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PowerSORT Workstation V6.0  ユーザーズガイド

1.3 プログラム修正一覧

以前のバージョン・レベルからの障害修正に関する情報を記載します。
なお、発生V/Lは障害が発生する最も古いバージョン・レベル、修正V/Lは障害を修正したバージョン・レベル、P番号は障害を一意に示す番号です。

項番

発生V/L

修正V/L

P番号

現象

1

V4.0L10

V5.0L10

以下の条件のとき、PowerSORTがアプリケーションエラーとなることがある問題を修正しました。

1) BSORT関数を使用したC言語のアプリケーションを作成し実行している。かつ、

2) BSRTPRIM構造体のmemory_addrメンバーで、PowerSORTが使用する作業域のアドレスを指定している。かつ、

3) BSRTPRIM構造体のmemory_sizeメンバーで指定した作業域の大きさが4の倍数でない、または指定できる最大値(2147482624)を超えている。

2

V4.0L10

V5.0L10

以下の条件のとき、PowerSORTの出力結果が異常になることがある問題を修正しました。

1) テキストファイル指定である。かつ、

2) キーフィールド、または選択フィールドのデータ形式にUnicode UCS-2形式を指定している。かつ、

3) キーフィールド、または選択フィールドの操作に、'b'、またはBSOPT_Bを指定している。かつ、

4) キーフィールド、または選択フィールドが空白、またはタブである。かつ、

5) キーフィールド、または選択フィールドの後ろに空白、またはタブのデータが存在する。

3

V4.0L10

V5.0L10

以下の条件のとき、PowerSORTが「PowerSORTの処理で内部論理の矛盾を検出しました(qha5term-72).」というメッセージを出力してエラー終了することがある、またはPowerSORTの出力結果が異常になることがある問題を修正しました。

1) テキストファイル指定である。かつ、

2) キーフィールド、または選択フィールドのデータ形式にUnicode UCS-2形式を指定している。かつ、

3) キーフィールド、または選択フィールドの操作に、'n'、またはBSOPT_Nを指定している。かつ、

4) キーフィールド、または選択フィールドに数字を含まないレコードが存在する。かつ、

5) レコードの先頭に'9'(Big Endianでは0x0039、Little Endianでは0x3900)より大きなデータが存在する。

4

V4.0L10

V5.0L10

以下の条件のとき、PowerSORTの出力結果が異常になることがある問題を修正しました。

1) レコード選択機能を指定している。かつ、

2) 選択フィールドのデータ形式に外部10進数を指定している。かつ、

3) 入力ファイルのコード系にASCIIコード系(Micro Focus COBL形式、COBOL/2形式)を指定している。

5

V4.0L10

V5.0L10

PG46785

以下の条件のとき、PowerSORTのレコード選択機能の結果が異常になる問題を修正しました。

1) バイナリファイル指定である。かつ、

2) 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式、またはUTF-8形式)である。かつ、

3) レコード選択機能を指定している。かつ、

4) 選択フィールドのデータ形式に外部10進数(zdl)、前置オーバパンチ符号付数字(alo)、後置オーバパンチ符号付数字(ato)のいずれかを指定している。

6

V4.0L10

V5.0L10

以下の条件のとき、PowerSORTが出力する「テキストファイルで入力コード系にEBCDICコード系を指定してます.」というエラーメッセージを修正しました。

1) BSORT関数を使用したC言語のアプリケーションを作成し実行している。かつ、

2) テキストファイル指定である。かつ、

3) 入力ファイルのコード系にEBCDICコード系を指定している。

7

V4.0L10

V5.0L10

以下の条件のとき、PowerSORTがアプリケーションエラーとなることがある問題を修正しました。

1) PowerSORT GUIを使用している。かつ、

2) レコード選択機能を指定している。かつ、

3) 選択フィールドを3つ以上指定し、フィールド組み合わせを個別指定としている。かつ、

4) フィールド組み合わせにおいて、括弧、論理積(&)および論理和(|)を使用した論理式を指定している。

8

V4.0L10

V5.0L10

以下の条件のとき、PowerSORTが「再編成フィールドが存在しないレコードが入力されました.」というメッセージを出力してエラー終了することがある問題を修正しました。

1) ソート機能、またはマージ機能を指定している。かつ、

2) テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

3) レコード再編成機能を指定している。かつ、

4) 再編成フィールドの記述形式が "pos.END" 以外である。

9

V4.0L10

V5.0L10

以下の条件のとき、PowerSORTが「ストリングが並んでいません.」というメッセージを出力してエラー終了することがある(注1)、または出力結果が異常になることがある(注2)問題を修正しました。

1) ソート機能、またはマージ機能を指定している。かつ、

2) バイナリファイル、可変長レコード形式を指定している。かつ、

3) レコード再編成機能を指定している。かつ、

4) 再編成フィールドの記述形式が "pos.END" である。

注1) マージ機能を指定している場合に発生することがあります。

注2) ソート機能を指定している場合に発生することがあります。

10

V4.0L10

V5.0L10

PG45790

以下の条件のとき、PowerSORTの出力結果が異常になる(ファイルの先頭にBOMが出力されない)ことがある問題を修正しました。

1) テキストファイル指定である。かつ、

2) 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式、またはUTF-8形式)である。かつ、

3) 入力ファイルの先頭にBOMが存在する。かつ、

4) 環境変数のBSORT_UNICODEBOMにONを指定している、または環境変数のBSORT_UNICODEBOMが省略されている。かつ、

5) 出力件数が0件である。

11

V4.0L10

V6.0.0

PG61364

以下の条件のとき、PowerSORTの出力結果が異常になることがある問題を修正しました。
1) テキストファイル指定である。かつ、
2) キーフィールド、または選択フィールドのデータ形式にシフトJISコード(sji)を指定している。かつ、
3) キーフィールド、または選択フィールドの操作に'i'を指定している。

12

V4.0L10

V6.0.0

PG61365

以下の条件のとき、PowerSORTが「bsrtopen関数で指定したBSRTPRIM(keyoption2)に誤りがあります.」という不適切なエラーメッセージを出力する問題を修正しました。

1) bsortコマンドを使用している。かつ、

2) キーフィールドを指定していない。かつ、

3) テキストファイル指定である。かつ、

4) キーフィールドの操作に'w'と'N'を同時に指定している。

13

V4.0L10

V6.0.0

PG61368

以下の条件のとき、オプション指定の誤りが検出されず、指定されたオプションを無視して動作してしまうことがある問題を修正しました。

1) bsortコマンドを使用している。かつ、

2) -Pオプションの後ろに空白を置かずに処理定義ファイルを指定している。かつ、

3) 他のオプションを1つ指定している。

14

V4.0L10

V6.0.0

PG61369

以下の条件のとき、PowerSORTが出力するメッセージ内のエラー番号に誤りがあることがある問題を修正しました。

1) 入力ファイル、または出力ファイルのファイルシステムに富士通COBOLファイルシステムを指定している。かつ、

2) 富士通COBOLファイルシステムで何らかのエラーが発生した。

15

V4.0L10

V6.0.0

PG61370

以下の条件のとき、PowerSORTが出力する「An necessary PowerSORT working area cannot be secured.」というエラーメッセージを修正しました。

1) 英語環境でPowerSORTを使用している。かつ、

2) PowerSORTが必要とするメモリが割り当てられない。

16

V4.0L10

V6.0.0

PG61371

以下の条件のとき、PowerSORTが「再編成フィールドの指定に誤りがあります」というメッセージを出力してエラー終了する問題を修正しました。

1) bsortコマンドを使用している。かつ、

2) バイナリファイル指定である。かつ、

3) レコード再編成機能を指定している。かつ、

4) 再編成フィールドにおいて16進数による自己規定値の指定がある。かつ、

5) 再編成フィールドにおける自己規定値のデータ形式と入力ファイルのコード系の指定の組み合わせが以下のいずれかに該当する。

a) データ形式がASCIIである。かつ、入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式、またはUTF-8形式)である。

b) データ形式がUnicode UCS-2形式、またはUnicode UTF-8形式である。かつ、入力ファイルのコード系がASCIIコード系である。

17

V4.0L10

V6.0.0

PG61373

以下の条件のとき、PowerSORTが「再編成フィールドの指定に誤りがあります.」というメッセージを出力してエラー終了することがある問題を修正しました。

1) テキストファイル指定である。かつ、

2) レコード再編成機能を指定している。かつ、

3) 再編成フィールドに自己規定値を指定している。かつ、

4) 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)である。

18

V4.0L10

V6.0.0

PG61374

以下の条件のとき、再編成フィールドの指定の誤りが検出できず、PowerSORTの出力結果が異常になる問題を修正しました。

1) テキストファイル指定である。かつ、

2) 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)である。かつ、

3) レコード再編成機能を指定している。かつ、

4) 再編成フィールドの長さが2の倍数でない。または、テキストファイル固定フィールド指定のときに再編成フィールドの位置が2の倍数でない。

19

V4.0L10

V6.0.0

PG61375

以下の条件のとき、PowerSORTの出力結果が異常になることがある問題を修正しました。

1) テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

2) 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)である。かつ、

3) キーフィールド、選択フィールド、再編成フィールド、または集約フィールドを指定している。

20

V4.0L10

V6.0.0

PG61224

以下の条件のとき、PowerSORT GUIのレコード参照機能が動作しない問題を修正しました。

1) PowerSORT GUIを使用している。かつ、

2) 入力ファイル種別に富士通COBOLファイルを指定している。かつ、

3) 管理者権限で実行していない。または、インストールしている富士通COBOLがNetCOBOL for .NETである。

21

V4.0L10

V6.0.0

PG61693

以下の条件のとき、PowerSORTが指定のエラーを検出できない問題を修正しました。

1) BSORT関数を使用したC言語のアプリケーションを作成し実行している。かつ、

2) キーフィールドの指定を省略している。かつ、

3) BSRTPRIM構造体のkeyoptionにBS_CHARNUMを指定している。かつ、

4) BSRTPRIM構造体のkeyoptionにBS_NUMERIC、またはkeyoption2にBS_WCHRを指定している。

22

V4.0L10

V6.0.0

PG61694

以下の条件のとき、PowerSORTの出力結果が異常になることがある問題を修正しました。

1) BSORT関数を使用したC言語のアプリケーションを作成し実行している。かつ、

2) キーフィールドの操作にBSOPT_Nを指定している。

23

V4.0L10

V6.0.0

PG61695

以下の条件のとき、PowerSORTが「キーフィールドの指定に誤りがあります.」、または「選択フィールドの指定に誤りがあります.」というメッセージを出力してエラー終了する問題を修正しました。

1) BSORT関数を使用したC言語のアプリケーションを作成し実行している。かつ、

2) キーフィールドの操作にBSOPT_LNを指定している。または、選択フィールドの操作にBSOPT_Nを指定している。

24

V4.0L10

V6.0.0

PG62208

以下の条件のとき、PowerSORTが出力する「キーフィールド(※誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」というメッセージ内の“※誤りのあるフィールド番号”が不適切である問題を修正しました。

1) テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

2) 入力ファイルのレコード再編成機能を指定している。かつ、

3) 入力ファイルのレコード再編成機能の指定によりキーフィールドが存在しないレコードとなる。

25

V4.0L10

V6.0.0

PG62209

以下の条件のとき、PowerSORTの出力結果が異常になることがある問題を修正しました。

1) 入力ファイルが標準入力である。かつ、

2) 入力ファイルのコード系がUnicode UCS-2形式である。

26

V4.0L10

V6.0.0

PG61376

以下の条件のとき、PowerSORTの出力結果が異常になる(ファイルの先頭に余分なBOMが出力される)ことがある問題を修正しました。

1) マージ機能、またはコピー機能を指定している。かつ、

2) テキストファイル指定である。かつ、

3) 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式、またはUTF-8形式)である。かつ、

4) 出力ファイルが標準出力である。

27

V4.0L10

V6.0.0

PG61377

以下の条件のとき、PowerSORTが「ファイル(※入力ファイル名)からのレコード入力中にエラー(※補足情報)が発生しました.」という不適切なエラーメッセージ(注)を出力することがある問題を修正しました。

1) 入力ファイルのファイルシステムがシステムの標準ファイルシステムである。かつ、

2) 入力ファイルが以下である。

- バイナリファイルの場合、ファイルサイズが指定したレコード長の倍数でない。

- テキストファイルの場合、指定したレコード長より長いレコードが存在する。

- テキストファイル、かつ入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)の場合、レコード長が奇数であるレコードが存在する。

注) 補足情報が不適切

28

V4.0L10

V6.0.0

PG61696

以下の条件のとき、PowerSORTの出力結果が異常になることがある問題を修正しました。

1) テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

2) レコード集約機能を指定している。かつ、

3) 集約フィールドの出力形式に'd'を指定している。

29

V4.0L10

V6.0.0

PG61697

以下の条件のとき、入力ファイルのBOMの存在に関わらず、入力ファイルの先頭をBOMのバイト数分読み飛ばしてしまう問題を修正しました。

1) マージ機能、またはコピー機能を指定している。かつ、

2) テキストファイル指定である。かつ、

3) 入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式、またはUTF-8形式)である。かつ、

4) 入力ファイルが標準入力である。

30

V4.0L10

V6.0.0

PG62213

以下の条件のとき、PowerSORTが「集約フィールド(※異常が検出されたフィールド番号)の内部に不適切なコードが発見されたため,集約処理を中断します.」というメッセージを出力して集約処理を中断する問題を修正しました。

1) テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、

2) レコード集約機能を指定している。かつ、

3) 集約フィールドの出力形式を指定している。かつ、

4) 集約処理の対象とならないレコードの集約フィールド内に空白、またはタブが存在する。