Interstage Studio プログラマーズガイド
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第4部 ワークベンチ利用編> 第13章 プロジェクトをビルド・デバッグ・実行する> 13.2 プロジェクトをデバッグする

13.2.8 デバッガを起動する(COBOLの場合)

起動構成との組み合わせで、各アプリケーションのローカルデバッグとリモートデバッグをサポートします。

+起動構成

以下に、デバッグを開始するまでの手順を説明します。

  1. デバッグするアプリケーションに対応した起動構成を作成します。
  2. 起動構成に必要な情報を設定します。
  3. デバッグを開始します。

起動構成の種別により、起動構成の作成方法が異なります。
起動構成による違いについて、説明します。

作成した起動構成は、デバッグ時に毎回作成する必要はありません。
同じ起動構成でデバッグする場合は、[構成およびデバッグ]ダイアログボックスの[構成]から作成した構成ファイルを選択し、[デバッグ]をクリックしてデバッグを開始してください。ツールバー上のデバッグアイコンの▼部分をクリックして、作成したときに[名前]に指定した名前を選択することで素早くデバッグを開始することもできます。

++COBOLアプリケーション起動構成を使う

作成したCOBOLアプリケーションをデバッグする場合、起動構成はCOBOLアプリケーションを使用します。

  1. メニューバーから[実行] > [構成およびデバッグ]を選択し、[構成およびデバッグ]ダイアログボックスを表示します。
  2. [構成およびデバッグ]ダイアログボックスより、[COBOLアプリケーション]を選択し、ダブルクリックします。
  3. 右のペインに表示された所定のフィールドにそれぞれの値を指定します。
    [名前]には、任意の名前を指定します。たとえば、プロジェクトの名前を指定します。[メイン]タブでは、以下の値を指定します。
    [プロジェクト名]:プロジェクトの名前を指定します。
    [実行ファイル]:起動する実行ファイルを指定します。
    [作業フォルダ]:実行時のカレントフォルダを指定します。
    [プログラム引数]:実行ファイルに渡すプログラム引数などを指定します。
    その他のタブについても必要に応じて値の指定、変更を行います。
  4. [デバッグ]をクリックして、デバッグを開始します。

++リモートCOBOLアプリケーション起動構成を使う

リモートCOBOLアプリケーション起動構成を使うことにより、サーバ上でビルドしたCOBOLアプリケーションをワークベンチからデバッグすることができます。また、アタッチデバッグを使用することによりワークベンチから直接実行できないCOBOLアプリケーションおよびCORBAサーバアプリケーションをデバッグすることができます。

  1. メニューバーから[実行] > [構成およびデバッグ]を選択し、[構成およびデバッグ]ダイアログボックスを表示します。
  2. [構成およびデバッグ]ダイアログボックスより、[リモートCOBOLアプリケーション]を選択し、ダブルクリックします。
  3. 右のペインに表示された所定のフィールドにそれぞれの値を指定します。
    [名前]には、任意の名前を指定します。たとえば、プロジェクトの名前を指定します。
    [メイン]タブでは以下の値を指定します。
    1. 通常デバッグの場合
      [プロジェクト名]:プロジェクトの名前を指定します。
      [サーバ名]:リモートデバッグで使用するサーバ情報の名前を指定します。
      [ポート番号]:サーバとの通信で使用するリモートデバッガコネクタのポート番号を指定します。
      [デバッグ方法]:[通常デバッグ]を指定します。
      [実行ファイル]:起動する実行ファイルを指定します。
      [作業フォルダ]:実行時のカレントフォルダを指定します。
      [プログラム引数]:実行ファイルに渡すプログラム引数などを指定します。
      その他のタブについても必要に応じて値の指定、変更を行います。
    2. アタッチデバッグの場合
      [プロジェクト名]:プロジェクトの名前を指定します。
      [サーバ名]:リモートデバッグで使用するサーバ情報の名前を指定します。サーバ名に[ローカルマシン]を指定することによって、ローカルPC上のCOBOLアプリケーションをアタッチデバッグすることができます。
      [デバッグ方法]:[アタッチデバッグ]を指定します。
      その他のタブについても必要に応じて値の指定、変更を行います。
  4. [デバッグ]をクリックして、デバッガを起動します。
  5. アタッチデバッグの場合は、デバッグするプログラムを起動します。アタッチデバッグするプログラムは、デバッガにプログラムの起動を通知するために環境変数を設定する必要があります(ローカルPC上のプログラムをアタッチデバッグする場合は環境変数の設定は不要です)。

++CORBAワークユニット起動構成を使う

CORBAワークユニット起動構成を使うことにより、ローカルPC上のCORBAサーバアプリケーションをデバッグすることができます

  1. メニューバーから[実行] > [構成およびデバッグ]を選択し、[構成およびデバッグ]ダイアログボックスを表示します。
  2. [構成およびデバッグ]ダイアログボックスより、[CORBAワークユニット]を選択し、ダブルクリックします。
  3. 右のペインに表示された所定のフィールドにそれぞれの値を指定します。
    [名前]には、任意の名前を指定します。たとえば、プロジェクトの名前を指定します。
    [メイン]タブでは以下の値を指定します。
    [CORBAワークユニット名]:デバッグに使用するCORBAワークユニット名を指定します。
    [起動前に配備する]:資産を自動的に配備する場合チェックします。
    [配備するプロジェクト名]:プロジェクトの名前を指定します。
    その他のタブについても必要に応じて値の指定、変更を行います。
  4. [デバッグ]をクリックして、デバッガを起動します。

CORBAワークユニットの作成

CORBAワークユニット起動構成を使ってデバッグを行うためには、[構成およびデバッグ]ダイアログボックスの[メイン]タブの[CORBAワークユニット名]に指定するCORBAワークユニットがInterstage Application Serverに作成されている必要があります。CORBAワークユニットはInterstage管理コンソールで作成します。


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