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PowerSORT Server V6.0  ユーザーズガイド

B.9 PowerSORT VBXからの移行方法

PowerSORT OCXのプロパティは、PowerSORTカスタムコントロール(以降、PowerSORT VBX)のプロパティといくつかの違いがあります。以下に変更点と対応について説明します。

追加されたプロパティについて

値の指定方法が変更になったプロパティについて

その他のプロパティについて

その他のプロパティにも型の変更がありますが、PowerSORT VBXのプロパティ指定と同じように指定することが可能です。

記述例

1) DisposalNumberプロパティ、Actionメソッドについて

PowerSORTの実行部分において、PowerSORT VBXでは以下のようにしてPowerSORTを実行しました。

object.Action = 0

PowerSORT OCXでは以下のようにDisposalNumberプロパティでどの処理を行うかを指定した後、Actionメソッドを呼びます。

object.DisposalNumber = 0
object.Action

2) FieldDefinitionプロパティについて

PowerSORT VBXのFieldDefinitionプロパティは、設定値にFALSE、またはTRUEで指定しました。

object.FieldDefinition = TRUE

PowerSORT OCXでは0、または1を指定してください。

object.FieldDefinition = 1

3) CollationOrderプロパティについて

キーフィールドの照合順序の指定において、複数バイトが混在しても文字単位に比較する場合、PowerSORT VBXでは以下のようにContainWideCharプロパティで指定していました。

object.ContainWideChar = TRUE

PowerSORT OCXでは、CollationOrderプロパティに1を設定します。

object.CollationOrder = 1

また、符号を含む数字を算術的に扱う場合、PowerSORT VBXでは以下のようにCompareAsNumberプロパティで指定していました。

object.CompareAsNumber = TRUE

PowerSORT OCXでは、CollationOrderプロパティに2を設定します。

object.CollationOrder = 2

この結果、PowerSORT VBXのContainWideCharプロパティとCompareAsNumberプロパティは、PowerSORT OCXでは同時に指定できなくなりました。