Interstage Studio プログラマーズガイド
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第4部 ワークベンチ利用編> 第9章 ユーザインタフェースを作成する> 9.9 アテンションを定義する

9.9.1 アテンションの使いかた

アテンションは、以下の手順で定義します。

  1. アテンション定義

    Javaフォーム定義のメニューバーから[ツール] > [アテンション定義]を選択し、アテンション定義を起動します。ここで、アテンション名を定義します。
    AWTボタン(Button)またはSwingボタン(JButton)をフォーム上に配置すると、自動的にそのBean名でアテンションが定義されます。

  2. アテンション受け取り処理の定義

    アテンションが発生したときの処理を記述します。この処理をアテンションハンドラと呼びます。アテンション定義の画面で[アテンション処理定義]をクリックして処理を記述します。アテンションハンドラは、フォームクラス内に以下のシグネチャをもつメソッドとして生成されます。このメソッドに対して、Javaエディタから直接処理を記述することもできます。

    public boolean processAttention_アテンション名()

    アテンションハンドラでは、アテンションを処理した場合はtrue、処理しなかった場合はfalseを復帰値と返します。

アテンションは、Beanのアクションイベント(action-actionPerformed)ハンドラをもとに発生します。具体的には、アクションイベント(action-actionPerformed)ハンドラの中に記述されるdefaultEventProcメソッド内の処理でアテンションを発生させています。そのため、アクションイベント(action-actionPerformed)ハンドラをカスタマイズするときに、defaultEventProcメソッドを削除するとアテンションが発生しなくなります。defaultEventProcメソッドの削除には注意してください。

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