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第2章 Javaソースを可視化しながらアプリケーションを開発する> 2.2 開発の手順> 2.2.3 Javaソースを可視化する

2.2.3.1 アプリケーションの構造を表示する

クラス図を利用して、Javaアプリケーションを構成するパッケージ、クラス、インタフェース、および列挙型(以降、これらをソース要素と表記します)を可視化できます。また、可視化したソース要素間に存在する以下の関係も可視化できます。

Javaのextendsキーワードで関連付けられるソース要素間の関係です。以下のJavaソースの場合は、クラスC1とクラスC2に拡張関係があります。
public class C1 extends C2 {
     :
     :
}
Javaのimplementsキーワードで関連付けられるソース要素間の関係です。以下のJavaソースの場合は、クラスC1とインタフェースI1に実装関係があります。
public class C1 implements I1 {
     :
     :
}
ソース要素と、そのソース要素内で定義されるフィールド間の関係です。以下のJavaソースの場合は、クラスC1とクラスC2に関連関係があります。
public class C1 {
   public C2 field1;
     :
     :
}

クラス図を新規作成する手順を以下に示します。

[プロジェクトの構成]ダイアログボックスで[クラス図ファイルを追加する]をチェックした場合は、クラス図が自動的に作成されてプロジェクトに追加されています。
  1. [パッケージ・エクスプローラー]ビューで、Javaソースを可視化するために作成したプロジェクトを選択します。
  2. コンテキストメニューから、[新規] > [その他]を選択します。[新規]ダイアログボックスが表示されます。
  3. [モデリング] > [クラス図]を選択して[次へ]をクリックします。[新規クラス図]ダイアログボックスが表示されます。
  4. [ファイル名]に作成するクラス図の名前を入力して[終了]をクリックします。クラス図ファイルが作成され、自動的に開かれます。

クラス図上でソース要素を可視化する手順を以下に示します。

  1. [パッケージ・エクスプローラー]ビューで、可視化したいソース要素を選択します。複数選択することもできます。
  2. 選択したソース要素をドラッグして、クラス図の台紙部分にドロップします。選択したソース要素とソース要素間の関係が可視化されます。

    関連関係を可視化するには、可視化したソース要素上でフィールドを選択し、コンテキストメニューから、[フィルター] > [関連として表示]を選択します。

クラス図を利用したアプリケーション構造の可視化に関する詳細については、以下のオンラインヘルプを参照してください。


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