reg systemwalker -sys 0 |
サブシステム0のスケジュール分散機能のクラスタ用サービスを削除する場合
stemregservice.exe -del -sys 0 |
実行結果/出力形式
正常終了 : MpStem: INFO: stemregservice.exe exited normally.
異常終了 : エラー内容が標準出力に表示されます。